ホタテの玉冷とは?ボイルとの違い・サイズと刺身の解凍【2026年】
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
ホタテの通販を見ていると、「玉冷」という言葉がよく出てきませんか。
「玉冷って何? 普通の冷凍ホタテと違うの?」「ボイルと書いてあるのとどっちを買えばええの?」「41〜50粒って、大きいの? 小さいの?」
ぼくも仕入れの仕事をはじめたころ、伝票に「玉冷」と書かれていて、正直なところ何のことかよう分かっていませんでした。
この記事では、玉冷とは何かを北海道の水産試験場の資料をもとに整理して、ボイルとの違い、1kgに何粒かで見るサイズ、刺身にするときの解凍と「洗う?洗わない?」、保存まで順番に書きました。
商品の数字は、カニ通販のかに本舗とますよねのほたて貝柱の商品ページで、2026年11月1日に確かめたものです。
最後に、使い道から選べる冷凍ホタテを4つ紹介します。
目次
玉冷とは、生の貝柱を1粒ずつ凍らせたもの
玉冷は、殻からはずしたホタテの貝柱を、生のまま1粒ずつバラバラに凍らせた冷凍品のことです。
北海道立網走水産試験場の「ホタテガイ貝柱製品の品質および製造基準マニュアル」では、「冷凍貝柱製品(玉冷)」という名前で載っていました。
同じ資料に書かれている工場の流れは、ざっくりこうです。

最後の「グレーズ」は、凍った貝柱の表面に薄い氷の膜をつける工程です。この氷の膜が、冷凍庫の中で貝柱が乾いたり、においが移ったりするのを防いでくれます。
玉冷=生の貝柱を1粒ずつ凍らせて、氷の膜をつけたもの
1粒ずつ凍っているので、袋から必要な数だけ出して使える。かに本舗の刺身用のほたて貝柱も、商品ページに「個別に瞬間冷凍」「1個単位で必要な分だけ解凍できる」と書かれていて、これがまさに玉冷の形です。
ちなみに、同じマニュアルには貝柱の歩留りが6月から10月に高くなる、ともありました。夏から秋の貝柱は身が大きくなりやすい、ということです。産地ごとの違いはホタテの産地ランキングに書いています。
玉冷とボイル・ほかの貝柱の違い
「ホタテ 玉冷 貝柱 違い」で調べる人が多いんですが、玉冷も貝柱です。違うのは、生か、火が通っているか、乾かしてあるか。
北海道のマニュアルでも、玉冷とは別に「冷凍ボイル」「干し貝柱」の製品が分けて載っていました。

ボイルほたては、火を通してから凍らせたもの。かに本舗のボイルほたては、北海道の噴火湾のほたてをスチームボイルして急速冷凍したもので、解凍は冷蔵庫で1日でした。
ボイルは火が通っているぶん、身がしまって、甘みより旨みが前に出ます。刺身のとろっとした食感を求めるなら玉冷、バター焼きや炊き込みご飯に気軽に使うならボイル。ざっくりこの分け方で大丈夫です。
ここで1つだけ注意。玉冷でも、刺身にするなら「刺身用」と書いてあるものを選んでください。加熱用として売られているものもあります。
玉冷のサイズは「1kgに何粒」で見る
玉冷のサイズで迷うのが、「L」「2L」「特大」といった呼び名です。
最初、ぼくはこれがどの店でも同じ決まりやと思っていました。ところが比べてみると、店によって呼び方がバラバラなんです。
たとえば、かに本舗では1kgに61〜80粒のほたて貝柱を「大サイズ」と呼んでいます。一方で、ますよねの一覧には、ボイルのベビーホタテですが、同じ1kgに61〜80粒を「大粒2Lサイズ」と書いた商品がありました。
呼び名ではなく「1kgに何粒入っているか」を見る
粒数が少ないほど、1粒が大きい。1kgを粒数で割ると、1粒のだいたいの重さが出ます。
| 1kgの粒数 | 1粒の重さ | 商品の例 |
|---|---|---|
| 41〜50粒 | 約20〜24g | かに本舗 特大 |
| 61〜80粒 | 約12.5〜16g | かに本舗 大 |
| 大小バラバラ | そろっていない | ますよね 訳あり |
1粒の重さは1kgを粒数で割った目安。かに本舗の特大は商品ページに「1玉の重さ22g前後」と書かれている(各商品ページ・2026年11月1日確認)

