【2027年】薄味のおせち通販おすすめ6選!上品な京風の味で選ぶ
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
「去年のおせち、どれもしょうゆの味しかせえへんかった」
「親が年をとって、濃い味が食べられへんようになってきた」
おせちの季節になると、こういう声をよく聞きます。
ただ、通販のおせちに「薄味」と書いた商品はまずありません。匠本舗の66商品を見ても、商品名に「薄味」も「減塩」も付いていませんでした。
じゃあ、何を見て選べばええのか。
この記事では、匠本舗が公開している原材料表を使って、55商品・約2,900の料理を名前で仕分けました。だしで炊いた料理がどれだけあって、濃い味の料理がどれだけ混ざっているか。数えてみると、「京都監修」の看板だけでは分からない差が出てきます。
塩分の数字そのものは減塩・無添加おせちの記事、甘さは甘くないおせちの記事で書いています。ここで扱うのは、だしの効いた上品な味、いわゆる京風・関西の味つけです。
目次
「薄味」は塩が少ないこと、とは限らない
最初に、ちょっとややこしい話をさせてください。
ぼくも食品の仕事を始めたころは、「関西の料理は薄味やから塩が少ない」と思い込んでいました。ところが、ちゃうかったんです。
関西の煮物でよく使う淡口(うすくち)しょうゆは、色が薄いだけで、塩分は濃口より多い。文部科学省の食品成分表で見ると、100gあたりの食塩相当量はこうなります。

うすくちしょうゆが16.0g、こいくちしょうゆが14.5g。色の薄いほうがしょっぱいんです。
京風の「薄味」は、塩を減らした味ではなく、色と香りを控えめにした味
じゃあ京風の煮物は塩辛いのかというと、そうでもない。昆布やかつおのだしをたっぷり含ませて、しょうゆの色と香りを前に出さずに仕上げる。だから口に入れたとき、しょうゆより先にだしの味がする。これが「薄味」と感じる正体やと、ぼくは考えています。
もうひとつ、みそは話が逆になります。西京焼きに使う白みそのような甘みそは6.1gで、淡色辛みその半分ほど。京都のおせちに西京焼きが多いのは、このあたりの好みとも関係していそうです。
参考:食品成分データベース うすくちしょうゆ(文部科学省)・こいくちしょうゆ・甘みそ・淡色辛みそ
つまり、塩分を数字で減らしたい人と、だしの効いた上品な味が好きな人では、選ぶおせちが変わります。前者なら塩分の公表値がある商品を選ぶほうが確実です。この記事は後者の人向けに進めます。
お品書きで見分ける、だしの料理と濃い味の料理
おせちの味は、届くまで分かりません。でも、お品書きの料理名にはかなりヒントがあります。

だしの料理の代表は、含め煮・煮びたし・湯葉・生麩・高野豆腐。「含め煮」は、だしの中で静かに炊いて、味を中までしみ込ませる煮物です。煮詰めないので、色も味も淡く仕上がります。
反対に、田作り・佃煮・松前漬け・照り焼き・しぐれ煮は、しょうゆと砂糖を煮詰めたり漬け込んだりする料理。日持ちさせる知恵から生まれたものが多く、1切れでもしっかり味がします。松前漬けやいくらの塩分が多いことは、おせちの塩分一覧で100gあたりの数字にしています。
匠本舗55商品を数えてみた
この分け方で、匠本舗の原材料表に載っている55商品を全部数えました。同じ料理を別の段にも入れている「(重複)」は外しています。
濃い味の目印になる料理が全体に占める割合は、55商品の平均で8.6%。ほとんどのおせちは、10品に1品くらい濃い味の料理が混ざっている計算です。
意外やったのは、京都の店が監修していても、この割合がばらばらだったこと。京都監修の中でいちばん高い商品は16.7%で、6品に1品が濃い味の料理でした。
「京都監修」の文字より、お品書きの料理名のほうが味を正直に語る
ちなみに、甘露煮は少し迷いました。栗や金柑の甘露煮は砂糖の甘さが主役で、しょうゆの濃さとは別の話。なので魚や海老の甘露煮だけを濃い味の側に入れ、果物や豆の甘露煮は数えていません。
京都・関西の店が監修したおせちから選ぶ理由
匠本舗には、京都・大阪・兵庫の店が監修したおせちが38商品あります。この記事では、その中から選びました。
