コチニール色素は虫で体に悪い?おせちの赤と黄の着色料【2027年】
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
お重のふたを開けたとき、パッと目に入るのが紅白かまぼこの赤と、栗きんとんや伊達巻の黄色。おせちが華やかに見えるのは、この色のおかげです。
ところが原材料の欄を見ると、「着色料(コチニール)」なんて文字が出てくる。
「コチニールって、虫ってほんま?それ、体に悪くないん?」
調べ始めると「アレルギー」「発がん性」「紅麹」なんて言葉まで並ぶので、気になりますよね。
おせちの添加物シリーズ、今回は着色料です。おせちの赤と黄色が何で付いているのか、コチニール色素やクチナシ、紅麹色素は体に悪いのか。消費者庁や食品安全委員会などの公的な資料で確かめました。
あわせて、匠本舗のおせち55商品・2,908品の原材料表を2026年10月23日に取り直して、どの料理にどの色が使われているのかも全部数えています。
目次
おせちの赤と黄色は何の色?
まずは全体の数字から。
匠本舗の55商品・2,908品のうち、添加物の欄に着色料があった料理は928品(約32%)でした。黒豆にのせる金箔も「着色料(金箔)」と書く決まりなので、金箔だけの料理を除くと862品(約30%)です。
おせちの3品に1品くらい、と思っておくと近い数字です。

いちばん多かったのは、パプリカやアナトー(ベニノキの種)などのカロチノイド系で299品。次がクチナシの281品、紅麹(表示は「モナスカス」)の221品でした。
コチニールは74品。名前のインパクトのわりに、数は意外と少なめです。
そして、「赤色102号」「黄色4号」のようなタール色素は、0品でした。

紅かまぼこの赤は、ほぼコチニール
おせちでコチニールが集まっているのは、紅白かまぼこの「紅」のほうです。
かまぼこ68品のうち41品に着色料があり、そのうち35品がコチニール(表示は「コチニール」か「カルミン酸」)。白いかまぼこには、着色料は入っていませんでした。
おもしろいのは、紅と白の原材料がまったく同じ商品が多いこと。たとえば雲海・煌賀・七蕾亀粋の紅と白のかまぼこは、魚肉・砂糖・でん粉・卵白と、材料の並びが一字一句同じでした。違いは着色料があるかないかだけ。
つまり紅白かまぼこの「紅」は、白いかまぼこの表面を赤く染めたものなんです。
ちなみに、同じ紅かまぼこでも、商品によって「着色料(コチニール)」と書くものと「着色料(カルミン酸)」と書くものがありました。中身は同じ系統の色素で、書き方が違うだけです。
例外もあります。道楽監修の都春錦の紅白蒲鉾は、コチニールではなく「トマトリコピン」、つまりトマトの赤い色素で色を付けていました。
栗きんとん・伊達巻の黄色はクチナシ
黄色の主役はクチナシです。
栗きんとん62品のうち42品に着色料があり、クチナシが32品、カロチノイドが10品でした(両方使う料理もあります)。
伊達巻は39品のうち26品。こちらはカロチノイドが19品、クチナシが7品です。
新人のころ、ぼくは栗きんとんの黄色は「栗とさつまいもの色」やと信じていました。売り場の先輩に「裏、見てみ。クチナシって書いてあるやろ」と言われて、ちょっとショックを受けたのを覚えています。
さつまいもの中身は、実際はもっと白っぽい黄色。あのお正月らしい黄金色は、クチナシの実の色で整えていることが多いんです。
ついでに言うと、クチナシの実は昔から、たくあんや栗ごはんを黄色くするのにも使われてきました。家で栗きんとんを作るときに、干したクチナシの実を割って一緒に煮る、というレシピを見たことがある人もいると思います。
梅麩や紅白の餅は紅麹、たこは一部だけ
紅麹の色素(モナスカス)が多いのは、梅の形の麩や、紅白の餅・団子、羊羹のようなピンクから赤の料理です。梅麩や梅花の料理87品のうち34品に着色料があり、そのうち32品が紅麹でした。
たこは37品のうち8品だけ。どれも「たこ照焼」のような照り焼きで、カラメルと紅麹を一緒に使って照りの色を付けていました。ゆでだこの赤そのものに着色料が書かれた料理はありませんでした。
なます・数の子・いくらは、ほぼ使わない
逆に、着色料がほとんど入らない料理もはっきりしています。

紅白なますは50品すべてで着色料なし。赤いのは人参そのものの色です。昆布巻(29品)と田作り(29品)も0品でした。
数の子は60品のうち5品、いくらは47品のうち1品だけ。どれもカロチノイドなどで、コチニールではありませんでした。
海老の赤は、もともと殻にある色素が加熱で赤くなったものが中心です。ただ、名前に「海老」が付く料理162品のうち54品には、カロチノイドやクチナシなどが入っていました。
コチニール色素は虫って本当?
