【2027年】匠本舗のおせちは中国産?全55商品の産地表を数えてみた
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
「匠本舗のおせち、気になってるんやけど、中国産って入ってへんの?」
料亭監修のおせちがずらっと並ぶ匠本舗。値段も手ごろなものが多くて、候補に入れている人は多いと思います。ただ、食材の産地までは商品写真ではわかりません。
ネットで調べると「匠本舗は中国産不使用」と書いているサイトもあれば、何も書いていないサイトもある。どっちを信じたらええねん、となりますよね。
そこで今回は、匠本舗のおせちの原材料表を、商品ごとに全部数えました。55商品、料理にして約2,860品ぶんです。
食品の規格書を読むのが仕事の目で、「どの商品に、どこの国の食材が、何品入っているか」を数字で見ていきます。中国産が入っている商品があったことも、そのまま書いています。
目次
匠本舗は「中国産不使用」と書いているのか
まず、お店が何を約束しているのかから確認します。
匠本舗のおせちの商品ページには、「産地が不確かな原材料を使用しておりません」という一文があります。新年を祝う料理だからこそ安心・安全なものを、という考えから、と書かれていました。
ここで気づいてほしいのが、「中国産」という言葉は使っていない、ということ。約束しているのは「産地がはっきりしない原料は使わない」であって、「中国の原料は使わない」ではありません。
実は、商品ページのHTML(ページの元になっている文字のデータ)を読むと、「中国産主原料 合成保存料 合成着色料不使用」と書かれたアイコン画像の記述が残っていました。ただし、どの商品でも画面に出ない設定になっています。
今は表示していない、ということです。以前は出していたのかもしれませんが、店の説明がないので理由はわかりません。
例外がひとつだけありました。「輝希」という特大二段重の商品ページには、今も本文に「中国産主原料、合成保存料、合成着色料は一切使用しておりません」と見える形で書かれています。
比較サイトで「匠本舗=中国産主原料不使用」と紹介されているのは、こうした表示を見て書かれたものかもしれません。今の店全体の約束としては、あくまで「産地が不確かな原材料は使わない」です。
匠本舗の産地は「原材料表」で全部わかる
じゃあ、中国産が入っているかどうかは、どうやって確かめるのか。
正直に言うと、僕も最初は「店に問い合わせるしかないやろな」と思っていました。10月7日に書いた中国産不使用おせち通販5選でも、匠本舗は料理ごとの産地の一覧が見当たらない、と書いています。
ところが、ちゃんとありました。ここで訂正しておきます。

各おせちの商品ページを下のほうへ進むと、「原材料・アレルゲン一覧」という表があります。その中の「原材料・アレルゲンについてはこちら」というリンクを開くと、料理1品ごとの表が出てきます。
表の列は、お品書き名、ふりがな、内容量、主原料、主原料原産地、原材料名、添加物名、アレルゲン、注釈。見るべきは「主原料原産地」の列です。
たとえば「黒豆」なら、主原料は黒大豆で、原産地は「日本(北海道)」。「数の子」なら、主原料はにしんの卵で、原産地は「アメリカ又はカナダ」。こんな具合に、1品ずつ国の名前が書かれています。
読むときに気をつけたいのが、「国内製造」という書き方です。これはその原料を加工した場所が日本という意味で、もとの原料がどこの国のものかまではわかりません。高野豆腐やこんにゃく、梅麩のような加工品によく出てきます。
それから、表の最後には「使用する食材は天候不順やその他の予期せぬ事情等により、お断りなく変更する場合があります」と書かれています。表はあくまで今の予定、ということは頭に入れておいてください。
全55商品をこうやって数えた
ここからが本題です。
匠本舗のおせちの商品ページ56件から、それぞれの原材料表をたどりました。表が開けたのは55商品。「スーパー超特大おせち」の1商品だけは、リンク先の表が開けませんでした(2026年10月10日時点)。
