カニ雑炊の作り方【2026年】余ったカニと殻の出汁で年越しの締め
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
カニ鍋のいちばんのごちそうは、最後の雑炊やと思っています。
カニの身を食べきったあとの鍋には、殻やみそから出たうまみが全部たまっている。そこにご飯を入れて、卵でとじる。これがうまくないわけがありません。
ただ、いざ作ると「ご飯がべちゃっとした」「しょっぱすぎた」「卵がかたまりすぎた」と、意外に失敗しやすいのも雑炊です。
この記事では、かに本舗が出しているカニ雑炊とカニ鍋のレシピを土台に、作り方の手順を整理しました。鍋の汁がないときに殻や甲羅から出汁を取る方法、余ったカニの入れ方、翌日に残ったときの扱いも書いています。
最後に、雑炊まで楽しみやすいカニを、かに本舗の商品から4つ選びました。
目次
カニ雑炊の基本の作り方
まずは、カニ鍋のあとに作るいちばん基本の形からいきます。
かに本舗のカニ雑炊のレシピは、4人前でこんな材料です。
- カニ雑炊のだし(鍋の残り汁):1000cc
- ご飯:お茶碗2〜3杯
- 卵:2個
- ねぎ(薬味):適量
- カニのむき身(飾り用):約8本

手順は4つだけです。
1. 鍋の具をきれいに取り出す
最初に、鍋に残っている野菜や豆腐、殻をきれいにすくい出します。
殻が残ったままだと、ご飯と一緒によそったときに口に当たって危ない。細かい殻のかけらは、お玉やあみじゃくしで底までさらっておきます。
2. ご飯をざるにあけて、水でさっと洗う
ここが雑炊のいちばん大事なところ。
かに本舗のレシピでは、ご飯をざるにあけて、水でさっと洗って粘りを取る、となっています。
洗わずに入れると、ご飯の表面のでんぷんが汁に溶けて、とろっと重たい「おじや」寄りになります。さらっとした雑炊にしたいなら洗う。それだけで口当たりがまるで違います。
3. だしが沸いたらご飯を入れて、味を直す
だしを沸かしてご飯を入れ、味を見ます。かに本舗のレシピには、塩やポン酢を少し入れてもおいしい、と書かれています。
ここで気をつけたいのが、しょっぱさ。
かに本舗のよくある質問には、同じ鍋でたくさんのカニを煮込むと、カニから出る塩分がたまって、とても塩辛くなることがある、という注意があります。カニ鍋をたっぷり楽しんだあとの汁は、思った以上に塩気が強いことがあるんです。
味見してしょっぱければ、塩を足す前に、水かお湯で少しのばしてください。
4. 卵を回し入れて、ふたをして蒸らす
沸いたら薬味と溶き卵を回し入れ、ふたをして2〜3分蒸らします。
卵を入れたあとにかき混ぜると、汁が濁って卵がばらばらになります。回し入れたら触らない。ふたをして余熱で火を通すと、ふわっと仕上がります。
かに本舗のカニ鍋のレシピでは、火を止めてふたをし、2分ほど蒸らしてから、刻みねぎとのりを散らして食べる手順でした。
ご飯は洗う。卵は入れたら触らない。この2つで失敗はほぼ防げる
鍋の汁がないときは殻と甲羅で出汁を
「カニは焼いて食べたから、鍋の汁がない」
そんなときでも、食べ終わった殻や甲羅があれば雑炊は作れます。
カニの殻からはしっかり出汁が出ます。たとえば鳥取県の郷土料理「親ガニのみそ汁」は、農林水産省の「うちの郷土料理」によると、親ガニ(ズワイガニのメス)を半分に切って水からゆで、大根を入れて味噌を溶くだけ。カニのうま味を生かすために、具はあまり入れない料理として紹介されています。
雑炊のだしも、考え方は同じです。

殻からだしを取る手順
- 身を食べ終えた殻、脚の付け根の肩、甲羅を鍋に入れる
- 水を入れて火にかける(殻がかぶるくらい)
- 沸いたらアクをすくい、弱火で煮る
- 汁に色と香りが出てきたら、殻をすくい出す
- 細かいかけらが残らないよう、ざるでこす
煮る時間は、殻の量で変わるので決まった数字はありません。わたしは、汁がほんのり赤みを帯びて、台所にカニの香りが立ってきたら引き上げる、くらいの目安にしています。
