カニで一番美味しい種類は?【2026年】甘み・味噌・身でランキング
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
ズワイ、タラバ、毛ガニ、紅ズワイ。
カニ通販のページを開くと、種類がずらっと並んでいて、正直どれを選べばいいか迷いますよね。
「で、結局どれが一番美味しいの?」
この質問、仕事でも親戚の集まりでも、毎年のように聞かれます。
ただ、「一番美味しい」は人によって中身が違うんです。甘い身が好きな人もいれば、カニ味噌が目当ての人もいる。とにかく身をたくさん食べたい人もいます。
そこでこの記事では、先に「何で比べるか」という物差しを決めてから、種類ごとに順位を付けました。
物差しは、甘み・カニ味噌・身の詰まり・値段。身の割合は文部科学省の日本食品標準成分表、値段は通販の商品ページの数字を使っています。
仕入れの現場で何種類ものカニを見比べてきた立場から、数字に出ないところも書いていきます。
後半では、種類ごとの一番美味しい食べ方と時期、そして今買える通販の商品を紹介します。商品の数字は、2026年11月4日に各店の商品ページで確かめたものです。
目次
順位を決める物差し
カニの美味しさは、ひとつの数字では決まりません。
なので、この記事では美味しさを4つに分けて、それぞれを比べてから合わせる形にしました。

甘みは、残念ながら数字で比べた公的な資料が見つかりませんでした。ここだけは、産地や店の説明で「どう言われているか」で比べます。
カニ味噌は、量と濃さ、そもそも食べられるかどうか。身の詰まりは、食品成分表の廃棄率(殻など食べられない部分の割合)で見ます。
値段は、通販で同じくらいの量を買ったときの1kgあたり。
実はこの物差し、最初は「甘み」と「味噌」の2つだけで考えていました。
ところが、去年の年末に親戚で集まったとき、こんなことがあったんです。
「毛ガニが一番や!」「いや、タラバの脚にかぶりつくのが一番やろ」
食卓で、どのカニが一番うまいか論争が始まってしまいまして。
話をよく聞いてみると、毛ガニ派は味噌の話、タラバ派は身の太さの話をしていました。そもそも比べているものが違ったんですね。
さらに横から叔母が「でも高いんやろ?」のひと言。
「一番美味しい」は、何を大事にするかで答えが変わる
それで、身の詰まりと値段も物差しに足すことにしました。
甘みは「言われ方」で比べる
カニの甘みは、種類によって言われ方がはっきり違います。
ただ、ここは主観が入るところなので、どの説明でそう言われているかを書いておきますね。
本ズワイは「上品な甘み」
ズワイガニは、甘みの話でよく名前が挙がる種類です。
かに本舗のバルダイ種の商品ページにある説明画像では、ズワイ(オピリオ種)を「繊細でとろけるようなフワッとした食感」「上品な優しい甘み」と紹介しています。
身の繊維が細く、口の中でほどける感じ。甘みが前に出やすいのは、この食感のせいもあると思います。
同じ画像では、大ズワイ(バルダイ種)は「味は濃厚で強め」。同じズワイの仲間でも、言われ方が分かれるのはおもしろいところです。バルダイ種の味はバルダイ種の味は美味しい?でくわしく書いています。
毛ガニは身も味噌も「甘い」
毛ガニは、身の甘さと味噌の濃さをセットで言われることが多いカニです。
かにまみれの商品ページでは「蟹身の独特の甘み」、北海道網走水産の商品ページでは「繊細でほんのりとした甘さ」と書かれています。
北海道庁の毛ガニの紹介でも、身の味が良く、塩ゆでするだけで十分おいしい、とありました。
紅ズワイは甘いけど、水分が多め
紅ズワイガニは、甘いと言われる一方で、水分が多いカニとしても知られています。
かに本舗の刺身用の紅ずわいの商品ページには、生の紅ズワイガニは水分が多いカニなので解凍すると目減りする、という注意がありました。