関西の店に絞ったのは、だしの料理が多いだけでなく、監修の店そのものが「だしの味」を看板にしているからです。
たとえば、先斗町の「ふじ田」は商品ページで、こんぶとかつおを黄金比率で合わせた出汁を大切にしていると書いています。祇園の「華舞」のおせちの商品説明には、素材の味を活かした繊細で優しい味わいという言葉が並びます。
ここで、ちょっと脱線させてください。
何年か前、会社で年末用の煮物を試食したときのことです。淡口で炊いた高野豆腐を、関東出身の後輩がひと口食べて「これ、味ついてます?」。
冷蔵庫から出したばかりで、たしかに冷たかったんです。10分ほど置いてからもう一度食べさせたら、「あ、だしの味がする」。ってなんでやねん、さっきと同じもんやで、と笑いましたが、薄味の料理は冷たすぎると損をする、というのはそのとき覚えました。
おせちの口コミにも、「温めて食べないので、湯葉などの煮物が物足りなく感じた」という声がありました。届いたおせちを温めてよいか、どの料理をそのまま食べるかは、おせちは温める?で料理ごとにまとめています。
順位の付け方
並べ方は、こうしました。
- 候補:京都・大阪・兵庫の店が監修した38商品のうち、「だしの料理の数」から「濃い味の目印の数」を引いて5以上になった6商品
- 順位:濃い味の料理の割合が低い順
- 口コミで調整:匠本舗の「お客様の声」を読み、「味が濃い」「しょっぱい」の声が「薄味」の声より多かった商品は最後に回した
- 価格:2026年10月19日に商品ページで確認した税込価格(送料無料)
数え方は料理名による当サイトの分類で、塩分を測ったものではありません。そこは割り引いて読んでください。
口コミは、件数の多い商品は新しい順に100件まで読みました。前のシーズン以前の声も一緒に表示されていて、中身が今年と違う年の感想も混ざります。
もうひとつ。京風おせちの定番として京風おせち7選で1位にした清新は、だしの料理が8品ある一方で、鰤照煮・牛肉牛蒡時雨煮・松前漬・田作なども入っていて、割合は13.3%。京都の伝統の品をそろえると、濃い味の祝い肴も入ってくる。今回の物差しでは6選に入りませんでした。
薄味のおせち6選を表で並べる
まずは6つを表で並べておきます。
| おせち | 濃い味の割合 | 人前 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 1位 双の舞 | 3.7% | 約5人前 | 29,980円 |
| 2位 福の舞 | 4.9% | 約3〜4人前 | 20,000円 |
| 3位 夢の舞 | 5.1% | 約5人前 | 14,800円 |
| 4位 華寿安 | 5.8% | 約5〜6人前 | 23,000円 |
| 5位 皐撰 | 8.8% | 約5〜6人前 | 24,800円 |
| 6位 富の舞 | 5.3% | 約4〜5人前 | 22,800円 |
匠本舗の商品ページ・原材料表(2026年10月19日確認・税込・送料無料)。夢の舞・富の舞は届く日を指定しない場合の価格。華寿安・皐撰は10月31日までの早割価格。双の舞・福の舞は早割の段階がない価格。濃い味の割合は当サイトが料理名で数えたもの。

6つのうち4つが、祇園の華舞の監修でした。華舞のおせちは、ほたるいか早煮・湯葉・もずくの煮浸し・高野豆腐の含め煮といった炊き物が、どの商品にも共通して入っています。華舞の5品の違いは華舞のおせちの記事で詳しく比べています。
薄味のおせちおすすめランキング
1位 双の舞 濃い味の品が2つだけの二段重
向いてる人:5人前後で、だしの炊き物が多い上品な味のお重を、横に広い二段で囲みたい家
祇園の華舞が監修した、横長の特大二段重です。54品のうち、濃い味の目印になる料理は松前漬けといくら醤油漬けの2つだけ。割合は3.7%で、関西監修の38商品の中でいちばん低い数字でした。
だしの料理は、若炊き公魚・ほたるいか早煮・湯葉生姜煮・もずくの煮浸し・梅花人参含め煮・高野豆腐含め煮・梅麩の7品。商品ページでも、ほたるいかは「旨味の効いただしで炊き上げ」、湯葉は生姜を合わせた「特製のだしでじっくり炊き上げ」と書かれています。
