カツオの産地ランキング!どこが一番おいしい?おすすめは?
スーパーの鮮魚コーナーでカツオを見たとき、
「産地が静岡やったり高知やったり、そもそも一番獲れとるんはどこなんや」
そんな風に思ったことはありませんか。
この記事では、農林水産省の公式統計をもとに、
全国のカツオ水揚げ量ランキングと、それぞれの産地ならではの特徴を整理しました。
読み終わる頃には、なんでその産地が有名なんかスッキリわかるはずです。
この記事の重要ポイント
- ①全国のカツオ水揚げ量1位は静岡県で、全体の約3割を占める
- ②2位は宮城県、3位は東京都、4位は高知県と続く
- ③産地によって「遠洋漁業」と「近海の一本釣り」など漁のやり方が違う
- ④産地の違いを知ると、スーパーでの選び方も変わってくる
カツオ水揚げ量の全国ランキング
まず結論から言うと、
カツオの水揚げ量が全国で一番多いのは静岡県です。
農林水産省の「漁業・養殖業生産統計」(2022年)によると、
全国の水揚げ量は合計で約19万7千トン。
そのうち静岡県だけで約5万8千トン、
全体のおよそ3割近くを占めています。
| 順位 | 都道府県 | 水揚げ量 | 全国シェア |
|---|---|---|---|
| 1位 | 静岡県 | 約57,804t | 29.3% |
| 2位 | 宮城県 | 約33,326t | 16.9% |
| 3位 | 東京都 | 約16,883t | 8.6% |
| 4位 | 高知県 | 約15,161t | 7.7% |
| 5位 | 宮崎県 | 約11,577t | 5.9% |
参考:農林水産省「漁業・養殖業生産統計」(令和4年)をもとに作成
上位3県で全国の半分以上を占めていて、
残りを高知県や宮崎県、新潟県などが続いている、というのが全体像です。
なぜ静岡県が圧倒的1位なのか
結論から言うと、静岡県が強いのは遠洋漁業の基地があるからです。
焼津港がカツオの一大拠点
静岡県の焼津港は、遠洋カツオ一本釣り漁や巻き網漁の水揚げ拠点として知られています。
太平洋の遠くまで船を出して大量に獲ってくるスタイルなので、
どうしても水揚げ量は他の産地より桁違いに多くなります。
「ってなんでやねん、静岡ってお茶とか富士山のイメージしかないやん」
と思う人もおるかもしれませんが、
実は焼津は日本を代表するカツオ・マグロの漁港で、
かつお節の生産量も全国トップクラスなんです。
宮城県・東京都の特徴
宮城県は気仙沼港が中心
2位の宮城県は、気仙沼港が水揚げの中心地です。
気仙沼も遠洋漁業の基地として知られていて、
静岡と同じく大型船での漁獲が多いのが特徴です。
東京都は島しょ部の漁が中心
意外に思われるかもしれませんが、
東京都が3位に入っています。
これは八丈島や神津島など、伊豆諸島でのカツオ漁が盛んなためです。
統計上は漁業経営体の所在地でカウントされるため、
東京都のデータには島しょ部の漁獲がまとめて含まれています。
高知県のカツオが特別な理由
水揚げ量では4位の高知県ですが、
「カツオといえば高知」というイメージを持つ人は多いはずです。
これは高知県が一本釣り漁と食文化で有名だからです。
一本釣りと初鰹の文化
- 竿と糸で一匹ずつ釣り上げる「一本釣り漁」が伝統的に盛ん
- 春に獲れる「初鰹」の時期は特に有名で、消費量も全国トップクラス
- 藁を燃やして表面を炙る「藁焼きのたたき」は高知の名物料理
量より、漁のやり方や食文化の面で存在感を出している産地、
それが高知県だと考えるとわかりやすいと思います。
産地の違いを選び方に活かすには
| 産地 | 主な漁法 | 特徴 |
|---|---|---|
| 静岡県 | 遠洋一本釣り・巻き網 | 水揚げ量が圧倒的に多い |
| 宮城県 | 遠洋漁業 | 気仙沼港が中心地 |
| 高知県 | 近海一本釣り | 初鰹・たたき文化で有名 |
スーパーでカツオを選ぶとき、
産地表示が「静岡県産」なら遠洋漁業でまとまって水揚げされたもの、
「高知県産」の初鰹なら近海で釣り上げた鮮度重視のもの、
というイメージを持って見比べてみると、
「あ、この産地はこういう漁の仕方なんや」
と、選ぶ楽しみがぐっと増えるはずです。
まとめ
カツオの水揚げ量は、静岡県が全国の約3割を占めて1位、
続いて宮城県、東京都、高知県という順番でした。
量の面では静岡県や宮城県といった遠洋漁業の基地が強い一方、
高知県のように漁法や食文化で存在感を発揮している産地もあります。
数字だけでなく、漁の背景まで知っておくと、
食卓に並ぶ一切れのカツオがちょっと違って見えてくるはずです。