本当です。
コチニール色素は、サボテンなどにつく「エンジムシ」というカイガラムシの仲間を乾かして、そこから取り出した赤い色素です。主な成分はカルミン酸。中南米が原産の虫です。

虫と聞くとギョッとしますが、使われてきた歴史は長く、いまも国の「既存添加物名簿」に載っている着色料です。日本の食品では、原材料の欄に書いたうえで使ってよいことになっています。
使われているのは、かまぼこのほか、ハム、清涼飲料水、お菓子など。食品だけでなく、口紅やアイシャドーのような化粧品にも入っています。
参考:食品安全委員会事務局「コチニール色素に関する情報」(平成24年5月11日)、日本食品化学研究振興財団「既存添加物名簿収載品目リスト」
アレルギーの報告と消費者庁の注意喚起
気をつけたいのは、アレルギーです。
消費者庁は2012年5月11日に「コチニール色素に関する注意喚起」を出しました。コチニール色素を含む飲み物と、急性のアレルギー反応(アナフィラキシー)についての国内の研究情報が届いたのがきっかけです。
注意喚起の中身を、かいつまんで並べるとこうなります。
- 国民生活センターなどには、コチニール色素が原因のアレルギーの相談は寄せられていなかった
- 一方で、化粧品や食品でアナフィラキシーを起こしたと考えられる例が、1960年代から20ほどの論文で報告されている
- 赤い色素の入った化粧品でかゆみが出ていた女性が、コチニール色素入りの食べ物で、呼吸が苦しくなるほどの重い反応を起こした例もある
食品安全委員会事務局の資料によると、国際的な専門家会議(JECFA)も2000年に、コチニール色素やカルミン類は一部の人にアレルギーを起こすことがある、と結論しています。アメリカでは2009年に、表示が義務になりました。
アレルギーの原因は、色素そのものより、虫から取るときに混ざるたんぱく質ではないかと考えられています。EFSA(ヨーロッパの食品安全の機関)も、精製してたんぱく質を取り除くのが望ましい、としていました。
口紅やチークのあとに唇や肌がかゆくなったことがある人は、食べ物のほうでも気をつけておくと安心です。体に変化を感じたら、皮膚科やアレルギー科で相談してください。
参考:島根県「コチニール色素に関する注意喚起について」(消費者庁の注意喚起の本文あり)
発がん性や、とってよい量は?
「コチニール 発がん性」で調べる人も多いようです。
EFSAは2015年に、コチニール・カルミン酸・カルミンをまとめて評価し直しました。その結果は、カルミン酸に遺伝毒性はなく、ラットやマウスでの発がん性の試験などでも、毒性の所見は見られなかったというものです。
一日にとってよい量(ADI)は、カルミン酸として体重1kgあたり2.5mg。体重50kgの人なら1日125mgです。ヨーロッパの人がふだんとっている量の推計は、どの年代もこれより下でした。
紅かまぼこ2切れに入るカルミン酸の量は表示されていないので、正確な計算はできません。ただ、色を付けるための色素は、ほんの少しで濃く染まるもの。かまぼこを数切れ食べてこの量に届く、という心配はしにくいと思います。
クチナシや紅麹色素は体に悪い?
