【2027年】冷蔵・冷凍・生おせちの違いは?味・日持ち・届く日で選び方を比較
※本記事にはプロモーションを含みます
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
おせちの通販ページを見ていると、「冷凍」「冷蔵」「生おせち」と、届き方の書き方がバラバラですよね。
「生のほうが絶対おいしいんちゃう?」「冷蔵と生って同じ意味やないの?」と、ここで手が止まる人はかなり多いはずです。
結論から言うと、3つの違いは「凍らせるかどうか」と「いつ解凍するか」。そして違いは味よりも、届く日と食べきる期限のほうに大きく出ます。
この記事では、毎日冷凍品と冷蔵品の両方を扱っている立場から、3種類の違いと、家の事情に合わせた選び方をまとめました。
この記事の重要ポイント
① 冷凍おせちは凍ったまま届き、冷蔵庫でゆっくり解凍して食べる
② 冷蔵おせちは解凍いらず。ただし作る途中で冷凍を使う店もある
③ 生おせちは一度も凍らせない。12月31日着・翌1月1日中に食べきる商品が多い
④ 届く日を自分で決めたいなら冷凍、手間を減らしたいなら冷蔵
⑤ 通販で初めて頼むなら、冷蔵か冷凍のどちらかが失敗しにくい
目次
結論:3種類の違いをひと目で
まずは全体像から。

大ざっぱに言えば、冷凍おせちは「家で解凍する」、冷蔵おせちは「家で解凍しなくていい状態で届く」、生おせちは「そもそも凍らせない」。
違いを表にするとこうなります。
| 種類 | 届く状態 | 食べられる期間 | 届く日 |
|---|---|---|---|
| 冷凍 | 凍ったまま | 解凍後は冷蔵2日ほど | 自分で選べる店が多い |
| 冷蔵 | 冷えた状態 | 1月2日ごろまで | 年末の3日間など幅あり |
| 生 | 冷えた状態 | 翌1月1日中が多い | 12月31日のみが多い |
博多久松・Oisix・匠本舗の公式ページ、生おせちを扱う通販の商品ページをもとに作成(2026年10月5日確認)。店や商品によって違うので、注文前に商品ページで確認してください。
味の順番が書いてないやん、と思った人。それは後半でちゃんと話します。
冷凍おせちとは:届く日を選べるのが最大の強み
冷凍おせちは、お重に盛り付けたあと丸ごと凍らせて、冷凍便で届くタイプです。
博多久松やOisixなど、通販おせちの多くはこの形。凍ったままなので日持ちが長く、店の都合で届く日をしぼる必要がありません。
そのおかげで、届く日を自分で選べるのが大きな利点です。博多久松は12月28〜31日、Oisixは12月29日〜1月3日の中から選べます。
その代わり、食べる前に冷蔵庫でゆっくり解凍する手間が要ります。Oisixの案内では解凍に24時間。元日に食べるなら12月30日に届けるのがすすめられています。
- 良いところ:届く日を選べる、冷凍のままなら1月末ごろまでもつ商品もある
- 気をつけたい点:解凍に丸1日かかる、急いで解かすと水っぽくなる
「冷凍はまずい」という声の多くは、実は解凍の失敗から来ています。くわしくは冷凍おせちはまずい?正しい解凍方法の記事で説明しました。
冷蔵おせちとは:届いたら冷蔵庫に入れるだけ
冷蔵おせちは、冷えた状態で届いて、そのまま冷蔵庫で保存できるタイプです。
匠本舗の商品ページには「解凍不要・盛り付け不要で、蓋を開けるだけ」とあります。届いたらしまうだけなので、解凍の失敗は起きようがない。
ここで正直に言うと、わたしも昔は冷蔵おせち=生おせちやと思い込んでいました。
ところが、仕入れ先の工場の人と話していて、それがちゃうと知ったんです。冷蔵で出荷するおせちでも、料理や食材を一度凍らせておいて、盛り付けてから冷蔵で届けるやり方がある。匠本舗も「冷凍耐性を探求した料理・食材」をお重に盛り付けて冷蔵で届ける、と説明しています。
つまり、冷蔵おせちは「冷凍していない」という意味ではなく、家での解凍がいらないという意味。ここを取り違えると、生おせちとの値段の差の理由が見えなくなります。
- 良いところ:解凍いらず、届いたらそのまま元日に出せる
- 気をつけたい点:届く日の幅がせまい、日持ちは1月2日ごろまでが多い
生おせちとは:一度も凍らせない作りたて
生おせちは、作ってから一度も凍らせずに届けるおせちです。
おせちの比較サイトでも、本物の生おせちかどうかは「冷凍の工程があるかどうか」で見分けると説明されています。作りたての食感をそのまま出せるのが一番の魅力です。
ただ、凍らせないぶん日持ちはかなり短い。
配達は12月31日だけ、食べきるのは翌1月1日中という商品が多く、ふるさと納税で出ている生おせちでも「12月31日にお届け」「到着後、冷蔵で2日間」といった書き方が目立ちます。
さらに、作った店から近い地域にしか届けられないことも。山梨の店の生おせちは、配達地域を山梨・神奈川・東京・静岡・埼玉・千葉に限っていました。
- 良いところ:作りたてに近い食感と香り
- 気をつけたい点:大みそかに家にいる必要がある、届く地域がせまい、作る数が少なく早く売り切れやすい
ちなみに、デパートのおせち売り場で「当日お渡し」と書いてある料亭のおせちも、たいていこの生おせちの仲間です。取りに行ける人なら、通販よりそっちのほうが話は早いかもしれません。
味はどれくらい違う?