殻は硬くて口を切りやすいので、最後にこすのだけは手を抜かないでください。
甲羅みそがあれば、溶かし入れる
甲羅にみそが残っていたら、雑炊に溶かし入れるとコクがぐっと深くなります。
ボイルの甲羅みそは、そのまま溶かして大丈夫。かに本舗の浜茹でガニの商品ページでは、甲羅みそはアルミホイルに包んで20分以上を目安に蒸す、という食べ方が案内されていました。冷たいまま食べるより、温めて香りを立たせる使い方です。
みその風味は強いので、入れすぎるとカニの身の甘さが隠れます。少しずつ溶かして、味を見ながら足すのがおすすめ。
蟹味噌そのものの選び方は、蟹味噌の通販の記事で比べています。
白だしやうどんだしで作ってもいい
殻もない、汁もない。カニの身だけが残っている、ということもありますよね。
そんなときは、市販のだしで十分です。かに本舗のカニ鍋のレシピも、市販のうどんだしを少し薄めに整えて使う作り方でした。
白だしやうどんだしを薄めて沸かし、余ったカニの身をほぐして入れれば、立派なカニ雑炊になります。市販のだしは塩気がもともとついているので、カニの塩気と重なってしょっぱくならないよう、いつもより薄めにのばしておくのがコツです。
余ったカニの入れ方 生・ボイル・冷凍で違う
雑炊に入れるカニは、手元にあるカニの状態で入れ方が変わります。

ボイルのカニは、最後にほぐして入れるだけ
ボイルのカニは、もう火が通っています。
かに本舗のボイルずわいの商品ページにも、ボイル済みだから調理不要でそのまま食べられる、と書かれています。雑炊に入れるなら、卵を入れる直前にほぐした身を散らすだけで十分です。
長く煮ると身が縮んで、繊維がぱさぱさになります。カニ鍋のレシピでも、煮過ぎるとパサパサになるので、カニは入れたらさっと取り出す、と書かれていました。
生のカニは、しっかり火を通す
生のカニは事情が違います。
かに本舗の生ずわいのむき身には「加熱してお召し上がりください」と書かれています。刺身用ではない生のカニを雑炊に入れるときは、だしの中で身が白く不透明になるまで火を通してから、ご飯を入れてください。
厚生労働省は、食中毒を防ぐ加熱のめやすを「中心部の温度が75℃で1分間以上」としています。生のカニを使うときは、短く済ませないほうが安心です。
解凍して余ったカニは、その日か翌日に
解凍したカニを食べきれなかったときの保存は、カニの解凍後は何日もつ?の記事で詳しく書いています。
ひとつだけ言うと、解凍したボイルの脚を凍らせ直すより、雑炊やかに玉にして早めに食べきるほうが、味の面でも失敗が少ないです。
ここで少し脱線させてください。
去年の大晦日、妻の実家で年越しのカニ鍋をしたときのことです。義理の兄が「雑炊はわしが作る」と張り切って、残っていた脚を全部、殻ごと鍋に放り込みました。
殻ごと入れたらだしが出て最高やろ、という理屈は分かるんです。ただ、ご飯と卵を入れたあとで、子どもの茶碗に殻のかけらが入ってしまって大騒ぎ。結局、全員の茶碗をのぞき込みながら食べる、落ち着かない締めになりました。
だしを取るなら殻は先に煮て、こしてから。身はほぐしてから。それ以来、うちの雑炊係はわたしです。
残った雑炊は翌日も食べられる?
鍋いっぱいに作って、雑炊が残ることもあります。
厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」では、残った食品について、早く冷えるように浅い容器に小分けして保存すること、温め直すときも十分に加熱すること(めやすは75℃以上)、時間が経ちすぎたものや少しでも怪しいものは食べずに捨てることが挙げられています。

鍋ごと台所に置いたまま朝を迎える、というのがいちばんよくないパターンです。粗熱がとれたら小分けにして冷蔵庫へ入れてください。
それと、雑炊は時間がたつとご飯が汁を吸って、どんどん固くなります。翌日に温め直すときは、水かだしを少し足して、ぐつぐつ沸くまで火を通すと、食べやすさも戻ります。
雑炊まで楽しむなら、どんなカニを選ぶ?