甘みはあっても、身がやわらかく、みずみずしい方向の味。本ズワイと同じ「甘い」でも、中身はけっこう違います。
タラバは甘みより食べ応え
タラバガニは、甘みより「身の太さ」「食べ応え」で語られることが多いカニです。
かに本舗のボイルたらばの商品ページも、押し出しているのは「むっちむち肉厚ジューシー」。甘さで選ぶというより、脚の太さで選ぶカニと考えたほうが近いです。
ここで甘みをまとめると、本ズワイと毛ガニが上、紅ズワイが続いて、タラバは甘み以外が持ち味。ただし、これはあくまで言われ方の話です。
カニ味噌の量と濃さ
カニ味噌で選ぶなら、答えはわりとはっきりしています。
そもそもカニ味噌って何?という話からいくと、京都府の海洋センターの説明では、肝膵臓(中腸腺)という、消化や栄養をためる器官のこと。脳みそではありません。
味噌なら毛ガニ
カニ味噌の濃さで一番に名前が挙がるのは、毛ガニです。
北海道庁の毛ガニのページで紹介されている雄武漁協の説明では、蟹みそは脂肪分とグリコーゲンをたっぷり含んでいる、とありました。濃い、コクがある、と言われるのはこのあたりから来ているんでしょう。
体の大きさのわりに、甲羅の中の味噌が多い。ここが毛ガニの強みです。毛ガニのさばき方や甲羅酒は毛ガニの食べ方にまとめています。
ズワイ・紅ズワイは姿か甲羅みそ付きで
ズワイガニや紅ズワイガニにも、もちろん味噌はあります。
ただ、通販で多い「脚だけ」「半むき身」の商品には、味噌は入っていません。味噌を食べたいなら、姿の商品か、甲羅みそ付きのセットを選ぶ必要があります。
かに本舗の浜茹での紅ずわい姿は、甲羅みそはアルミホイルに包んで20分以上蒸す、という食べ方の案内つきでした。
タラバの味噌は、ほぼ食べない
ここで「えっ」となる人が多いんですが、タラバガニの味噌は、通販ではまず食べられません。
かに本舗のたらば姿の商品ページには、タラバガニのカニ味噌は冷凍できず、身が変色するため事前に抜き取っている、と書かれていました。
姿で買っても味噌はない。タラバ派の叔父がこれを知ったときの顔は、ちょっと忘れられません。
ちなみに、同じ種類でも味噌の量は個体で大きく変わります。京都府の説明では、脱皮して間もない「水ガニ」は、カニみその量が少なく質も劣るそうです。種類だけでなく、身入りの良い時期のものかどうかも効いてきます。
身の詰まりは成分表で見る
身の量は、数字で比べられる数少ない物差しです。
日本食品標準成分表には、殻など食べられない部分の割合(廃棄率)が載っています。これを使うと、1kg買ったときに食べられる身の量が出せます。

ゆでたものだと、ずわいがにの廃棄率は55%、たらばがにと毛がには60%。
つまり、ゆでたカニを1kg買うと、食べられる身はずわいがにで約450g、たらばがにと毛がにで約400gです。生は3種とも廃棄率70%なので、約300gになります。
身の割合は、ずわいがにがわずかに上
意外でしたか?ぼくも最初、脚の太いタラバのほうが身が多いと思い込んでいました。
ただ、この数字は「姿まるごと」で見た割合です。脚だけの商品や半むき身なら、甲羅や内臓がないぶん、身の割合はもっと上がります。
もうひとつ大事なのが、身入り。京都府の説明では、脱皮してからあまり時間がたっていないカニは、身入りが劣るとされています。甲羅が硬く、身入りの良いオスは、市場で「カタガニ」などと呼ばれるそうです。
紅ズワイ・トゲズワイ・オオズワイ・花咲は、成分表に項目がありません。なので、ここでは数字を出さずにおきます。
1kgあたりの値段で比べる
美味しさとは別に、値段も順位に入れました。毎年のことなので、ここを外すわけにはいきません。
かに本舗で種類ごとの代表的な商品を選んで、1kgあたりに直すとこうなります。

安いのは紅ズワイとトゲズワイ。本ズワイとタラバが真ん中で、毛ガニと国産ブランドの松葉ガニが高い側です。