数えたのは、各料理の「主原料原産地」です。分け方はこうしました。
- 日本:原産地が日本・国産・国内製造だけの料理
- 海外:日本以外の国だけの料理(「輸入」と書かれたものも含む)
- 日本と海外:「日本又はアメリカ」のように両方が書かれた料理
- 中国:原産地に「中国」と書かれた料理(「中国産使用無し」の書き添えは除く)
表はエクセルから作られたページで、行がずれている箇所もあります。自作のプログラムで数え、ずれていた行は目で確かめながら数え直しました。同じ料理が別の段にも入っている場合は、1品と数えています。
答え合わせもしました。雲海は43品、煌賀は50品、柳雅は65品、七蕾亀粋は51品、彩幸は35品。どれも、商品ページに書かれた品目数とぴったり合いました。
とはいえ、表の崩れ方によっては数品ずれることもあります。ここから先の数字は「だいたいこのくらい」の概数として読んでください。
結果:中国産は「彩幸」の7品だけだった
数えた料理は、55商品で合計2,864品。結果はこうなりました。

主原料が日本の料理が1,326品、海外が1,403品、日本と海外の両方が書かれた料理が128品。そして中国は7品でした。
その7品は、全部同じ商品に入っていました。東京・銀座の「田中屋」が監修した三段重、彩幸(さいこう)です。
- 栗甘露煮(栗:中国)
- 昆布巻(昆布:中国)
- 合鴨スモーク(あい鴨肉:中国)
- 若桃甘露煮(もも:中国)
- 一口湯葉旨煮(湯葉:中国製造)
- 椎茸旨煮(しいたけ:中国)
- あわび旨煮(あわび:中国)
湯葉だけは、原材料名の欄に「中国製造」とあり、湯葉に加工した場所が中国という書き方でした。
彩幸以外の54商品は、主原料が中国の料理が0品
ここは、はっきり書いておきます。匠本舗のおせちのほとんどに中国産の主原料は見当たりませんでした。ただし「全部の商品で0品」ではなく、彩幸にだけ7品入っています。
「中国産使用無し」とわざわざ書いた料理も
数えていて、もうひとつ気づいたことがあります。
かまぼこやローストビーフのように、いくつかの国の原料を使う料理は、原産地の欄が「輸入(オーストラリア、ニュージーランド、ウルグアイ、その他(中国産使用無し))」のようになっていました。
「その他」の中に中国は入っていない、とわざわざ書き添えているわけです。こうした書き添えは、6商品・13品にありました。
面白いのは、中国の料理が7品ある彩幸にも、この書き添えがあることです。かまぼこ2品とローストビーフには「中国産使用無し」。つまり、料理ごとに産地をきちんと分けて書いている、ということでもあります。
同じ料理でも、ほかの商品では産地が違う
では、彩幸で中国産だった料理は、ほかの商品ではどこの国のものを使っているのか。主原料が同じ料理を、彩幸以外の54商品で数えてみました。

栗は70品のうち65品が韓国。昆布は28品すべてが日本、合鴨は33品のうち29品がタイでした。しいたけは41品のうち26品がベトナム、あわびは49品のうち41品が韓国。
同じ「栗甘露煮」でも、商品によって仕入れ先がまるで違うんです。彩幸だけが中国の原料を使っている、という形でした。
「海外産=中国産」ではない
もうひとつ、知っておいてほしい数字があります。
匠本舗のおせちは、半分くらいの料理が海外の原料です。でも、その海外の中身は中国ではありません。

表に出てくる国を数えると、いちばん多いのはタイで397品。次がアメリカの280品、ベトナムの173品、韓国の143品、カナダの137品、ロシアの100品と続きます。中国は7品で、海外の国の中ではかなり少ないほうでした。
料理で見ると、もっとわかりやすいです。数の子は57品のほとんどが「アメリカ又はカナダ」。海老はタイやベトナム、栗は韓国が中心です。
逆に、黒豆は64品のうち55品が日本。紅白なますは46品すべて、田作りは26品すべてが日本でした。おせちの定番の中にも、国産が当たり前の料理と、海外が当たり前の料理がある、ということですね。
