【2027年】野村佃煮のおせち2品の違いは?昔ながらの京おせちと錦の伍幸
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
匠本舗のおせちで「野村佃煮」の名前がついたものは、2つあります。
昔ながらの京おせちと、錦の伍幸。
商品名では「野村佃煮」監修ですが、匠本舗の説明ページやお品書きでは「京のむら」という名前で出てきます。どちらも同じ店のことです。
2品を並べて、最初に首をかしげたのが値段でした。約4〜5人前で46品の錦の伍幸が18,300円。約3〜4人前で43品の昔ながらの京おせちが19,300円。人数も品数も多いほうが、1,000円安いんです。
この記事では、まず京のむらがどんな店なのかを、匠本舗の商品ページの紹介から整理しました。
そのうえで、2品の原材料表を1品ずつ照らし合わせて、同じ料理がどれだけあるのか、人数に何品行き渡るのか、産地・値段・口コミ227件ぶんの数字で何が違うのかを数えています。
目次
「野村佃煮」(京のむら)はどんな店?
京のむらは、昭和6年に京都の錦市場で小さなおばんざい店として始まった店です。いまは錦市場と嵐山に直営店があり、京都駅にも店を出しています。看板の商品は京惣菜。
商品ページによると、店を開いたころは、おばんざいを作って売ること自体が珍しい時代だったそうです。
料亭ではなく「毎日のおかず」の店
匠本舗の監修おせちは、料亭や割烹の名前がついたものがほとんどです。その中で京のむらは、毎日のおかずを売るおばんざいの店。ここがいちばん変わっているところです。
出汁は、鰹・昆布・うるめ節など10種類以上を、料理によって使い分けているそうです。
おせちの説明にも「伝統の佃煮の技術を活かし」という言葉が出てきて、角切りの昆布を山椒の実と炊いた「角切山椒昆布」がその例として挙がっていました。2品とも、この角切山椒昆布とちりめん山椒が入っています。
錦市場の佃煮屋さんの記憶
ここで少し、脱線させてください。
大学の卒業旅行で京都に行ったとき、錦市場を端から端まで歩きました。漬物、だし巻き、湯葉、佃煮。試食をつまみながら歩いているうちに、昼ごはんを食べる前にお腹がいっぱいになったのを覚えています。
そのとき母へのお土産に買ったのが、山椒のきいた昆布の佃煮でした。どの店で買ったかはもう覚えていませんが、母はそれを気に入って、しばらく朝ごはんのたびに出していました。
おせちの中の佃煮は、正月三が日のあいだ、ちびちびとご飯や酒のお供になる料理です。京のむらのおせちを見ていて、あの昆布を思い出しました。
匠本舗の京都の料亭監修のおせちを店ごとに見たいときは、京都監修おせち全32品にまとめています。
向いてる人:3〜4人で、煮しめ・佃煮・酢の物など洋風の料理が入らない京のおばんざいのおせちを、1人1つずつ行き渡る量で用意したい家(野村佃煮監修 昔ながらの京おせち・約3〜4人前・43品・10月31日までの早割で19,300円)
2品は31品が同じ、違いは形と量
まずは2品のお重と人数を並べておきます。

昔ながらの京おせちは、白木の三段重に43品。錦の伍幸は、黒のお重3つと赤のお重2つ、小さなお重を5つ組み合わせた五段重に46品です。
料理の名前は31品が同じ
2品の原材料表を照らし合わせると、こうなりました。

31品が同じ名前の料理です。数の子、黒豆、伊達巻、紅白蒲鉾、昆布巻、牛蒡にしめ、角切山椒昆布、ちりめん山椒、牛肉のしぐれ煮など、中身の大半は同じと言っていいと思います。
昔ながらの京おせちにしかないのは12品。酢蛸、鱈のうま煮、にしん山椒煮、京都山城産の筍のにしめ、鶏肉の西京焼きなどです。
錦の伍幸にしかないのは15品。ぶりの照り焼き、鶏肉の甘辛揚げ、ドライトマトのワイン煮、さつまいもレモン煮、金時豆、黒そら豆など、甘い煮物や豆が多めでした。