コチニールのほかに、おせちで数の多いクチナシと紅麹も見ておきます。
クチナシ色素はクチナシの実の色
クチナシ色素は、アカネ科のクチナシの実から取った色素です。黄色の主成分はクロシンとクロセチン。サフランの黄色と同じ系統の成分です。
コチニールと同じく「既存添加物名簿」に載っている着色料で、黄色のほかに、青や赤のクチナシ色素もあります。今回の表でも「クチナシ青色素」「クチナシ赤色素」が少しだけ出てきました。
今回、消費者庁や食品安全委員会の資料を当たった範囲では、クチナシ色素について、コチニールのような注意喚起は見つかりませんでした。
紅麹色素は、小林製薬の件とは別もの
2024年の小林製薬の紅麹サプリの件で、「紅麹」と聞くだけで身構える人も多いと思います。正直に言うと、ぼくも最初は原材料の欄の「モナスカス」を見て、一瞬「あの紅麹か」と思いました。
でも、ここは分けて考えてよさそうです。

消費者庁・厚生労働省・農林水産省がまとめたQ&Aでは、こう整理されています。
- 問題になった小林製薬の紅麹原料は、米に紅麹菌を加えて育て、加熱して粉にしたもの
- 着色料のベニコウジ色素は、紅麹菌を育てた液から色を取り出したもので、食品添加物として決まった規格がある
- だから、作り方も使う目的も違うもの
回収の命令が出たのは、小林製薬のサプリ3製品だけでした。おせちの梅麩や紅白餅のピンクは、こちらの着色料の紅麹色素です。
参考:消費者庁・厚生労働省・農林水産省「小林製薬が製造する紅麹に関するQ&A」
「天然の色素だから安全」とは言い切れない
ここまで出てきたコチニール・クチナシ・紅麹は、どれも虫や植物、カビから取った色素です。
じゃあ天然なら何でも安心かというと、そうとも言い切れません。
たとえば、茜(あかね)の根から取った「アカネ色素」は、長く使われてきた天然の着色料でした。ところが2004年に、遺伝毒性と、ラットの試験での腎臓への発がん性が認められ、国は既存添加物名簿から外して、使うことも売ることも禁止しました。
逆に言えば、問題が見つかれば外される仕組みがあるということ。いまの名簿に載っている色素は、その見直しを経てきたものです。
消費者庁のガイドラインでも、「天然」「合成」といった言葉と「無添加」を組み合わせた表示は、誤解を招くおそれがあるとしています。「天然だから安全」「合成だから危険」と分けるより、何がどの料理に入っているかを見るほうが確かです。
参考:厚生労働省「既存添加物名簿からのアカネ色素の消除について」(2004年7月9日)、消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」
原材料の欄での見分け方
着色料は、何のために入れたか(着色料)と、何を入れたか(コチニールなど)を両方書く決まりです。
ただし、物質の名前に「色」の字が入っていれば、「着色料」の言葉は省いてもかまいません。なので同じコチニールでも、「着色料(コチニール)」と書かれたり、「コチニール色素」と書かれたりします。

コチニールを避けたいなら、消費者庁の注意喚起に載っている4つの書き方を覚えておけば大丈夫です。
- 着色料(コチニール)
- 着色料(カルミン酸)
- コチニール色素
- カルミン酸色素
紅麹は「モナスカス」「紅麹色素」「ベニコウジ色素」と書かれます。
一方、「赤色102号」のように号数のついたものは、タール色素と呼ばれる指定添加物です。日本で使えるのは赤・黄・緑・青の12品目。おせちでは、匠本舗の55商品に1品もありませんでした。
参考:札幌市保健所「食品添加物の表示」、日本食品化学研究振興財団「指定添加物リスト」
おせちは料理ごとの表を見る
おせちで困るのは、1箱に30〜80品も入っていることです。箱全体でまとめた原材料の表示だと、どの料理にコチニールが入っているのか分かりません。