ただし、ここは見方に注意がいります。姿の商品は殻と甲羅の重さ込み、半むき身は正味の重さ。同じ1kgでも、食べられる身の量が違います。
毛ガニの1kg12,000円は、姿の値段です。身だけで考えると、もっと高くつく計算になります。そのぶん、味噌が付いてくる。ここをどう見るかですね。
ここまでの物差しを、種類ごとに並べておきます。
| 種類 | カニ味噌 | 身の割合(ゆで) | 1kgあたり |
|---|---|---|---|
| 本ズワイ | 姿・甲羅みそ付きで | 約45% | 約8,310円 |
| 毛ガニ | 多くて濃い | 約40% | 12,000円(姿) |
| タラバ | 抜き取り済み | 約40% | 約9,860円 |
| 紅ズワイ | 姿で食べられる | 資料なし | 5,400円(姿) |
| トゲズワイ | 脚だけの商品 | 資料なし | 5,900円 |
身の割合は日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の廃棄率から計算。1kgあたりはかに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込)
種類別ランキング5選
ここからが本題のランキングです。
4つの物差しを合わせて、通販で今買える種類から順位を付けました。甘みと味噌と身のバランスが取れているものを上に、値段の安さは「同じくらいの美味しさなら安いほうが上」という扱いです。
まずは5つを表で並べておきます。
| 順位 | 代表商品 | 価格 | ここが強い |
|---|---|---|---|
| 1位 本ズワイ | ボイル半むき身 net1.3kg | 10,800円 | 甘みと身の量 |
| 2位 毛ガニ | 浜茹で姿2杯 約900g | 10,800円 | カニ味噌 |
| 3位 タラバ | ボイル半むき身 net1.4kg | 13,800円 | 脚の食べ応え |
| 4位 紅ズワイ | 浜茹で姿2杯 1kg超 | 5,400円 | 安さと甲羅みそ |
| 5位 トゲズワイ | 生半むき身 net2kg | 11,800円 | 量の多さ |
かに本舗の各商品ページ(2026年11月4日確認・税込)。紅ズワイ姿のみ送料別
1位 本ズワイガニ 迷ったらこれ
向いてる人:どれにするか迷っていて、甘みと身の量のバランスで選びたい人
物差しの4つを並べたとき、どれも大きく外さないのが本ズワイガニです。
甘みは「上品な優しい甘み」と言われる側で、ゆでた身の割合は3種のなかで一番。姿や甲羅みそ付きを選べば、味噌も楽しめます。値段も真ん中くらい。
代表に選んだのは、ボイルの半むき身。殻の片側が外してあるので、解凍すればそのまま食べられます。商品ページの解凍時間は常温で2時間前後と、ボイルのなかでは短めです。
気をつけたい点は、半むき身なので味噌は入っていないこと。味噌も一緒に味わいたいなら、甲羅みそ付きのボイルずわい半むき身セット(2.1kg超・14,800円)のほうが合います。こちらは甲羅みその解凍に冷蔵庫で2日かかります。
国産のブランドにこだわるなら、山陰の境港で水揚げされた浜茹で松葉ガニ(1杯500g超・ブランドタグ付き・9,480円)もあります。松葉ガニは本ズワイの国産ブランド名で、1kgあたりでは今回いちばん高い側です。
しゅんのひとこと:「どれが一番?」と聞かれて、ひとつだけ答えるならやっぱりここ。最初の1回は本ズワイから入ると、ほかの種類との違いも分かりやすいです。
超特大8Lボイルずわい半むき身セット 1.3kg超(総重量約1.5kg)
- net1.3kg(1パックに脚10〜15本・爪3〜5個・爪下3〜5個・肩6〜11枚・小指2〜5本)10,800円
- 人前は控えめ3〜4人前・スタンダード2〜3人前・ガッツリ2人前
- 原料はずわいがに。原産国はノルウェー・ロシア