刺身で「肉厚のホタテを食べた」と感じたいなら、41〜50粒くらいの大きいもの。海鮮丼にのせたり、バター炒めにしたりするなら、61〜80粒くらいのほうが1人あたりの粒数を多くできて使いやすいです。
ここで少し脱線すると、うちの子は大粒より小さめのほうが「たくさん食べた気がする」と喜びます。大人は1粒の厚み、子どもは粒の数。家族で食べるなら、案外そっちの目線も大事かもしれません。
刺身にするなら冷蔵庫で解凍、洗わない
玉冷を刺身にするとき、いちばん大事なのが解凍です。
かに本舗の刺身用ほたて貝柱の解凍方法は、こう書かれていました。
- 必要な分だけ袋から取り出す
- 冷蔵庫で約4時間(玉の大きさで前後)、自然に解凍する
- 急ぐときは、必要な分だけやぶれにくい袋に入れて、袋ごと流水で解凍する
そして、同じページに赤い字で「裸にして流水解凍すると旨みが流失する可能性があるので、おすすめできません」と注意書きがありました。
冷凍ホタテは、袋から出して水で洗わない
「冷凍ホタテ 刺身 洗う」と調べる人が多いんですが、表面の白い膜は、さっき書いたグレーズ(氷の膜)です。冷蔵庫で解凍すれば溶けて水になるので、洗い流す必要はありません。気になるなら、解凍したあとにキッチンペーパーで水気をそっとふく。これで十分です。

北海道のマニュアルでも、玉冷の品質の決まりに「解凍ドリップ(解凍で出る水分)は3%以下」という項目がありました。水分と一緒に旨みも出てしまうので、解凍のしかたで差が出やすい食材なんです。
切り方で食感が変わる
解凍できたら、切り方をひと工夫。
かに本舗の商品ページには、ぷりぷりの食感にしたいなら縦切り、とろっとした食感にしたいなら横切り、とありました。
ぼくは、大粒は横に2〜3枚に切って、わさび醤油で。小さめの粒は切らずに丸ごと海鮮丼にのせます。丼にするなら、いくらと一緒にのせると色もきれいです(いくらの食べ方で海鮮丼の量を書いています)。
冷凍庫ではいつまで?解凍したら早めに
かに本舗の刺身用ほたて貝柱は、家庭の冷凍庫で1〜2か月以内を目安に、とありました。
ますよねの訳ありの生ほたて貝柱は、冷凍で1か月(できれば1週間)以内、解凍したら冷蔵で1日以内。家庭の冷凍庫は業務用より温度が高いので、なるべく早めに、とも書かれていました。
気をつけたいのは、袋の開け閉めです。
1粒ずつ凍っている玉冷は、袋の口を開けたままにすると表面の氷の膜がどんどん薄くなって、貝柱が乾いてしまいます。使う分を出したら、空気を抜いて口をしっかり閉じ、すぐ冷凍庫へ戻してください。
解凍した分は、その日のうちに食べきる。刺身で残ったら、次の日は火を通して食べるのが安心です。
火を通すならバター焼き
刺身で食べきれなかった分や、小さめの粒は、バター焼きにすると失敗がありません。
フライパンにバターを溶かして、水気をふいた貝柱を並べ、表面に焼き色がついたら裏返す。中まで火を入れすぎると、かたく縮んでしまいます。最後に醤油をひとたらしで、ご飯のおかずにもお酒のあてにもなります。
使い道で選ぶ冷凍ホタテ4選
ここからは、使い道から選びやすい冷凍ホタテを4つ選びました。
順位は、刺身にできるか、粒の大きさと数、口コミの件数と星、1kgあたりの値段、の順に重く見て決めています。
まずは4品を表で並べておきます。
| 商品 | 価格 | 中身 | 向いている食べ方 |
|---|---|---|---|
| 1位 かに本舗 刺身用 特大 | 10,800円 | 約1kg・41〜50粒 | 刺身・来客 |
| 2位 かに本舗 刺身用 大 | 8,480円 | 約1kg・61〜80粒 | 刺身・丼・焼き |
| 3位 ますよね 訳あり生 | 7,980円 | 1kg・大小バラバラ | 丼・炒め物 |
| 4位 かに本舗 ボイル | 5,980円 | 約800g・36〜50粒 | 焼き・シチュー |
かに本舗・ますよねの各商品ページ(2026年11月1日確認・税込)。1位・2位は8,000円以上で送料無料、3位は送料1,200円(北海道・沖縄は別途980円)、4位は単品だと冷凍の送料1,200円(合計8,000円以上で無料)