あわび・ロブスター・蟹は入らない
ふじ田ややまののおせちと比べて目立つのが、値の張る食材が入っていないことです。
あわび、ロブスター、蟹、ローストビーフは、2品とも0品。海老は焼き海老で、肉は牛肉のしぐれ煮と鶏肉の料理だけです。
そのかわり、煮しめ、佃煮、酢の物、和え物が多く、洋風の料理もありません。豪華さよりも、昔からの家のおせちに近い中身だと思います。
錦の伍幸は品数が多いぶん1品が小さい
最初の値段の疑問は、量を数えると解けました。

切・個・尾・本で数える料理のうち、3人に1つずつ行き渡るのは、昔ながらの京おせちが12品、錦の伍幸が3品でした。
同じ料理で比べても、錦の伍幸のほうが少なめです。伊達巻と紅白蒲鉾は3切に対して2切、黒豆は30gに対して20g、きんとんは40gに対して25g。
錦の伍幸は、品数を増やして1品ずつを小さくし、5つのお重に分けたおせち。昔ながらの京おせちは、品数を絞って1品ずつの量を多めにしたおせち、という違いです。
向いてる人:いろいろな料理を少しずつ食べたい家で、黒と赤の小さなお重5つに分けた46品を、2万円を切る値段で用意したい家(野村佃煮監修 錦の伍幸・約4〜5人前・46品・10月31日までの早割で18,300円)
2品を表で比べる:人数・品数・値段
数字を並べます。人数の少ない順です。
| おせち | 1人あたり | 人数・形・品数 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 昔ながらの京おせち | 6,433円 | 約3〜4人前・三段43品 | 19,300円 |
| 錦の伍幸 | 4,575円 | 約4〜5人前・五段46品 | 18,300円 |
すべて匠本舗・税込・送料無料(2026年10月27日に商品ページで確認)。2品とも10月31日までの早割価格(11月1日〜12月10日は19,600円・18,600円、12月11日からは24,300円・23,300円)。人数は商品ページの目安で、1人あたりは少ないほうの人数で割った当サイトの計算(四捨五入)。
1人あたりで見ると、錦の伍幸は4,575円、昔ながらの京おせちは6,433円。数字だけなら錦の伍幸がだいぶ手頃です。
ただ、さきほどの量の話を合わせると、私は「錦の伍幸が4〜5人前なら、昔ながらの京おせちとの差は人数ほどない」と見ています。口コミでも、錦の伍幸は4人には少なかったという声と、4人で2日でちょうどよかったという声に分かれていました。
お重の大きさ
商品ページのお届け状態の図に載っている大きさはこうでした。
- 昔ながらの京おせち:約19.0cm角・高さ約19.0cm(三段を重ねて)
- 錦の伍幸:黒の三段と赤の二段を横に並べて、幅約29.8cm・奥行き約14.9cm。黒の三段の高さは約16.4cm
錦の伍幸のお重は、1つが約14.9cm角とかなり小さめです。5つに分かれているので、冷蔵庫のすき間に分けて入れられます。口コミにも、大きめの二段・三段重より小分けの五段のほうが扱いが楽だった、という声がありました。
おせちのお重のサイズと冷蔵庫の目安は、おせちのサイズは何寸?にまとめています。
産地:国産の割合が高い
匠本舗の原材料表で、主原料が国産の料理を数えました。

昔ながらの京おせちが60%、錦の伍幸が54%。きんとんや高野豆腐のように「国内製造」と書かれた料理も入れた数ですが、ふじ田ややまののおせちより高めです。
数の子はアメリカ、焼き海老はスリランカ、栗の甘露煮は韓国。牛肉のしぐれ煮は「輸入」とだけ書かれていました。
2品とも、主原料が中国産の料理は0品です(2026年10月26日の原材料表で確認)。
届く日はどちらも選べない
2品とも、届くのは12月29・30・31日のどれか。日にちも時間帯も選べず、届く日を選べる版もありません。消費期限は2027年1月2日です。