匠本舗は、商品ページの「原材料・アレルゲンについてはこちら」から、料理1品ずつの表が見られます。コチニールを避けたいなら、まず紅かまぼこ・桜色の羊羹・帆立明太のような、赤やピンクの料理の行を見てください。
今回の集計では、コチニールが入っていたのは55商品のうち40商品、料理にして74品。紅かまぼこのほかは、桜羊羹、海老信田巻き、帆立明太、紅白手毬しぼりなどでした。
逆に、コチニールを1品も使っていない商品は15ありました。
コチニールなしの匠本舗おせち3選
最後に、匠本舗のおせちから、コチニールを使っていないものを3つ選びました。
選んだ基準は、2026年10月23日に取った原材料表で、コチニール(カルミン酸)を使った料理が0品であること。そのうえで、着色料の入る料理の割合が低い順に、人数が分かれるように選んでいます。
なお、黒豆の金箔だけの料理は着色料の数に入れていません。また、3つとも着色料がまったくないわけではなく、クチナシや紅麹などは入っています。
まずは主なおせちを表で並べておきます。
| 商品 | 着色料の入る料理 | コチニール | 価格 |
|---|---|---|---|
| 都春錦 | 30品中6品(20%) | 0品 | 18,000円 |
| 豊彩 | 47品中10品(21%) | 0品 | 20,500円 |
| 超特大宝船 | 48品中14品(29%) | 0品 | 16,800円 |
| 煌賀 | 51品中12品(24%) | 2品 | 17,800円 |
| 雲海 | 45品中13品(29%) | 2品 | 15,800円 |
価格は2026年10月23日に匠本舗の商品ページで見た税込価格です。豊彩・超特大宝船は10月31日までの早割、煌賀と雲海は届く日を指定しない場合の価格。品数は原材料表に載っていた料理の数で、商品ページの品目数と少し違うものもあります。

1位 都春錦 着色料は30品中6品
向いてる人:コチニールを使わず、着色料の入る料理もできるだけ少ないおせちを、2人で囲みたい家
京都・東山の料亭「道楽」が監修した、約2人前の小さな三段重です。30品目。
原材料表の30品のうち、着色料が入っていたのは6品。栗渋皮煮金団・伊達巻・彩り砧巻・〆鯖胡瓜巻のクチナシ、梅型羊羹のクチナシと紅麹、そして紅白蒲鉾のトマトリコピンです。
紅白蒲鉾の紅をトマトの色素で付けているのは、55商品の中でこの都春錦だけでした。
京都東山 料亭「道楽」監修おせち 都春錦【720】(約2人前・三段重30品目・冷蔵)
- 価格 18,000円
匠本舗の商品ページ(2026年10月23日確認)。税込・送料無料。早割の段階の表示はなく、届く日を選べる版も見当たらない
口コミは15件で平均4.3。まだ件数は少なめです。
- 向いてる人:コチニールを使わず、着色料の入る料理もできるだけ少ないおせちを、2人で囲みたい家
- 気をつけたい点:2人前なのに、3〜4人前の匠本舗のおせちより高い。お重は約14.6cm四方と小ぶり
- しゅんのひとこと:色で飾るより、だしと焼き目で見せる箱。正月の量を控えめにしたい2人に合います
中身や口コミは都春錦の口コミと中身の記事にくわしく書いています。
2位 豊彩 4〜5人前で着色料が少なめ
向いてる人:コチニールを使わず、着色料の入る料理の少ないおせちを、4〜5人の家族で囲みたい家
東京・赤坂の和食店「あじさい」が監修した、5.5寸の与段重です。約4〜5人前・47品目。
着色料が入っていたのは47品のうち10品(約21%)。4〜5人前の商品の中でも、低いほうの割合でした。中身はクチナシが中心で、紅白梅麩やころ手まり麩に紅麹、野菜のムースにベニバナが使われています。
かまぼこは紅白ではなく「市松かまぼこ」で、黄色はクチナシ。紅白なますの赤は人参の色です。