ここからは、カニを買うときの話です。
雑炊のことまで考えると、カニは「身だけ」より「殻や甲羅も入っている」もののほうが、最後まで楽しめます。殻や肩からだしが取れて、甲羅みそはコクになるからです。

- 甲羅みそ付き・姿:だしもみそも取れる。いちばん雑炊向き
- 半むき身(肩つき):身は食べやすく、肩の殻でだしも取れる
- むき身・棒肉:殻がないので、だしは鍋や市販のだしに頼る。そのかわり食べやすい
ちなみに、かに本舗の生ずわい半むき身セットの商品ページには「豪華かに鍋フルコースが楽しめます」という案内があります。鍋で身を楽しんで、残った肩や殻のだしで雑炊まで、という使い方にちょうど合う形です。半むき身のことはカニの半むき身とは?の記事にまとめています。
人数ごとの量の目安は、カニは1人何グラム?の記事を見てください。
雑炊まで楽しめるカニ かに本舗のおすすめ4選
選んだ基準は、雑炊のだしに使える殻や甲羅がどれだけ入っているか。そのうえで、人数に合う量と、1万円前後で買えるかを見ました。
まずは4品を表で並べておきます。
| 商品 | 値段 | 量 | だしに使える部分 |
|---|---|---|---|
| 1位 甲羅みそ付き半むき身 | 10,800円 | 1.4kg超 | 甲羅みそ・肩 |
| 2位 浜茹で紅ずわい姿2杯 | 5,400円 | 1kg超 | 甲羅・みそ・殻 |
| 3位 ボイル半むき身 脚爪爪下 | 7,600円 | 約1kg | 殻(肩なし) |
| 4位 折れ棒肉 生むき身 | 8,680円 | 約1kg | なし(身だけ) |
かに本舗の各商品ページ(2026年10月21日確認)。税込。
1位 かに本舗 甲羅みそ付きボイルずわい半むき身1.4kg超 鍋から雑炊まで
向いてる人:カニ鍋から甲羅みそ、最後の雑炊まで、ひと通り楽しみたい3〜5人の家
ボイルずわいの半むき身に、甲羅みそがついたセットです。脚・爪・爪下のほかに肩も入っているので、身を食べたあとの殻でだしが取れます。
甲羅みそは雑炊に溶かせば、そのままコクになります。雑炊のことを考えると、いちばん無駄のないセットです。
【甲羅みそ付き】5L〜4Lボイルずわい半むき身満足セット1.4kg超
- 脚・爪・爪下・肩・小指と甲羅みそ 10,800円
- 原産国はカナダ・ロシア
- 解凍は半むき身が冷蔵庫で1日、甲羅みそが冷蔵庫で2日
- 届く日の指定は注文の7日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年10月21日確認・税込・送料無料)。口コミ4.0(540件)
- 向いてる人:カニ鍋から甲羅みそ、最後の雑炊まで、ひと通り楽しみたい3〜5人の家
- 気をつけたい点:甲羅みその解凍に冷蔵庫で2日かかる。届く日の指定は7日後以降からなので、年末は早めに
- しゅんのひとこと:甲羅みそを半分は日本酒のアテに、半分は雑炊に。これがいちばん幸せな使い道です
2位 かに本舗 境港の浜茹で紅ずわいがに姿2杯 2人の締めに
向いてる人:2人で、甲羅のみそと殻のだしまで使い切る雑炊を作りたい家
鳥取・境港で浜茹でした紅ずわいがにの姿が2杯、1kg超のセットです。
姿のカニは、甲羅のみそも、脚や胴の殻も全部そろっています。2人で身を食べて、残った殻でだしを取って雑炊、という流れにいちばん合います。
【境港厳選】浜茹で大型紅ずわいがに姿2杯(1kg超)
- 姿2杯(1kg超) 5,400円
- 甲羅みそはアルミホイルに包み20分以上を目安に蒸す
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年10月21日確認・税込)。8,000円未満なので送料がかかる場合あり。口コミ4.0(174件)
- 向いてる人:2人で、甲羅のみそと殻のだしまで使い切る雑炊を作りたい家
- 気をつけたい点:姿なので、さばく手間がかかる。8,000円に届かないので送料がかかる場合がある
- しゅんのひとこと:1杯ずつ甲羅を割って、みそを雑炊に回す。2人の年越しにちょうどいい量です
紅ずわいの味や本ズワイとの違いは、紅ズワイガニとは?の記事、さばき方はカニの食べ方・さばき方にあります。
3位 かに本舗 ボイルずわい半むき身セット 脚・爪・爪下 約1kg 手軽に
向いてる人:半むき身で食べやすく、残った殻で軽くだしも取りたい2〜4人の家
脚・爪・爪下だけの、ボイルずわいの半むき身セットです。殻が半分むいてあるので食べやすく、残った殻で軽くだしも取れます。
1位とちがって甲羅みそと肩は入らないので、雑炊のコクは控えめ。そのぶん値段は3,200円安くなります。
ボイルずわい半むき身セット【脚・爪・爪下】(約1kg)