冷蔵と冷凍のおせちの違いは冷蔵・冷凍・生おせちの違いで書いています。
野村佃煮のおせち2品それぞれの特徴
ここからは1品ずつ見ていきます。並びは人数の少ない順です。
昔ながらの京おせち 白木の三段に43品
白木の三段重に43品。約3〜4人前です。
壱の重16品・弐の重15品・参の重12品。壱の重に数の子、焼き海老、紅白蒲鉾、伊達巻と、牛蒡や京都山城産の筍のにしめ。弐の重に黒豆、昆布巻、角切山椒昆布などの佃煮もの。ほかに酢蛸、こはだ粟漬、鶏肉の西京焼きなども入ります。
名前のとおり、洋風の料理は0品。2027年の分は、いか黄金いくらのせ、にしん山椒煮、「京」の焼き印を押した高野豆腐など6品を新しく入れた、と商品ページにあります。祝い箸は5膳付き。
「野村佃煮」監修 昔ながらの京おせち【136】(約3〜4人前・三段重43品目・冷蔵)
- 10月31日までの早割 19,300円
- 11月1日〜12月10日 19,600円
- 12月11日から(通常価格) 24,300円
匠本舗の商品ページ(2026年10月27日確認)。税込・送料無料。届く日を選べる版はなし
- 向いてる人:3〜4人で、煮しめ・佃煮・酢の物など洋風の料理が入らない京のおばんざいのおせちを、1人1つずつ行き渡る量で用意したい家
- 気をつけたい点:あわびや蟹などの高い食材は入らない。和菓子など甘いものが多めという声がある。12月11日から5,000円上がる
口コミは184件で平均4.3。2品のうち件数も星も多いほうです。くわしくは昔ながらの京おせちの口コミと中身にまとめています。
錦の伍幸 黒と赤の小さなお重5つに46品
黒のお重3つと赤のお重2つ、合わせて5つのお重に46品。約4〜5人前です。
壱の重8品・弐の重11品・参の重9品・与の重8品・伍の重10品。焼き海老は壱の重と与の重に2尾ずつ入っています。2027年は、お重を黒と赤の2色に一新し、盛り付けは伝統の七宝詰めにした、と商品ページにありました。
ぶりの照り焼き、鶏肉の甘辛揚げ、柚子入り生酢いくらのせなど、昔ながらの京おせちにない料理が15品。甘い煮物や豆が多いので、子どもや甘いもの好きの家族がいる家には合うと思います。祝い箸は5膳付き。
「野村佃煮」監修五段重 錦の伍幸【656】(約4〜5人前・五段重46品目・冷蔵)
- 10月31日までの早割 18,300円
- 11月1日〜12月10日 18,600円
- 12月11日から(通常価格) 23,300円
匠本舗の商品ページ(2026年10月27日確認)。税込・送料無料。届く日を選べる版はなし
- 向いてる人:いろいろな料理を少しずつ食べたい家で、黒と赤の小さなお重5つに分けた46品を、2万円を切る値段で用意したい家
- 気をつけたい点:1品ずつは小さく、5人に1つずつ行き渡る料理は0品。甘いものが多いという声もある。12月11日から5,000円上がる
口コミは43件で平均4.1。くわしくは錦の伍幸の口コミと中身にまとめています。
口コミは2品で227件
匠本舗の「お客様の声」で、2品の口コミの件数と星を確かめました(2026年10月27日確認)。

昔ながらの京おせちは2013年ごろからの声が載っていて、毎年頼んでいるという常連の声が目立ちました。錦の伍幸は2024年のお正月の分からです。
ほめられていたこと
- リピート:昔ながらの京おせちで、毎年頼んでいるという声が多い
- 扱いやすさ:錦の伍幸で、小分けの五段なので取り扱いが楽という声
- 量:錦の伍幸で、家族4人で2日間食べてちょうどよかったという声
- 贈り物:錦の伍幸で、離れた家族に毎年送っているという声
気になる声
2品に共通していちばん多かったのが、甘いものの多さです。和菓子や甘い煮物が目立つ、という声が両方に出ていました。