口コミ77件の中には、「おせちというと味が濃い物が多いので飽きるのですが、素材の味を活かしていて気に入った」という声がありました。
京都祇園「華舞」監修特大二段重 双の舞【655】(約5人前・二段重54品目・冷蔵)
- 価格 29,980円
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。早割の段階はなし。届くのは12月29〜31日のどれか(選べない)。口コミ77件・平均4.4
- 向いてる人:5人前後で、だしの炊き物が多い上品な味のお重を、横に広い二段で囲みたい家
- 気をつけたい点:6つの中でいちばん高い。口コミには「お肉系が少ないので若い人には物足りないかも」「お酒の肴という印象」という声もある
- しゅんのひとこと:1人前あたり5,996円。味の数字では文句なしの1位ですが、肉料理が欲しい家は2位以下も見てください
2位 福の舞 3〜4人で京風を試せる三段重
向いてる人:3〜4人で、だしの含め煮や湯葉が多い京風の三段重を手頃に用意したい家
同じく華舞の監修で、41品の三段重。濃い味の目印は松前漬けといくら醤油漬けの2つで、割合は4.9%です。
だしの料理は、ほたるいか早煮・高野豆腐含め煮・梅花人参含め煮・もずくの煮浸し・若炊き公魚・隠元含め煮・湯葉柚子風味の7品。品数は41品と少なめなのに、炊き物の数は双の舞と同じです。
新しい順に読んだ100件の口コミでは、「京都風の薄味造りの美味しいおせち」「味も濃すぎず、酢も強くなくてちょうどいい塩梅」といった声が目立ちました。東北出身で濃い味が好きという人が「薄いと感じることもなく、出汁が効いてる上品な味」と書いていたのも印象に残っています。
京都祇園「華舞」監修おせち 福の舞【331】(約3〜4人前・三段重41品目・冷蔵)
- 価格 20,000円
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。早割の段階はなし。届くのは12月29〜31日のどれか(選べない)。口コミ339件・平均4.4
- 向いてる人:3〜4人で、だしの含め煮や湯葉が多い京風の三段重を手頃に用意したい家
- 気をつけたい点:「私にはちょうどいいが、主人には少し薄かった」という声もある。桜金団が甘すぎたという声も1件あった
- しゅんのひとこと:6つの中で唯一の3〜4人前。夫婦や3人家族で薄味を試すなら、まずここからです
中身は福の舞の口コミと中身で1品ずつ見ています。
3位 夢の舞 5人前で15,000円を切る特大三段
向いてる人:5人前後で、薄味のおせちをなるべく安く用意したい家
8.5寸の特大三段重に59品。濃い味の目印は、かれいの松前和え・松前漬け・小海老甘露煮の3つで、割合は5.1%です。
だしの料理は8品。ほたるいか早煮・湯葉柚子風味・隠元含め煮・梅花人参含め煮・梅麩・高野豆腐含め煮・湯葉ちりめん山椒・もずく煮浸し。
口コミは866件あり、新しい順に読んだ100件では「うす味でいずれも美味しかった」「やさしい味付けで旨味が味わえて満足」といった声が9件ありました。一方で「全ての品が味が濃く、酒のつまみ感が強い」という声や、「何品かはほとんど味が無い」という声も1件ずつ。薄いと感じるか濃いと感じるかは、人によって分かれます。
京都祇園「華舞」監修特大重 夢の舞【330】(約5人前・三段重59品目・冷蔵)
- 届く日の指定なし 14,800円
- 届く日を選べる版(330N) 23,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届く日の指定なしは12月29〜31日のどれか。口コミ866件・平均4.3
- 向いてる人:5人前後で、薄味のおせちをなるべく安く用意したい家
- 気をつけたい点:届く日を選びたいと23,800円になる。いちごプリンや桜羊羹などの甘い物は口に合わなかったという声がある
- しゅんのひとこと:届く日を選ばなければ1人前2,960円。6つの中で1人前あたりがいちばん安いです
中身は夢の舞の口コミと中身にまとめています。
4位 華寿安 出汁を看板にするふじ田の特大重
先斗町の「ふじ田」が監修した、約5〜6人前・69品の特大三段重。濃い味の目印は田作り・松前かれい・松前漬け・いくら醤油漬けの4つで、割合は5.8%です。