- 解凍は常温2時間前後
- 届く日の指定は注文の6日後以降(食べる1日前着が目安)
かに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込・送料無料)。口コミ4.5(1,187件)
2位 毛ガニ 味噌ならこれが一番
向いてる人:カニ味噌を一番の目当てにしている人
カニ味噌の物差しだけで見れば、毛ガニが文句なしの1位です。
身の甘さも、各店の説明でよく言われるところ。北海道庁の紹介でも、塩ゆでするだけで十分においしいカニとされています。
代表に選んだのは、北海道の紋別で浜茹でした毛がにの姿が2杯。原料は「毛蟹、食塩」で、産地で塩茹でした状態で届きます。
2位にしたのは、身の量と値段です。1杯が小さめなので、身だけをたくさん食べたい人には物足りない。商品ページの人前表でも、2杯でスタンダード約2人前でした。
気をつけたい点は、解凍に冷蔵庫で2日かかること。届く日は食べる2日前が目安です。それと、毛ガニは殻にトゲが多いので、キッチンバサミがあったほうが楽にさばけます。
ほかの店なら、北海道網走水産
の「毛がに(ボイル)2尾・800g」が16,000円(商品合計1万円以上で送料無料)、かにまみれの毛ガニは450g前後が9,280円・500g前後が9,980円でした(11月4日時点で在庫あり・送料別)。
しゅんのひとこと:毛ガニは「身を食べるカニ」というより「味噌と身をからめて食べるカニ」。そう思って買うと、満足度がぜんぜん違います。
北海道紋別浜茹で 毛がに姿2杯(約900g)
- 2杯(約900g)10,800円
- 人前は控えめ2〜3人前・スタンダード約2人前・ガッツリ約1人前
- 原料は毛蟹・食塩。原産は北海道
- 解凍は冷蔵庫で2日かけると、より美味しくなると記載
- 届く日の指定は注文の6日後以降(食べる2日前着が目安)
かに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込・送料無料)。口コミ4.5(918件)
3位 タラバガニ 脚の食べ応えで選ぶ
向いてる人:甘みより、太い脚にかぶりつく食べ応えがほしい人
太い脚の食べ応えなら、タラバガニの右に出る種類はありません。
甘みは控えめ、味噌は抜き取り済み。それでも3位に入れたのは、「カニを食べた!」という満足感が一番大きいからです。ズワイとどっちにするかで迷っている人は、ズワイとタラバどっちが美味しい?も見てみてください。
代表に選んだのは、特大7Lのボイルたらばの半むき身。脚・南蛮・爪・爪下・肩のセットで、商品ページでは太脚の長さが平均約23cm前後とされています。
30分で解凍して食べられる、食べ方の説明書が同封されているのも気が楽です。
気をつけたい点は、カニ味噌が食べられないこと。それと、1kgあたりで見ると本ズワイより少し高くなります。
しゅんのひとこと:タラバは焼くと化けるカニ。ボイルでも、軽くあぶるだけで香りが立ちます。
特大7Lボイルたらば半むき身満足セット1.4kg超(総重量約1.6kg)
- net1.4kg(脚3〜5本・南蛮3〜5本・爪0〜2個・爪下0〜2個・肩2〜4枚)13,800円
- 人前は控えめ3〜5人前・スタンダード2〜3人前・ガッツリ約2人前
- 原料はたらばがに。原産国はロシア
- 30分で解凍して食べられる食べ方説明書つき
- 届く日の指定は注文の6日後以降(食べる1日前着が目安)
かに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込・送料無料)。口コミ4.6(759件)
4位 紅ズワイガニ 安く姿と味噌を
値段の物差しでは、紅ズワイガニが一番です。
浜茹での姿が2杯で5,400円。姿なので甲羅みそも付いてきます。この値段で味噌まで楽しめる種類は、ほかにありません。