1位 かに本舗 刺身用 北海道産ほたて貝柱 特大 刺身なら
向いてる人:刺身で食べごたえのある大粒の玉冷を、年末や来客用にそろえたい人
北海道産の刺身用ほたて貝柱が、1kgに41〜50粒。1粒22g前後の大粒で、1粒ずつ凍らせてあるので使う分だけ出せます。口コミは800件で、星は4.7。
この記事で書いた「冷蔵庫で約4時間」「裸で流水に当てない」は、この商品のページの解凍方法です。
【刺身用】北海道産ほたて貝柱 特大サイズ約1kg(41〜50粒)
- 約1kg(41〜50粒前後)10,800円
- 1粒22g前後
- 送料無料(8,000円以上)
- 原料はほたて貝柱・北海道
- 冷蔵庫で約4時間の自然解凍・急ぐときは袋ごと流水
- 家庭の冷凍庫で1〜2か月以内が目安
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年11月1日確認・税込)。口コミ4.7(800件)
- 向いてる人:刺身で食べごたえのある大粒の玉冷を、年末や来客用にそろえたい人
- 気をつけたい点:4品の中でいちばん高い。大粒なので、海鮮丼で1人に何粒も配りたいときは2位のほうが数をそろえやすい
2位 かに本舗 刺身用 北海道産ほたて貝柱 大 家族で
向いてる人:刺身も海鮮丼もバター焼きも、粒の数を多めに使いたい家族
1位と同じ北海道産の刺身用ほたて貝柱で、1kgに61〜80粒。1粒は小さくなるぶん、数が多い。解凍方法も1位と同じです。
刺身にも海鮮丼にも使えて、2,000円ほど安い。家族で丼にするなら、ぼくはこっちを選びます。
【刺身用】北海道産ほたて貝柱 大サイズ約1kg(61〜80粒)
- 約1kg(61〜80粒)8,480円
- 1粒は約12.5〜16g(1kgを粒数で割った目安)
- 送料無料(8,000円以上)
- 原料はほたて貝柱・北海道
- 解凍は1位と同じ
- 家庭の冷凍庫で1〜2か月以内が目安
- 届く日の指定は注文の6日後以降
かに本舗の商品ページ(2026年11月1日確認・税込)。口コミ5.0(6件)
- 向いてる人:刺身も海鮮丼もバター焼きも、粒の数を多めに使いたい家族
- 気をつけたい点:口コミはまだ6件と少ない。1粒の厚みは1位より薄い
3位 ますよね 訳あり 生ほたて貝柱1kg 丼や炒め物に
割れ・欠け・大小のばらつきがある、お刺身用の生ほたて貝柱が1kg。形がそろっていないぶん、1位・2位より安くなっています。口コミは4.7(18件)。
丼にのせたり、炒め物に入れたりするなら、割れや欠けはほとんど気になりません。
【お刺身用/北海道産】ちょっと訳あり 生ほたて貝柱 1kg
- 1kg(割れ/かけ/大小バラつき有)7,980円
- 送料1,200円(北海道・沖縄は別途980円)
- 原産地は日本/ロシア(オホーツク海)と内容欄にある
- 冷凍で1か月(できれば1週間)以内・解凍後は冷蔵で1日以内
ますよねの商品ページ(2026年11月1日確認・税込)。口コミ4.7(18件)
- 向いてる人:見た目より値段を取って、丼や炒め物にどんどん使いたい人
- 気をつけたい点:商品名は「北海道産」だが、内容欄の原産地は「日本/ロシア(オホーツク海)」。粒の大きさがそろっていない。送料がかかるので、1kgあたりでは2位との差が小さくなる
4位 かに本舗 北海道産ボイルほたて約800g 加熱料理に
玉冷ではなく、比べ役のボイルほたてです。北海道の噴火湾のほたてをスチームボイルして急速冷凍したもので、約800gに36〜50粒。
刺身にはしませんが、解凍してそのままバター焼きやシチュー、炊き込みご飯に使えます。
【北海道産】ボイルほたて約800g(36〜50粒)
- 約800g(36〜50粒)5,980円
- 単品だと冷凍の送料1,200円(合計8,000円以上で無料)
- 原料はほたて貝・北海道
- 解凍は冷蔵庫で1日
- 家庭の冷凍庫で1〜2か月以内が目安
- 届く日の指定はできない(10日以内の発送)
かに本舗の商品ページ(2026年11月1日確認・税込)。口コミ4.5(230件)