- 脚21〜31本・爪12〜19本・爪下12〜19本(総重量約1kg、net800g) 7,600円
- 原産国はノルウェー
- 解凍は冷蔵庫で1日がおすすめ
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年10月21日確認・税込)。8,000円未満なので送料がかかる場合あり。口コミ4.3(302件)
- 向いてる人:半むき身で食べやすく、残った殻で軽くだしも取りたい2〜4人の家
- 気をつけたい点:甲羅みそと肩は入らない。8,000円に届かないので送料がかかる場合がある
- しゅんのひとこと:だしが物足りなければ、白だしを少し足せば十分おいしくなります
4位 かに本舗 折れ棒肉 生ずわいがにむき身 約1kg 身をたっぷり入れたい
殻をすべて取った、生ずわいのむき身です。折れた棒肉なので見た目はそろっていませんが、そのぶん値段が手ごろ。
殻がないので、だしは鍋の汁か市販のだしに頼ることになります。そのかわり、雑炊にカニの身をたっぷり入れたい人には、むく手間がないのがいちばんの利点です。
【折れ棒肉】生ずわいがにむき身(約1kg)
- 約1kg 8,680円
- 加熱して食べる(刺身には使わない)
- 解凍は食べる直前に流水で5〜10分
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年10月21日確認・税込・送料無料)。口コミ4.6(1,404件)
- 向いてる人:殻をむく手間なしで、鍋にも雑炊にもカニの身をたっぷり入れたい家
- 気をつけたい点:生なので、雑炊に入れるときもしっかり火を通す。殻がないのでだしは取れない
- しゅんのひとこと:口コミの数はこの4つでいちばん多い。迷ったら量で選ぶ人向けです
むき身の比べ方は、カニむき身通販のおすすめの記事で書いています。
よくある質問
Q. カニ雑炊に殻は入れたままでいい?
殻は先に煮てだしを取り、ご飯を入れる前に取り出してください。殻ごと雑炊にすると、細かいかけらが茶碗に入って口を切ることがあります。だしを取ったあとは、ざるでこしておくと安心です。
Q. カニ雑炊は白だしでも作れる?
作れます。鍋の汁や殻のだしがないときは、白だしやうどんだしを薄めて使ってかまいません。かに本舗のカニ鍋のレシピも市販のうどんだしを使っています。カニにも塩気があるので、だしはいつもより薄めにのばすのがコツです。
Q. カニ雑炊のご飯は洗ったほうがいい?
さらっと仕上げたいなら洗ったほうがいいです。かに本舗のレシピでも、ご飯をざるにあけて水でさっと洗い、粘りを取ってから入れています。洗わずに入れると、とろみのある重たい仕上がりになります。
Q. 残ったカニ雑炊は翌日も食べられる?
浅い容器に小分けして冷蔵庫に入れておけば、翌日に温め直して食べられます。厚生労働省は、残った食品は早く冷えるよう小分けして保存し、温め直すときは75℃以上に十分加熱するよう呼びかけています。時間が経ちすぎたもの、少しでも怪しいものは食べずに捨ててください。
Q. 生のカニを雑炊に入れても大丈夫?
しっかり火を通せば大丈夫です。刺身用でない生のカニには「加熱してお召し上がりください」と表示されています。だしの中で身が白く不透明になるまで加熱してから、ご飯を入れてください。
まとめ
カニ雑炊は、鍋の具を出して、洗ったご飯を入れて味を直し、卵を回し入れてふたをして蒸らす。この4つの手順で作れます。
ご飯は洗ってさらっと。味はしょっぱくなりやすいので、のばしてから足す
鍋の汁がなくても、食べ終わった殻や甲羅からだしは取れます。殻は先に煮て、こしてから使ってください。白だしやうどんだしで作っても十分おいしくなります。
残った雑炊は浅い容器に小分けして冷蔵庫へ。温め直しは、ぐつぐつ沸くまで。
雑炊のことまで考えてカニを選ぶなら、殻や甲羅も入ったものがおすすめです。
- 鍋から甲羅みそ、雑炊まで → 甲羅みそ付きボイルずわい半むき身(10,800円)
- 2人で殻まで使い切る → 浜茹で紅ずわい姿2杯(5,400円)
- 食べやすさと値段のバランス → ボイル半むき身 脚・爪・爪下(7,600円)
- 身をたっぷり入れたい → 折れ棒肉 生むき身(8,680円)
年越しのカニをいつ頼むかは、年末のカニ通販はいつ頼む?の記事にまとめています。
ほな、また!
出典:かに本舗 かにレシピ「カニ雑炊」、かに本舗 かにレシピ「カニ鍋」、かに本舗 よくある質問、かに本舗の各商品ページ(583・968・612・213)、農林水産省 うちの郷土料理「親ガニのみそ汁」、厚生労働省 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(いずれも2026年10月21日確認・価格は税込)