ちょっと話がそれますが、しいたけが海外になりやすいのには理由があります。林野庁の資料では、国内で出回る乾しいたけのうち輸入は約7割(2025年)。森林・林業白書では、輸入きのこの多くは中国産の乾しいたけと乾きくらげ、とされています。
おせち全体で見ても、しいたけは中国産が入りやすい食材のひとつ、というわけです。匠本舗ではベトナムが多かったので、店ごとに仕入れ先を変えている、と読めます。
中国産が気になる人に選びたい匠本舗のおせち4選
ここからは、中国産が気になる人向けに、匠本舗のおせちから4つ選びました。
順位の付け方はこうです。まず、主原料が中国の料理が0品であること。そのうえで、主原料が日本の料理の割合が高い順に並べました。人数あたりの値段も、あわせて見ています。
まずは4つを表で並べておきます。
| おせち | 価格(税込) | 日本の料理 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 1位 雲海 | 15,800円 | 43品中23品 | 約3〜4人前 |
| 2位 柳雅 | 18,800円 | 65品中31品 | 約4〜5人前 |
| 3位 七蕾亀粋 | 16,800円 | 51品中18品 | 約4〜5人前 |
| 4位 煌賀 | 17,800円 | 50品中17品 | 約4〜5人前 |
価格は2026年10月10日に匠本舗の商品ページで確認したもので、届く日を指定しない場合の送料込みの価格です。「日本の料理」は、原材料表の主原料原産地が日本だけの料理の数(当サイトで数えた概数)。4つとも、主原料が中国の料理は0品でした。
1位 雲海 料理の半分以上が日本の原料
向いてる人:中国産を避けつつ、国産の原料が多いおせちを3〜4人で囲みたい人
雲海は、有馬温泉の料理人・大田忠道さんが監修した三段重です。43品目で約3〜4人前。
原材料表では、43品のうち23品の主原料が日本でした。割合にすると約53%で、4つの中でいちばん高い数字です。日本と海外の両方が書かれた料理が1品、海外が19品で、中国は0品。
日本の料理には、看板の鮎甘露煮、鯛の広島菜巻き、ぶり照焼、こはだの卯の花和え、黒豆煮などが並びます。海外は、鮑煮とあわびが韓国、祝い海老とたこ照焼がベトナム、味付ロブスターがマダガスカル又はインドネシア又はインド、といった顔ぶれでした。
なお、日本の23品のうち5品は、原産地の欄そのものが「国内製造」と書かれた加工品(高野豆腐・こんにゃく・きんとんなど)です。
奥の細道「大田忠道」監修おせち 太閤の御膳 雲海【496】
- 三段重・43品目・約3〜4人前・冷蔵 15,800円
- 届く日は12月29〜31日のいずれか(選べない)
- 届く日を選べる版は20,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月10日確認・税込・送料無料)
- 向いてる人:中国産を避けつつ、国産の原料が多いおせちを3〜4人で囲みたい人
- 気をつけたい点:4つの中では少人数向け。4人以上ならほかの3つのほうが量に余裕がある。11月1日以降はキャンセルできない
数えた中で、割合でここまで日本が多い料亭監修おせちが1万円台半ばで買える、というのは目を引きました。雲海の中身や口コミは雲海の口コミと中身でくわしく書いています。
2位 柳雅 日本の料理の数は4つで最多
向いてる人:4〜5人で品数の多いおせちを囲みたい。国産の料理の数も多いほうがいい人
京都岡崎の「味ま野」が監修した五段重です。65品目で約4〜5人前。
原材料表では、65品のうち31品の主原料が日本。割合は約48%ですが、日本の料理の数は4つの中でいちばん多くなります。海外が32品、日本と海外の両方が2品で、中国は0品でした。