- 向いてる人:刺身ではなく、焼き物や汁物、シチューに気軽に使いたい人
- 気をつけたい点:生ではないので刺身にはならない。届く日を選べない。口コミには「前に買ったものより小さかった」という声もある
ホタテをどの店で買うか、店ごとの違いはネットのホタテはどこで買う?にまとめています。
よくある質問
Q. ホタテの玉冷とは何ですか?
殻からはずしたホタテの貝柱を、生のまま1粒ずつ凍らせて、表面に薄い氷の膜(グレーズ)をつけた冷凍品です。北海道立網走水産試験場のマニュアルでは「冷凍貝柱製品(玉冷)」と呼ばれています。1粒ずつ凍っているので、必要な分だけ出して使えます。
Q. 玉冷と貝柱は何が違う?
玉冷も貝柱で、「生の貝柱を凍らせたもの」という作り方の違いです。同じ貝柱でも、火を通してから凍らせたものがボイルほたて、乾かしたものが干し貝柱です。刺身にできるのは、刺身用と書かれた玉冷のほうです。
Q. 玉冷1kgは何粒くらい?
商品によって違い、かに本舗の特大は41〜50粒、大サイズは61〜80粒でした。S・L・2Lといった呼び名は店ごとに違うので、1kgに何粒入っているかを見てください。1kgを粒数で割ると、1粒のだいたいの重さが分かります。
Q. 冷凍ホタテを刺身にするときの解凍方法は?
使う分だけ取り出して、冷蔵庫でゆっくり解凍します。かに本舗の刺身用は冷蔵庫で約4時間(玉の大きさで前後)が目安で、急ぐときは袋に入れたまま流水で解凍すると書かれていました。
Q. 冷凍ホタテは刺身にする前に洗う?
洗いません。袋から出した貝柱を直接水に当てると旨みが流れ出るので、かに本舗の商品ページでもすすめていません。表面の白い膜は氷なので、冷蔵庫で解凍すれば溶けます。水気はキッチンペーパーでそっとふいてください。
Q. 冷凍ホタテの刺身はいつまで食べられる?
冷凍のままなら、かに本舗の刺身用は家庭の冷凍庫で1〜2か月以内が目安です。解凍したものは、ますよねの商品ページでは冷蔵で1日以内とされていました。解凍した分はその日のうちに食べきってください。
まとめ
ホタテの玉冷は、生の貝柱を1粒ずつ凍らせて、氷の膜をつけたものです。
刺身は「刺身用」の玉冷を、冷蔵庫でゆっくり解凍。袋から出して水で洗わない
ボイルは火が通っているので、焼き物や汁物向け。サイズは「L」「特大」といった呼び名ではなく、1kgに何粒かで見る。刺身にするなら、使う分だけ出して冷蔵庫で約4時間、急ぐときは袋ごと流水。残りはすぐ冷凍庫へ戻して、袋の口はしっかり閉じる。
最後に、目的別のおすすめをもう一度。
- 刺身で大粒を食べたい:かに本舗 刺身用 北海道産ほたて貝柱 特大(10,800円)
- 刺身も丼も家族で使いたい:かに本舗 刺身用 北海道産ほたて貝柱 大(8,480円)
- 丼や炒め物に安く使いたい:ますよね 訳あり 生ほたて貝柱1kg(7,980円)
- 焼き物やシチューに使いたい:かに本舗 北海道産ボイルほたて約800g(5,980円)
ほな、また!
出典:北海道立網走水産試験場「ホタテガイ貝柱製品の品質および製造基準マニュアル」(平成16年3月・北海道)の冷凍貝柱製品(玉冷)の品質基準・製造工程・貝柱の歩留り/かに本舗 各商品ページ(270・824・679)の価格・粒数・1玉の重さ・原料・解凍方法・賞味期限・口コミ件数/かに本舗 ご利用案内(送料)/ますよね 訳あり生ほたて貝柱1kgの商品ページ・ほたての商品一覧・ご利用案内(いずれも2026年11月1日確認・価格は税込)