だしの料理は9品で、6つの中では皐撰に次ぐ多さ。ばい貝含め煮・もずく含め煮・いかなご土佐煮・公魚のさっと煮・湯葉生姜煮・鰆西京焼きなどが入ります。
口コミは1,388件。新しい順の100件では、「ほとんどのおせち料理は味が濃いのですが、こちらは薄味でとても食べやすい」「今まで頼んだおせちはどれも濃い味付けで残していた」といった声がありました。逆に「京都にしては味が濃く、関東の私たちにも美味しく頂けた」という人もいて、ここも感じ方は割れています。
京都「先斗町 ふじ田」監修特大重 華寿安【267】(約5〜6人前・三段重69品目・冷蔵)
- 10月31日まで 23,000円
- 11月1日〜12月10日 23,500円
- 12月11日から 32,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届くのは12月29〜31日のどれか(選べない)。口コミ1,388件・平均4.3
- 向いてる人:5〜6人で、品数も多く、だしの料理もしっかり入ったお重がほしい家
- 気をつけたい点:特大重なので、冷蔵庫の棚の高さと奥行きを先に確かめておく。「薄味というより水っぽく感じた」という声も1件あった
- しゅんのひとこと:10月中なら1人前3,833円。69品で、品数と薄味を両方取りにいくならこれです
中身は華寿安の口コミと中身にあります。
5位 皐撰 だしの料理がいちばん多い与段重
木屋町の京料理「さつき」が監修した与段重で、約5〜6人前・57品。だしの料理は11品あり、6つの中でいちばん多い数でした。湯葉ちりめん山椒・湯葉生姜煮・ばい貝含め煮・椎茸含め煮・高野豆腐含め煮・いんげん含め煮・もずくさっと煮・鰆西京焼きなど。
ただ、田作り・公魚の佃煮・にしん甘露煮・数の子醤油漬け・いくら醤油漬けも入っていて、濃い味の割合は8.8%と平均並みです。
口コミも、「上品な薄味で大変美味しかった」「濃い味付けは好まないので、大変おいしく頂きました」という声がある一方、「味は色々、薄味や濃いめと多様」「全体的に味が濃い感じ」という声もありました。
京都木屋町 京料理「さつき」監修 与段重 皐撰【577】(約5〜6人前・与段重57品目・冷蔵)
- 10月31日まで 24,800円
- 11月1日〜12月10日 25,300円
- 12月11日から 35,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届くのは12月29〜31日のどれか(選べない)。口コミ181件・平均4.2
- 向いてる人:だしの炊き物を中心に、濃い祝い肴も少しずつほしい5〜6人の家
- 気をつけたい点:薄味と濃いめの料理が混ざる。家族で好みが分かれる家には向くが、全部薄味がいい人には上位のほうが合う
- しゅんのひとこと:薄味と昔ながらの祝い肴、どっちも捨てたくない家の落としどころです
中身は皐撰の口コミと中身で見ています。
6位 富の舞 数字は上位、口コミは割れた白木の三段
華舞の監修で、約4〜5人前・57品の三段重。数えた数字だけなら、だしの料理9品・濃い味3つ・割合5.3%で、3位と4位のあいだに入るおせちです。
それでも最後にしたのは、口コミの中身です。93件を全部読むと、「やや薄めの程よい濃さ」「薄味で家族皆に好評」という声が3件あった一方、「全体的に塩っぱい」「味が濃い」「京都のおせちだから薄味をイメージしていたが、濃いめのしっかりした味付けで驚いた」という声が5件ありました。濃いと書いた声の多くは2022年以前のもので、中身が今年と違う年の感想かもしれません。
京都祇園 料亭「華舞」監修高級重 富の舞【352】(約4〜5人前・三段重57品目・冷蔵)
- 届く日の指定なし 22,800円
- 届く日を選べる版(352N) 37,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届く日の指定なしは12月29〜31日のどれか。口コミ93件・平均4.3
- 向いてる人:4〜5人で、あわびや雲丹など高級な品も入った京風の三段重がほしい家