東京「赤坂 あじさい」監修 与段重 豊彩【654】(約4〜5人前・与段重47品目・冷蔵)
- 10月31日まで 20,500円
- 11月1日〜12月10日 21,000円
- 12月11日から 23,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月23日確認)。税込・送料無料。届く日を選べる版は見当たらない
口コミは64件で平均4.3です。
- 向いてる人:コチニールを使わず、着色料の入る料理の少ないおせちを、4〜5人の家族で囲みたい家
- 気をつけたい点:お重は5.5寸と小さめで、おせちだけでお腹を満たすなら4人では足りない場面もある
- しゅんのひとこと:四段を順に開けていく楽しさは、この値段帯ではなかなかありません
中身は豊彩の口コミと中身の記事にまとめています。
3位 超特大宝船 口コミ1,653件
向いてる人:コチニールを使っていない、和洋のにぎやかなおせちを、4〜5人で2万円以下にしたい家
林裕人さんが監修した、約38cmの一段重です。約4〜5人前・48品目で、和と洋の料理が半分ずつ入ります。
着色料が入っていたのは48品のうち14品(約29%)で、コチニールは0品。洋風の料理が多いぶん、チーズテリーヌのトマト・パプリカ色素や、プディングの紅麹、ソーセージのクチナシのように、洋の料理に色が使われていました。
和の料理では、紅白なますに着色料はなく、紅かまぼこは入っていません。
林裕人監修おせち 超特大宝船【155】(約4〜5人前・一段重48品目・冷蔵)
- 10月31日まで 16,800円
- 11月1日〜12月10日 17,300円
- 12月11日から 22,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月23日確認)。税込・送料無料。届く日を選べる版は見当たらない
口コミは1,653件で平均4.2。3つの中では、買った人の数が桁違いです。
- 向いてる人:コチニールを使っていない、和洋のにぎやかなおせちを、4〜5人で2万円以下にしたい家
- 気をつけたい点:着色料の入る料理の割合は1位・2位より高い。一段で幅が約38cmあるので、冷蔵庫の場所は先に空けておきたい
- しゅんのひとこと:子どもも大人も、好きなものを取りに行ける箱。和の色の少なさより、洋の料理の多さで選ぶ箱です
中身は超特大宝船の口コミと中身の記事にあります。林裕人監修のほかの4品との違いは林裕人監修おせちの比較へ。
ほかの主力はコチニール1〜2品
匠本舗でよく選ばれている主力のおせちは、コチニールの入る料理が1〜2品ありました。どれも紅かまぼこが中心です。
中村孝明監修の煌賀は51品中12品が着色料入りで、コチニールは紅蒲鉾と桜羊羹の2品。大増監修の七蕾亀粋は53品中13品で、コチニールは紅蒲鉾の1品だけ。大田忠道監修の雲海は45品中13品で、赤かまぼこと帆立明太の2品でした。
コチニールのアレルギーが心配でなければ、この差はほとんど気にしなくていいと思います。紅かまぼこを避けたい家なら、取り分けるときに外せば済む数です。
ほかにコチニールを使っていない商品には、林裕人監修の招福重(約3〜4人前・届く日の指定なしで13,800円)や、花びし監修の絢珠(約2〜3人前・10月31日までの早割12,500円)もあります。
原材料表は、シーズンの途中で書きかわることがあります。注文の前に、商品ページの「原材料・アレルゲンについてはこちら」から最新の表を見てください。
よくある質問
Q. コチニール色素は虫からできているの?
はい、エンジムシというカイガラムシの仲間から取った赤い色素です。主な成分はカルミン酸で、日本では既存添加物として、原材料の欄に書いたうえで使ってよいことになっています。