生がうまいのは当たり前、と思うやろか。
半分は当たりで、作りたての生おせちが一番有利なのは事実です。特に、なますのシャキッとした食感や、卵焼きのふんわり感は、凍らせると少しずつ落ちやすい。
ただ、冷凍・冷蔵のおせちも、凍らせる前提で献立を組んでいます。凍ると食感が変わりやすい食材は最初から入れなかったり、解凍したときにちょうどよくなるよう味付けを調整したり。
去年の年末、うちの実家で親戚が集まったときの話です。冷蔵庫がビールと刺身でパンパンで、届いたおせちの置き場所がない。仕方なく玄関に一晩置いたら、伯母に「これ冷やさんでええの?」と聞かれて、全員で冷蔵庫の中身を出して入れ替える騒ぎになりました。
って、大人が6人がかりで冷蔵庫と格闘してどないすんねん!
あのとき思ったのは、おせちの味は、種類よりも届いてからの扱いで決まるということ。生おせちでも玄関に置いたら台無しですし、冷凍でも冷蔵庫でゆっくり解凍すれば十分おいしく食べられます。
味の差より、家で正しく扱えるかどうかの差のほうが大きい。
日持ちと届く日の違い
3種類で一番はっきり違うのが、この部分です。

冷凍は届く日を選べて、凍ったままなら長くもつ。博多久松は冷凍のままで1月31日まで、Oisixは2月末〜3月末まで(商品による)と案内しています。
冷蔵は届く日の幅がせまく、匠本舗なら12月29〜31日のどれか。日にちは店が決め、12月20日以降に案内が来ます。消費期限は1月2日です。
生は大みそか着、元日中に食べきる商品が多い。年末に家をあけるなら、正直かなり使いにくいです。
日持ちについてはおせちは何日もつ?の記事、届く日の店ごとの違いはおせちはいつ届く?の記事にもまとめています。
どれを選ぶ?家の事情で決める
選び方の目安を図にしました。

いくつか補足すると、帰省する人、年明けにゆっくり食べたい人は冷凍が向いています。届く日を自分で決められるのは、思っている以上に気がラクです。
年末は家にいて、とにかく手間を減らしたいなら冷蔵。届いたら冷蔵庫にしまうだけで、元日の朝にフタを開ければ終わり。
生おせちは、味にとことんこだわりたい人向け。ただ、通販で遠くから取り寄せるより、近所の料亭や地元の仕出し屋さんで予約して、大みそかに受け取るほうが現実的です。
逆に、冷蔵庫が小さい家は要注意。冷蔵も生も届いた日から冷蔵庫の場所を取りますが、冷凍なら冷凍庫に入れておいて、解凍する1日だけ冷蔵庫を空ければすみます。重箱は20cm角前後のものが多いので、注文前に一度メジャーで測っておくと安心です。
届き方別のおすすめ
ここからは、届き方ごとに具体的な商品を紹介します。選んだ基準は、届き方がはっきり書かれていること、商品ページのレビューや口コミが多いこと、届く日やキャンセルの条件が公式ページで確認できることです。
生おせちは、店が少なく届く地域も限られるので、ここでは冷蔵と冷凍にしぼっています。
冷蔵で選ぶなら 匠本舗 岩元監修「匠」
向いてる人:解凍の失敗が心配で、届いたらそのまま元日に出したい人
京都祇園の料亭「岩元」監修で、匠本舗でいちばん売れているおせちです。商品ページのレビューは4,848件、平均4.3。
冷蔵で届き、解凍も盛り付けもいらない。三段重の約3〜4人前で、10月31日までは早割で14,900円です。
岩元監修 匠(約3〜4人前・冷蔵)
- 10月31日まで 14,900円
- 11月1日〜12月10日 15,200円
- 12月11日から 20,000円(通常価格)
匠本舗の商品ページ(2026年10月5日時点)。送料1,500円、ネット注文で8,000円以上は送料無料