- 気をつけたい点:口コミでは味が濃いという声のほうが多かった。届く日を選ぶと15,000円上がる
- しゅんのひとこと:お品書きは薄味寄りなのに、口コミは逆。数字だけで決めたらあかん例として、正直に6位に置きました
番外:口コミが「優しい味」のおせち
歳徳仁 京出汁を前に出した野むら山荘の三段重
京都大原の「野むら山荘」が監修した、約3〜4人前の三段重です。この記事の数え方では、田つくり・ぶり照り焼き・くるみ飴炊き・本もろこ煮びたしが濃い味の側に入り、割合は8.5%。6選には入りませんでした。
本もろこ煮びたしは名前だけなら「だしの料理」ですが、商品ページには素焼きにして山椒を入れ甘露煮にしたとあります。名前で数えると、こういう取りこぼしが出るんですよね。
ところが、口コミを読むと話が変わります。34件のうち、「すべての料理が優しい味」「高齢者に優しい味付け」「控えめな味付けが美味しくて」「濃すぎない味付け」といった声が7件。反対に「味付けが淡泊なものが多い」という声も1件ありました。商品ページにも、伝統の京出汁を効かせた優しい風味と書かれています。
京都大原「野むら山荘」監修おせち 歳徳仁【617】(約3〜4人前・三段重・冷蔵)
- 10月31日まで 27,800円
- 11月1日〜12月10日 28,300円
- 12月11日から 36,800円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届くのは12月29〜31日のどれか(選べない)。口コミ34件・平均4.4
- 向いてる人:鴨やシャモの料理が好きで、優しい味を大人3〜4人で味わいたい家
- 気をつけたい点:3〜4人前としては高い。「玉子料理やお魚料理が多く、味のバラエティに欠ける」という声もある
- しゅんのひとこと:料理名の数字より、食べた人の言葉が強く出たおせち。数字と口コミ、両方で見る大事さを教えてくれました
煌賀 関西の監修ではないが、だしの料理が8品
和食の料理人・中村孝明さんが監修した特大二段重です。関西の店の監修ではないので6選からは外しましたが、数えると、だしの料理が8品、濃い味の目印が3つで割合は6.0%。55商品全体で見れば、薄味寄りのおせちです。
菜の花湯葉巻き・湯葉生姜煮・ばい貝含め煮・蛍烏賊含め煮・高野豆腐含め煮・いんげん含め煮などが入り、炊き物の顔ぶれは華舞のおせちとよく似ています。
※中村孝明さんは2026年1月に亡くなっています。匠本舗の商品ページによると、おせちの監修は中村さん本人によるもので、亡くなったあとの監修業務は本人の意思で株式会社孝明が引き継いでいます。
「中村孝明」監修おせち 煌賀【667】(約4〜5人前・二段重50品目・冷蔵)
- 届く日の指定なし 17,800円
- 届く日を選べる版(667N) 27,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月19日確認)。税込・送料無料。届く日の指定なしは12月29〜31日のどれか
- 向いてる人:4〜5人で、京都にこだわらず、だしの炊き物が多いお重を手頃に選びたい家
- 気をつけたい点:商品ページのお客様の声には別の商品の感想も混ざっているので、味の評判は口コミの数字で判断しにくい
- しゅんのひとこと:届く日を選ばなければ1人前3,560円。華舞の4品と迷ったら、価格で比べてみてください
中身は煌賀の口コミと中身にあります。
薄味のおせちを選ぶときに見るところ
ここまでの話を、選ぶときの順番にまとめておきます。

商品名より、お品書きの料理名を見る
いちばん確かなのは、やっぱりお品書きです。含め煮・煮びたし・湯葉・麩が多くて、松前漬け・田作り・佃煮・照り焼きが少ないお重を選ぶ。商品ページの「お品書き」や原材料表で、料理名を目で追うだけで分かります。
京都監修でも割合がばらばらなことは、上で書いたとおり。監修の店ごとの特徴は京都監修おせち全32品にまとめています。
口コミは「薄い」の声も一緒に読む
薄味のおせちは、好きな人には「上品」、そうでない人には「物足りない」「水っぽい」になります。良い声だけでなく、低い評価の理由も読んでおくと、届いてからの「思ってたのとちゃう」が減ります。