順位が4位なのは、水分の多さです。甘いと言われる一方で、身はやわらかく、解凍すると目減りしやすい。本ズワイのような身の締まりを期待すると、ちょっと違うかもしれません。
原料は国産のベニズワイガニで、産地は北海道・鳥取県。脚は流水で表面の氷を落としてから常温で30〜90分、甲羅みそはアルミホイルで包んで20分以上蒸す、という解凍の案内でした。
気をつけたい点は、この商品だけでは送料無料にならないこと。合計8,000円未満なので、冷凍便の送料1,200円がかかります。
紅ズワイがまずいと言われる理由と、美味しく食べるコツは紅ズワイガニとは?に書いています。
【境港厳選】浜茹で大型紅ずわいがに姿2杯(1kg超)
- 2杯(1kg超)5,400円
- 人前は控えめ2〜3人前・スタンダード約2人前・ガッツリ1〜2人前
- 原料はベニズワイガニ(国産)・食塩。産地は北海道・鳥取県
- 脚は流水で氷を落として常温30〜90分、甲羅みそは蒸して20分以上
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込・送料別1,200円)。口コミ4.0(174件)
5位 トゲズワイガニ 量を安く
身の量を安くそろえたいなら、トゲズワイガニです。
生の半むき身が2kgで11,800円。1kgあたり5,900円と、今回の半むき身のなかでは一番安い値段でした。
店の説明では、みずみずしく、口の中で旨みが広がると紹介されています。ただ、成分表に項目がないので身の割合の数字はありません。
5位にしたのは、味噌がないこと(脚の商品だけ)と、甘みの言われ方で本ズワイほどの決め手がないからです。
気をつけたい点は、加熱用であること。刺身にはできません。解凍は食べる直前に流水で5〜10分、冷蔵庫や常温で何時間も置くと黒く変わることがある、と商品ページに注意がありました。口コミもまだ少ない商品です。
生とげずわい半むき身満足セット 2kg超
- 2kg(net1kg×2パック・総重量約2.4kg)11,800円
- 人前は控えめ約6〜8人前・スタンダード約6人前・ガッツリ約4〜6人前
- 原料は生とげずわい蟹(酸化防止剤)。原産国はロシア
- 加熱用。解凍は食べる直前に流水で5〜10分
- 届く日の指定は注文の6日後以降(食べる1日前着が目安)
かに本舗の商品ページ(2026年11月4日確認・税込・送料無料)
順位に入れなかった種類
美味しいと言われるのに、今回のランキングから外した種類が2つあります。
ひとつは、オオズワイガニ(バルダイ種)。身が太くて味が濃いと言われる種類です。ただ、11月4日に見た時点では、かに本舗のバルダイ種の商品はどれも在庫切れの表示でした。今買えないものを順位に入れるのは違うかな、と思って外しています。
もうひとつは、花咲ガニ。根室の夏のカニとして知られる、珍しい種類です。かにまみれの花咲ガニ(メス)も、11月4日時点では売り切れの表示でした。
どちらも、種類そのものの話はカニの種類と違い一覧にまとめています。
種類ごとの一番美味しい食べ方
同じカニでも、食べ方で美味しさはかなり変わります。
種類ごとに、持ち味が出やすい食べ方をまとめるとこうなります。

本ズワイは、ボイルなら解凍してそのまま。生ならかにしゃぶにすると、甘みがよく分かります。
毛ガニは、温めずに冷たいまま食べるのが基本です。かに本舗の毛ガニの商品ページでも、解凍1日ほどで中心が凍っていると味わいが薄く感じる、時間をかけて解凍したほうがカニ味噌の味が落ち着く、と案内されていました。身をほぐして、甲羅の味噌にからめて食べてください。
タラバは、太い脚を焼きガニにすると香りが立ちます。紅ズワイは、水分が多いぶん、鍋や味噌汁にして汁ごと食べると無駄がありません。
それぞれの細かい手順は、種類ごとの食べ方の記事に任せますね。
一番美味しい時期はいつ?