日本の料理は、牛肉とごぼうのしぐれ煮、鶏の柔らか炭火焼、ぶり照焼、小鯛の笹漬、金柑甘露煮など。肉料理にも国産が入っているのは、家族で食べるおせちとしてはうれしいところです。海外は、有頭海老がベトナム、アワビ煮が台湾、銀鮭がチリ、数の子がアメリカ又はカナダでした。
日本の31品のうち10品は、原産地の欄が「国内製造」の加工品です。ここは正直に書いておきます。
京都岡崎「味ま野」監修伍段重 柳雅【669】
- 五段重・65品目・約4〜5人前・冷蔵 18,800円
- 届く日は12月29〜31日のいずれか(選べない)
- 届く日を選べる版は28,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月10日確認・税込・送料無料)
- 向いてる人:4〜5人で品数の多いおせちを囲みたい。国産の料理の数も多いほうがいい人
- 気をつけたい点:お重が5つに分かれるので、冷蔵庫の場所を取る。日本の料理には「国内製造」の加工品も含まれる
肉料理まで国産で、という家にはいちばん合うと思います。
3位 七蕾亀粋 国産の魚がずらりと並ぶ七段重
向いてる人:国産の魚料理をいろいろ食べたい、4〜5人の家
日本橋の老舗「大増」が監修した、七段に分かれたおせちです。51品目で約4〜5人前。
51品のうち、主原料が日本の料理は18品。日本と海外の両方が4品、海外が29品で、中国は0品でした。割合だけ見ると約35%ですが、日本の料理の中身が目を引きます。
蛍烏賊の含め煮、連子鯛の真砂和え、鰆の昆布〆と黄金焼き、ワカサギの佃煮、鰤の奉書煮、帆立の燻製、若鶏の雲丹焼き。国産の魚介と鶏が、料理として主役級なんです。海外のほうは、ロブスター旨煮、焼き雲丹貝盛り(チリ)、あわび(韓国)など、見た目の華やかな品が多めでした。
日本ばし「大増」監修おせち 七蕾亀粋【805】
- 七段重・51品目・約4〜5人前・冷蔵 16,800円
- 届く日は12月29〜31日のいずれか(選べない)
- 届く日を選べる版は28,000円
匠本舗の商品ページ(2026年10月10日確認・税込・送料無料)
- 向いてる人:国産の魚料理をいろいろ食べたい、4〜5人の家
- 気をつけたい点:お重が7つに分かれるので、冷蔵庫の場所を取る。日本の料理の割合は4つの中で低めのほう
小さなお重に分かれているので、取り分けやすいのもいいところです。
4位 煌賀 国産の真鯛や芝海老も入る特大二段重
料理人・中村孝明さんが監修した特大の二段重です。50品目で約4〜5人前。
※中村孝明さんは2026年1月に亡くなっています。匠本舗の商品ページによると、おせちの監修は中村さん本人によるもので、亡くなったあとの監修業務は本人の意思で株式会社孝明が引き継いでいます。
50品のうち、主原料が日本の料理は17品。日本と海外の両方が5品、海外が28品で、中国は0品でした。
日本の料理には、金箔黒豆、真鯛の俵焼き、芝海老の蜜煮、蛍烏賊の含め煮、帆立の鼈甲串、ぶり鳴門などがあります。主役のロブスターはマダガスカル・インドネシア・イエメン、あわびは韓国、蟹の甘酢漬けはロシア・カナダ。蟹味噌甲羅盛りは「日本 韓国」と両方が書かれていました。
「中村孝明」監修おせち 煌賀【667】
- 特大二段重・50品目・約4〜5人前・冷蔵 17,800円
- 届く日は12月29〜31日のいずれか(選べない)
- 届く日を選べる版は27,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月10日確認・税込・送料無料)
- 向いてる人:中国産は避けたいけれど、ロブスターや甲羅盛りの華やかさも欲しい4〜5人の家
- 気をつけたい点:日本の料理の割合は4つの中でいちばん低い。二段重なので一段が大きく重い
国産の割合より、蓋を開けたときの豪華さを取りたい人向けです。中身の話は煌賀の口コミと中身を見てください。
番外:彩幸は産地を気にしない人向け
ここで、中国の料理が7品あった彩幸のことも、公平に書いておきます。