家族に濃い味が好きな人がいるなら、薄味と濃いめが混ざった皐撰のようなお重のほうが、もめにくいかもしれません。
人数は表示の少ないほうで選ぶ
薄味のおせちは、だしの炊き物や小さな品が多く、見た目より量が少なく感じることがあります。人数の表示に幅があるときは、少ないほうの人数で考えておくと安心です。
よくある質問
Q. 薄味のおせちは通販で買える?
買えますが、「薄味」と書いて売っている商品はほとんどありません。匠本舗の66商品にも、商品名に「薄味」や「減塩」が付いたものはありませんでした。お品書きにだしの料理が多く、濃い味の料理が少ない商品を選ぶのが近道です。
Q. 関西のおせちの特徴は?
だしをしっかり効かせて、しょうゆの色を控えめに仕上げるのが特徴です。祝い肴に田作りではなくたたき牛蒡を入れる、雑煮が白みそ仕立てになる、といった違いもあります。関東との違いは和風おせちの記事で詳しく書いています。
Q. 薄口しょうゆは濃口より塩分が多い?
多いです。食品成分表では、100gあたりの食塩相当量がうすくちしょうゆ16.0g、こいくちしょうゆ14.5g。色が薄いのは、塩分が少ないからではありません。
Q. おせちがしょっぱい・味が濃いと感じたら?
濃い料理を少しずつ、だしの料理や酢の物と交互に食べるのがおすすめです。松前漬けや数の子、いくらなど塩分の多い料理は、おせちの塩分一覧で100gあたりの数字を確かめられます。塩分を数字で減らしたい人は、公表値のある商品を選ぶほうが確実です。
Q. 薄味のおせちで人気があるのは?
口コミの件数で見ると、この記事の6選では華寿安(1,388件)と夢の舞(866件)が多く、どちらも平均4.3です。件数が多い分、「薄味で食べやすい」という声と「味が濃い」「水っぽい」という声の両方があります。
まとめ
薄味のおせちは、「塩が少ないおせち」ではなく、「だしの料理が多くて、濃い味の料理が少ないおせち」。淡口しょうゆは濃口より塩分が多いので、色の薄さだけでは決められません。
お品書きで見るなら、含め煮・煮びたし・湯葉・麩が多く、松前漬け・田作り・佃煮・照り焼きが少ないもの。匠本舗55商品を数えると、濃い味の料理の割合は平均8.6%でした。
目的別に選ぶなら、こうなります。
- 味の数字でいちばん薄味寄り:1位の双の舞(約5人前・29,980円)
- 3〜4人で手頃に京風を試したい:2位の福の舞(20,000円)
- 5人前をなるべく安く:3位の夢の舞(届く日の指定なしで14,800円)
- 品数も多くほしい5〜6人:4位の華寿安(10月31日まで23,000円)
- 口コミの「優しい味」を信じたい大人の3〜4人:番外の歳徳仁
看板の「京都」より、お品書きの料理名と口コミの言葉で選ぶ
華寿安と皐撰は、11月1日から早割の値段が上がります。届く日はN付きの版以外、12月29〜31日のどれかで選べません。
ほな、また!
出典:匠本舗の各商品ページ・原材料表・お客様の声(2026年10月19日確認)、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース。濃い味の割合・だしの料理の数は、原材料表の料理名を当サイトが分類して数えたもの。










