【2027年】冷凍おせちはまずい?正しい解凍方法と冷蔵おせちとの違い
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
「冷凍おせちって、やっぱりまずいんかな?」
通販おせちを初めて頼む人から、いちばんよく聞かれる心配です。冷凍と聞くと、スーパーの冷凍食品みたいな、水っぽくてパサついた味を想像しますよね。
先に言うと、冷凍おせちがまずくなる原因の大半は、冷凍そのものではなく解凍の失敗です。
この記事では、冷凍おせちがまずいと言われる理由、失敗しない解凍の手順と時間、それから「そもそも冷蔵おせちのほうがいいのか」まで、冷凍食品を毎日扱っている立場から順番に説明します。
この記事の重要ポイント
① 冷凍おせちの「まずい」の多くは、解凍のしかたで起きる
② 解凍は冷蔵庫で。Oisixの案内では24時間かかる
③ 元日に食べるなら、届く日は12月30日までにしておく
④ 常温に出しっぱなし、電子レンジ、解凍後の再冷凍は避ける
⑤ 解凍の手間をなくしたいなら、冷蔵で届くおせちを選ぶ
目次
冷凍おせちがまずいと言われる理由
冷凍おせちへの不満は、だいたい次の3つに分かれます。
- 水っぽい、ベチャッとしている
- 一部が固い、真ん中が冷たい
- 味がぼやけている
ひとつ目の水っぽさは、解凍のときに出る水分(ドリップ)が原因です。
食べ物を凍らせると、中の水分が氷になってふくらみ、細胞を少し傷めます。そこを急いで解かすと、溶けた水分がうまく戻らずに外へ流れ出る。これが水っぽさの正体です。
ふたつ目の固さ・冷たさは、単純に解凍の時間が足りていないとき。黒豆や数の子は小さいので早く解けますが、ローストビーフや厚い焼き物は中まで時間がかかります。
博多久松の楽天レビューでも、不満の声として目立ったのが「解凍が不完全だった」という話でした。逆に言うと、店の説明どおりに解凍できた人は、ほとんどが満足しているんです。
冷凍おせちは、届いてから食べるまでの段取りで味が決まる食べ物です。
実は冷凍向きに作られている
ここで少し、作る側の話をします。
通販のおせちは、凍らせる前提で料理を組み立てています。冷凍で傷みやすい食材(生の野菜、ゆで卵の白身、こんにゃくなど)はそもそも入れないか、凍っても食感が変わりにくい形に加工する。味付けも、解凍したときにちょうどよくなるよう調整します。
わたしも最初は「冷凍品は冷凍品やろ」と思ってた側の人間でした。考えが変わったのは、10年ほど前の冬。冷凍ガニの試食会で、同じ商品を「前の晩から冷蔵庫で解凍したもの」と「当日に流水で急いで解凍したもの」で食べ比べたときです。
同じ箱から出したのに、別の商品かと思うほど違った。前の晩から解凍したほうは身がしっとりしていて、急いだほうは繊維がスカスカ。あれ以来、解凍の話になると口うるさくなりました。
冷蔵で届くおせちも、実は作る途中で冷凍を使っていることがあります。匠本舗は商品ページで「冷凍耐性を探求した料理・食材をお重に盛り付けたあと、冷蔵で届ける」と説明しています。冷凍か冷蔵かは、どの段階で解かすかの違い、とも言えますね。
失敗しない解凍方法と時間
基本は、届いたら箱のまま冷蔵庫に入れて、ゆっくり解かす。これだけです。

解凍の時間は店によって違います。Oisixは「冷蔵庫で24時間」と案内していて、元日に食べるなら12月30日着をすすめています。博多久松は、お品書きと一緒に解凍方法の紙が入っています。
時間は、必ず届いた商品に入っている説明書を優先してください。
やってはいけない解凍