「一番美味しい時期」は、産地で獲れたてを食べるのか、冷凍の通販で買うのかで答えが変わります。

産地の漁期でいうと、鳥取県の松葉がに(ズワイのオス)は11月6日から3月20日まで。メスのセコガニは12月31日までです。水産庁の資料では、日本海の紅ズワイガニは9月1日から翌年6月30日まで。毛ガニは、道総研の資料によると漁場ごとに漁期が違い、ほぼ1年中どこかで獲れています。
一方で、通販に並ぶカニの多くは、漁期に獲って茹でたり、そのまま冷凍したりしたものです。届く時期で味が大きく変わることはあまりありません。
なので、冷凍の通販なら「いつが一番美味しいか」より「食べたい日に間に合うか」で考えるのが正解です。種類ごとの旬はカニの旬はいつ?でくわしく書いています。
よくある質問
Q. カニで一番美味しい種類は?
迷ったら本ズワイガニです。甘みの言われ方、ゆでた身の割合、値段のバランスがよく、姿や甲羅みそ付きなら味噌も楽しめます。カニ味噌が目当てなら毛ガニ、身の食べ応えならタラバと、何を大事にするかで一番は変わります。
Q. カニで一番美味しい部位は?
好みで分かれますが、身の甘さなら脚の太い部分、濃さなら甲羅の中のカニ味噌です。毛ガニやズワイの姿なら、身を味噌にからめて食べるのが一番ぜいたくな食べ方。部位の名前とむき方は、カニの食べ方・さばき方の記事にまとめています。
Q. カニ味噌が美味しい種類は?
毛ガニです。北海道庁の紹介では、毛ガニの蟹みそは脂肪分とグリコーゲンをたっぷり含むとされています。ズワイや紅ズワイも姿なら味噌がありますが、タラバは通販では味噌を抜き取ってあるのがふつうです。
Q. カニで一番高い種類は?
今回比べた通販の1kgあたりでは、国産ブランドの松葉ガニの姿がいちばん高い側でした。かに本舗の浜茹で松葉ガニ1杯500g超が9,480円で、1kgに直すと2万円近くになります。次に高いのが毛ガニの姿です。
Q. 蟹が一番美味しい時期は?
産地の獲れたてなら、松葉ガニ(ズワイのオス)は11月6日から3月20日までの冬が漁期です。ただ、冷凍の通販は漁期に獲ったものを冷凍しているので、届く時期で味が大きく変わることはあまりありません。食べたい日に間に合うように頼むほうが大事です。
まとめ
カニの「一番美味しい」は、何を大事にするかで答えが変わります。
迷ったら本ズワイ、味噌なら毛ガニ、食べ応えならタラバ
これが、物差しを並べて出した答えです。
- 甘み:本ズワイと毛ガニが「甘い」と言われる側。紅ズワイは甘いけれど水分が多め
- カニ味噌:毛ガニが一番。ズワイ・紅ズワイは姿か甲羅みそ付きで。タラバは抜き取り済み
- 身の詰まり:ゆで1kgで食べられる身は、ずわいがに約450g、たらばがに・毛がに約400g
- 値段:安く量なら紅ズワイ・トゲズワイ。国産ブランドの松葉ガニは高い側
最後に、目的別のおすすめをもう一度。
どれにするか迷っているなら、1位のボイルずわい半むき身セット。カニ味噌が目当てなら、2位の浜茹で毛がに姿2杯。太い脚にかぶりつきたいなら、3位のボイルたらば半むき身。安く姿と味噌を楽しみたいなら、4位の浜茹で紅ずわいがに姿です。
親戚の論争も、物差しを決めてしまえば意外とすんなり片付きます。今年は「一番美味しい」の中身を先に決めてから、カニを選んでみてください。
ほな、また!
出典:かに本舗 各商品ページ(302・754・868・413・605・968・687・285・608・412・530)/北海道網走水産「毛がに(ボイル)2尾・800g」商品ページ・送料案内/かにまみれ 毛ガニ・花咲ガニ(メス)商品ページ/京都府 海洋センター「ズワイガニの仲間」/北海道 水産林務部「ケガニ」/文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(ずわいがに・たらばがに・毛がに 生・ゆでの廃棄率)/鳥取県「ずわいがにの資源管理」/福井県 越前がにの漁期/水産庁 日本海べにずわいがに漁業/北海道立総合研究機構「試験研究は今」No.963(いずれも2026年11月4日確認・価格は税込)