Q. コチニール色素に発がん性はある?
公的な評価では、発がん性は認められていません。EFSAは2015年の評価で、カルミン酸に遺伝毒性はなく、発がん性の試験でも毒性の所見はなかったとしています。一日にとってよい量は、カルミン酸として体重1kgあたり2.5mgです。
Q. カルミン酸色素とコチニール色素の違いは?
同じ系統の色素で、表示の書き方の違いです。消費者庁は、食品では「コチニール色素」「カルミン酸色素」「着色料(コチニール)」「着色料(カルミン酸)」のどれかで書かれると案内しています。避けたい人は4つとも覚えておくと確実です。
Q. 紅麹色素は小林製薬の紅麹と同じもの?
違うものです。国のQ&Aでは、着色料のベニコウジ色素は紅麹菌を育てた液から色を取り出したもので、米で育てて粉にした小林製薬の紅麹原料とは、作り方も使う目的も違うと整理されています。
Q. かまぼこの赤と白は味が違う?
味を決める材料は同じで、違いは表面の色です。匠本舗のおせちで紅と白のかまぼこが別々に載っている25組を比べると、原材料の並びはすべて同じで、紅のほうにだけ着色料(コチニールなど)が書かれていました。
Q. 天然着色料と合成着色料の違いは?
いまの表示の決まりには、「天然」「合成」という分け方はありません。消費者庁は、こうした言葉と「無添加」を組み合わせた表示は誤解を招くおそれがあるとしています。天然由来でもアカネ色素のように問題が見つかって禁止されたものがあるので、言葉より中身で判断するのが確かです。
まとめ
おせちの赤と黄色は、紅かまぼこの紅がコチニール、栗きんとんや伊達巻の黄色がクチナシやカロチノイド、梅麩や紅白餅のピンクが紅麹、というのが中心でした。タール色素は、匠本舗の55商品で0品です。
色素の名前に驚くより、「どの料理に何が入っているか」を見て選ぶ
コチニール色素は本当に虫から取った色素ですが、公的な評価で発がん性は認められておらず、とってよい量も決まっています。ただし、まれにアレルギーを起こす人がいて、消費者庁が注意を呼びかけています。化粧品で肌が荒れたことがある人は、表示の4つの書き方を覚えておくと安心です。
紅麹色素は、小林製薬のサプリの紅麹原料とは別もの。紅白なます・数の子・いくら・昆布巻には、着色料はほとんど入っていませんでした。
- 2人で、着色料の少ないおせち → 道楽監修 都春錦(30品中6品・コチニール0・18,000円)
- 4〜5人で、着色料の少ないおせち → 赤坂あじさい監修 豊彩(47品中10品・コチニール0・20,500円)
- 4〜5人で、2万円以下のにぎやかな箱 → 林裕人監修 超特大宝船(コチニール0・16,800円)
添加物シリーズのほかの回は、おせちの添加物・保存料は体に悪い?、保存料と合成保存料の違い、数の子の漂白は体に悪い?、発色剤(亜硝酸Na)は体に悪い?、調味料(アミノ酸等)とは?からどうぞ。匠本舗の主力8品の表は匠本舗おせちの添加物と原材料の記事、卵やえびが気になる人はアレルギー対応おせちの記事にあります。
ほな、また!
出典:食品安全委員会事務局 コチニール色素に関する情報(2012年)、消費者庁 コチニール色素に関する注意喚起(島根県の掲載)、EFSA E 120 再評価(2015年)、日本食品化学研究振興財団 既存添加物名簿収載品目リスト、同 指定添加物リスト、消費者庁・厚労省・農水省 紅麹に関するQ&A、厚生労働省 アカネ色素の消除(2004年)、札幌市保健所 食品添加物の表示、消費者庁 食品添加物の不使用表示に関するガイドライン、匠本舗の各商品の原材料表(2026年10月23日取得)と商品ページ(都春錦・豊彩・超特大宝船・煌賀・雲海、2026年10月23日確認)。料理の数は当サイトの集計です。