ほかには、1品の量が少ない、高級食材がない、という声。錦の伍幸では、4人で食べるには少なすぎた、盛り付けが崩れていたという声もありました。
口コミを読むときの注意
- 昔ながらの京おせちは、2013年ごろからの昔の声も一緒に載っている
- 献立は年ごとに入れ替わる。昔の「〇〇が入っていた」は今年の話ではない
- 錦の伍幸の量の声は、4人で足りた・足りないの両方がある
野村佃煮のおせちで気をつけたい点
2品に共通する注意点を、注文の前にまとめておきます。
- 高い食材は入らない:あわび・ロブスター・蟹・ローストビーフを目当てにするなら、ほかの監修のおせちを
- 甘いものが多め:和菓子や甘い煮物の数が多い。甘いものが苦手な人が多い家は注意
- 届く日は選べない:2品とも12月29〜31日のどれかで、選べる版はない
- のしは付けられない:贈り物にするときは、届く日と合わせて注意
- 11月1日以降はキャンセルできない:食品なので原則キャンセル不可。支払いに代金引換は使えない
早割は2品とも12月10日まで。12月11日からは、どちらも5,000円上がります。
人数の考え方は匠本舗のおせちは何人前を選ぶ?が参考になります。
よくある質問
Q. 野村佃煮のおせちの口コミは?
昔ながらの京おせちは184件で平均4.3、錦の伍幸は43件で平均4.1です(2026年10月27日確認)。毎年頼む常連の声や小分けの扱いやすさをほめる声がある一方、甘いものが多い、1品の量が少ないという声もあります。
Q. 「野村佃煮」と「京のむら」は同じ?
同じ店のおせちです。匠本舗の商品名は「野村佃煮」監修ですが、説明ページやお品書きでは「京のむら」という名前で紹介されています。
Q. 野村佃煮のおせちの5段は何人前?
五段重の錦の伍幸は約4〜5人前で、46品です。小さなお重5つに分かれていて、1品ずつの量は三段の昔ながらの京おせちより少なめです。
Q. 昔ながらの京おせちと錦の伍幸、どっちがいい?
1品ずつの量で選ぶなら昔ながらの京おせち、品数と値段で選ぶなら錦の伍幸です。料理の名前は31品が同じで、3人に1つずつ行き渡る料理は昔ながらの京おせちが12品、錦の伍幸が3品でした。
Q. 野村佃煮のおせちはどこで買える?
匠本舗(skynet-c.jp)で買えます。匠本舗は、監修おせちを店と一緒に作った自社のオリジナル商品と説明しています。
まとめ:量か品数かで選ぶ
京のむらは、昭和6年に錦市場のおばんざい店から始まった店です。料亭の多い匠本舗の監修おせちの中で、毎日のおかずの店が監修しているのが特徴でした。
2品は31品が同じ料理で、どちらも高い食材より煮しめや佃煮が中心。違いは、1品ずつの量と、お重の分け方です。
野村佃煮のおせちは、1品ずつの量を取るか、品数を取るかで選ぶ
迷ったときは、こう選ぶとずれにくいと思います。
- 3〜4人で、1人1つずつ行き渡る量を → 昔ながらの京おせち(10月31日までの早割で19,300円)
- いろいろな料理を少しずつ、小分けのお重で → 錦の伍幸(10月31日までの早割で18,300円)
どちらも11月1日からはキャンセルができないので、何人で正月を過ごすかを決めてから選んでください。
ほかの監修者のおせちも見比べたい人は、やまののおせち3品の比較やふじ田のおせち3品の比較、京都の料亭が監修したおせちをまとめた匠本舗の京都監修おせち一覧もどうぞ。
ほな、また!
出典:匠本舗の各商品ページ(昔ながらの京おせち・錦の伍幸。監修者の紹介・お届け状態・価格・おせちご利用案内)、各商品の原材料・アレルゲン一覧、各商品の「お客様の声」。価格・口コミの件数は2026年10月27日、原材料表は2026年10月26日に確認。中身の重なり・行き渡る料理の数・国産の割合は当サイトの集計です。価格や中身は変わることがあるため、購入前に公式サイトでご確認ください。