彩幸は、東京・銀座の「田中屋」が監修した三段重。35品目で約3人前、価格は18,800円(2026年10月10日確認・税込・送料無料)です。
中国の7品ばかりが目立ちますが、主原料が日本の料理は35品のうち16品。割合にすると約46%で、実は3位の七蕾亀粋や4位の煌賀より高いんです。
黒豆と棒鱈は北海道、金柑は宮崎県、さつまいもは徳島県と、県の名前まで書かれた料理もありました。
なので、「中国産かどうかより、国産の割合が気になる」「中国産は特に気にしない」という人にとっては、悪くない選択肢です。逆に、中国産を1品でも避けたい人には向きません。
中国産が気になるなら彩幸は外す。気にならないなら、選んでもいい
そういう、選ぶ人しだいの商品です。
中国産が気になる人の匠本舗の選び方
4選以外も含めて、選び方を整理しておきます。
いちばん大事なのは、買う前に、その商品の原材料表を自分で開いてみること。匠本舗は、問い合わせなくても料理ごとの産地がわかる店です。気になる料理があれば、主原料原産地の列を見れば一発でわかります。
監修の料亭で選ぶ人も多いと思います。「岩元」監修の5商品、「道楽」監修の5商品は、どれも主原料が中国の料理は0品でした。
予算を抑えたいなら、京都東山の「はり清」が監修した清祥(43品目・約3〜4人前・10,800円)も候補です。43品のうち22品が日本で、中国は0品。ただし、日本の22品のうち8品は、原産地の欄が「国内製造」の加工品でした。
逆に、とことん国産にこだわるなら、「道楽」十四代目が監修した伝統京おせちの「うけもち」(100,000円)と「うかたま」(170,000円)は、72品すべての主原料が日本でした。値段の桁がひとつ違うので、気軽に選べるものではありませんけどね。
それから、表に出ているのは主原料の産地だけです。調味料や、主原料以外の材料の産地までは、表の「原材料名」に国名がある料理を除いてわかりません。ここは、ほかの店でもだいたい同じです。
塩分も気になる人は、おせちの塩分一覧もあわせてどうぞ。
通販のページに産地を書く義務はない
少し制度の話もしておきます。
消費者庁のガイドブックによると、食品表示のルール(食品表示基準)は、食品の容器や包装への表示が対象です。通販サイトのページは、もともと対象の外。届いたおせちの箱には表示の義務がありますが、注文前の商品ページに産地を載せるかどうかは、店しだいなんです。
そのうえでガイドブックは、通販サイトでもできるだけ表示事項を載せることが望ましい、としています。
つまり、匠本舗のように料理1品ずつの産地を注文前に見せている店は、親切な部類。ほかの大手通販でも「産地はお問い合わせください」という店や、そもそも原材料表を載せていない店がありました。くわしくはジャパネット・ベルーナのおせちは中国産?で書いています。
参考:消費者庁「インターネット販売における食品表示の情報提供に関するガイドブック」
「その他」の2文字で手が止まった日
僕にも、表の書き方で手が止まった思い出があります。
何年か前の秋、仕事で年末商戦の仕入れの準備をしていた時のこと。取引先から届いた練り物の規格書を見ていたら、原料の欄に「輸入(タイ、アルゼンチン、その他)」と書いてありました。
その他って何やねん、と。
上司に「その他って、どこの国なんですか」と聞いたら、「それを聞くのがお前の仕事や」と返されまして。取引先に電話して、国の名前を全部出してもらうまで、半日かかりました。
今回、匠本舗の表で「その他(中国産使用無し)」という書き方を見た時、あの日のことを思い出したんです。「その他」の中身を気にする人がいるとわかっているから、先回りして書いている。表を作った人の気持ちが、少しわかった気がしました。
注文前に知っておきたいこと
最後に、匠本舗のおせちに共通する注意点です。
- 冷蔵・盛り付け済みで届くので、解凍はいらない。消費期限は2027年1月2日
- 届く日は12月29・30・31日のいずれかで、時間帯も選べない(確定は12月20日以降の出荷案内で連絡)