常温に出しっぱなしは、外側だけ先に解けて傷みやすくなります。暖房の効いたリビングに置くのは特にあかん。
電子レンジで温めるのも避けます。部分的に火が通って、かまぼこや卵焼きがゴムのようになります。
解凍後の再冷凍もおすすめしません。凍らせ直すと、もう一度ドリップが出て、さらに水っぽくなります。
一番の落とし穴は冷蔵庫の空き
解凍の手順そのものより、実は冷蔵庫に入らない問題のほうが深刻です。
年末の冷蔵庫は、お雑煮の材料、刺身、ビール、実家から届いた漬物でいっぱい。そこへ20cm角の重箱を入れる場所がなくて、仕方なく玄関や廊下に置いてしまう。これが失敗のよくある流れです。
注文するときに重箱のサイズを見て、届く前に冷蔵庫を片付けておく。たったこれだけで、冷凍おせちの満足度はぐっと上がります。
ちなみに冬の玄関は寒いから大丈夫、という人もいますが、日中は日が当たって思ったより温度が上がります。冷蔵庫と同じ温度を保てる場所は、家の中にはまずありません。
冷凍と冷蔵、どっちを選ぶ?
ここまで読んで「解凍めんどくさいな」と思った人は、冷蔵おせちを選ぶのも手です。

冷蔵おせちは、届いたら冷蔵庫に入れておくだけ。解凍の失敗が起きません。その代わり日持ちが短く、届く日も年末ぎりぎりになります。
| 店 | 届き方 | 届く日 | 日持ち |
|---|---|---|---|
| 匠本舗 | 冷蔵 | 12/29〜31(選べない) | 消費期限1月2日(匠) |
| 博多久松 | 冷凍 | 12/28〜31から選ぶ | 解凍後冷蔵2日 |
| Oisix | 冷凍 | 12/29〜1/3から選ぶ | 解凍後冷蔵2日以内 |
各店の公式ページ(2026年10月3日確認)。
選び方の目安はこうです。
- 年末は家にいて、手間を減らしたい → 冷蔵
- 帰省などで届く日を決めたい、冷凍庫に余裕がある → 冷凍
- 年明けに食べたい、届くのを1月にしたい → 冷凍(Oisixは1月3日まで選べる)
解凍いらずの冷蔵おせち:匠本舗 岩元監修「匠」
向いてる人:解凍の失敗が心配で、届いたらそのまま元日に出したい人
京都祇園の料亭「岩元」監修。匠本舗でいちばん売れているおせちで、商品ページのレビューは4,848件・平均4.3です。
盛り付け済み・冷蔵で届くので、冷蔵庫に入れておいて元日にフタを開けるだけ。約3〜4人前で、10月31日までは早割で14,900円(通常20,000円)です。
岩元監修 匠(約3〜4人前・冷蔵)
- 10月31日まで 14,900円
- 11月1日〜12月10日 15,200円
- 12月11日から 20,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月3日時点)。送料無料
- 向いてる人:解凍の失敗が心配で、届いたらそのまま元日に出したい人
- 気をつけたい点:届く日は12月29〜31日のどれかで選べない。消費期限は1月2日なので早めに食べきる
届く日を選べる冷凍おせち
冷凍を選ぶなら、届く日を自分で決められるのが利点です。
博多久松は1人前6,780円の「祇園」、2人前9,940円の「玄海」など少人数向けが手頃。Oisixは送料込みで、年明けまで届く日を選べ、味に満足できなければ返金の保証もあります。
それぞれの評判は博多久松のおせちの評判、Oisixのおせちの評判にまとめました。
よくある質問
解凍が間に合わなかったら?
まずは届いた商品の説明書を見て、店の案内に従ってください。レンジや湯せんで急いで解かすと、水っぽさや固さが出やすくなります。少しでも凍っている品があるなら、食べる時間を昼にずらすほうが確実です。
解凍したら何日もつ?
博多久松は「解凍後に冷蔵で2日」、Oisixは「解凍後は冷蔵で2日以内」と案内しています。くわしくはおせちの日持ちの記事を見てください。
冷凍のまま年明けまで置いておける?
博多久松は冷凍のままなら1月31日まで、Oisixは2月末〜3月末まで(商品による)と書かれています。
まとめ:冷凍おせちは解凍で決まる
冷凍おせちがまずいと言われる原因は、急いで解かすことと冷蔵庫に入らないこと。この2つを避ければ、冷凍でも十分においしく食べられます。
届く日は元日の2日前まで、冷蔵庫の場所を先に空けておく。それが面倒なら、最初から冷蔵おせちを選ぶ。どちらでも正解です。
ほな、また!
出典(2026年10月3日確認):Oisix おせちのお買い物ガイド、博多久松 公式ショップの商品ページ、匠本舗 匠の商品ページ、楽天市場 博多久松 玄海のレビュー。