- 向いてる人:解凍の失敗が心配で、届いたらそのまま元日に出したい人
- 気をつけたい点:届く日は12月29〜31日のどれかで選べない。11月1日以降はキャンセルできない
冷蔵で少し格上なら 匠本舗 大田忠道監修「雲海」
向いてる人:3〜4人の家族で、有名な料理人の監修おせちを冷蔵で選びたい人
有馬温泉「天地の宿 奥の細道」の大田忠道さんが監修した和のおせち。こちらも冷蔵で届き、消費期限は1月2日です。
届く日を指定しない版が15,800円(送料無料)。12月29〜31日の中で届く日を決めたい人向けに、指定できる版も20,800円で出ています。
太閤の御膳 雲海(約3〜4人前・冷蔵)
- 届く日の指定なし 15,800円
- 届く日を指定できる版 20,800円
匠本舗の商品ページ(2026年10月5日時点)。送料無料
- 向いてる人:3〜4人の家族で、有名な料理人の監修おせちを冷蔵で選びたい人
- 気をつけたい点:レビューは99件で、匠と比べると少ない。届く日を選ぶなら5,000円高くなる
冷凍で届く日を選ぶなら 博多久松・Oisix
向いてる人:帰省の予定に合わせて届く日を決めたい人、年明けに食べたい人
冷凍で選ぶなら、この2店が候補です。
博多久松は1人前6,780円の「祇園」、2人前9,940円の「玄海」など、少人数向けが手頃。届く日は12月28〜31日から選べて、祝い箸と博多雑煮のだしが付いてきます。
Oisixは送料込みの値段で、届く日を12月29日〜1月3日から選べるのが強み。味に満足できなければ全額返金の保証もあります(1人1回、到着後1週間以内に連絡など条件あり)。
- 気をつけたい点:どちらも冷蔵庫で解凍が必要。Oisixは10月30日14時を過ぎるとキャンセルできない
それぞれの評判は、博多久松のおせちの評判とOisixのおせちの評判にまとめています。
よくある質問
冷蔵おせちと生おせちは同じもの?
同じ意味で使っている店もありますが、厳密には違います。冷蔵おせちは「家で解凍しなくていい」という意味で、作る途中で冷凍を使っていることがあります。生おせちは一度も凍らせていないものを指すことが多いので、気になる人は商品ページで「冷凍の工程があるか」を確認してください。
冷凍おせちを冷蔵おせちのように早めに解凍しておいていい?
おすすめしません。解凍したあとは冷蔵で2日ほどしかもたない商品が多いので、早く解かすほど食べきる期限も早まります。元日に食べるなら、店の案内どおりの時間で解凍してください。
生おせちは通販でも買える?
買えますが、届く地域が限られていたり、12月31日着のみだったりする商品がほとんどです。年末に確実に家にいられるか、届け先の地域が対象かを先に確認しておきましょう。
まとめ:迷ったら「届く日」で決める
冷凍・冷蔵・生おせちの違いは、凍らせるかどうかと、いつ解凍するか。そこから、届く日と食べきる期限の違いが生まれます。
届く日を自分で決めたいなら冷凍、手間を減らしたいなら冷蔵、作りたてにこだわるなら近所の店の生おせち。
味の差は、届いてからの扱いでいくらでも縮まります。家の冷蔵庫と年末の予定を思い浮かべて、無理なく扱えるものを選んでください。
おせち選びの全体の流れはおせち通販 初めての完全ガイドにまとめています。
ほな、また!
出典(2026年10月3日〜5日確認):匠本舗 岩元監修 匠の商品ページ、匠本舗 雲海の商品ページ、Oisix おせちのお買い物ガイド、博多久松 公式ショップ、Ameba Choice 生おせちの選び方、ふるさとチョイス 富士吉田市の生おせち。