- 送料は1,500円。ネット注文で合計8,000円以上なら無料
- 支払いはクレジットカード、Amazon Pay、銀行振込、郵便振替。代金引換は使えない
- のしやラッピングは受け付けていない
- キャンセル・変更は原則できない。11月1日以降は出荷の手配に入るため対応できない
キャンセルできないぶん、注文前に原材料表をのぞいておくのが安心です。店全体の評判や届き方は匠本舗のおせちの評判にまとめています。
よくある質問
Q. 匠本舗のおせちは中国産不使用?
全部の商品が中国産不使用、ではありません。原材料表を数えると、主原料が中国の料理は彩幸の7品だけで、ほかの54商品は0品でした。店の約束は「産地が不確かな原材料を使用しておりません」で、商品ページに中国産不使用とは書かれていません(輝希の1商品を除く)。
Q. 匠本舗のおせちの産地は、問い合わせないとわからない?
問い合わせなくても、商品ページで確かめられます。商品ページの「原材料・アレルゲン一覧」から「原材料・アレルゲンについてはこちら」を開くと、料理ごとの主原料と主原料原産地の表が出てきます。表で分からないことは、表の最後に書かれた電話番号(0570-66-6456)に問い合わせできます。
Q. 「岩元」や「道楽」監修のおせちに中国産は入っている?
今回数えた範囲では入っていませんでした。「岩元」監修の5商品、「道楽」監修の5商品とも、主原料が中国の料理は0品です。ただし海外の原料を使った料理はどの商品にもあり、国産の割合は商品によって違います。
Q. 全部が国産の匠本舗のおせちはある?
あります。「道楽」十四代目が監修した伝統京おせちの「うけもち」と「うかたま」は、72品すべての主原料が日本でした。ただし価格は100,000円と170,000円(2026年10月10日確認)なので、一般的なおせちとは別格の商品です。
Q. 通販のおせちには原材料や産地の表示義務がある?
届いた商品の容器や包装には表示の義務がありますが、通販のページへの掲載は義務ではありません。消費者庁のガイドブックでは、通販サイトでもできるだけ載せることが望ましい、とされています。注文前に産地を知りたいなら、匠本舗のように原材料表を公開している店を選ぶのが確実です。
まとめ
匠本舗のおせちの原材料表を55商品ぶん数えると、主原料が中国の料理は、彩幸の7品だけでした。
中国産が気になるなら、彩幸以外から選べば主原料に中国は入っていない
ただし、海外の原料はどの商品にもあります。中国ではなく、タイやアメリカ、ベトナム、韓国が中心です。「中国産なし」と「国産」は別の話なので、国産の割合まで気にするなら、商品ごとの表で確かめてください。
気にしたいこと別に並べると、こうなります。
- 国産の割合を一番に考えたい:雲海(43品中23品が日本・約3〜4人前・15,800円)
- 国産の料理の数も品数も欲しい:柳雅(65品中31品が日本・約4〜5人前・18,800円)
- 国産の魚料理をいろいろ食べたい:七蕾亀粋(国産の蛍烏賊・連子鯛・鰆など・16,800円)
- 華やかさを取りつつ中国産は避けたい:煌賀(ロブスターと甲羅盛り・17,800円)
- 中国産は気にしない、国産の割合を見たい:彩幸(35品中16品が日本・18,800円)
価格はどれも2026年10月10日に確認した、届く日を指定しない場合の税込・送料込みの価格です。
ほな、また!
出典:匠本舗 各商品ページと「原材料・アレルゲン一覧」の表(55商品を当サイトで集計)/消費者庁/林野庁 特用林産物の需給表・森林・林業白書(いずれも2026年10月10日確認)







