冷凍ねぎとろの賞味期限切れは食べられる?1か月・3か月・半年過ぎたときの判断と解凍後の日持ち
まいど、食品バイヤーのしゅんです。(○・∀・)ノ マイド!!
冷凍庫の奥を片付けてたら、いつ買ったか覚えてへん冷凍ねぎとろが出てきた。
ラベルを見たら、賞味期限がとっくに過ぎてる。
「凍ってるんやし、まだいけるんちゃう?」
「いや、でも生で食べるもんやしなあ」
この迷い、めちゃくちゃよう分かります。
この記事では、期限を1か月・3か月・半年過ぎたときに、それぞれどう判断したらええかを整理しました。
冷凍のまぐろを毎日のように扱ってる立場から、捨てるべきサインと、解凍したあと何日もつかまで話していきます。
この記事の重要ポイント
① 冷凍ねぎとろの期限は「賞味期限」。過ぎてもすぐ食べられなくなるわけやない
② ただし家庭の冷凍庫は温度が動くので、2〜3か月で使い切るのが目安
③ 白く乾いた部分、分厚い霜、油っぽい匂いは冷凍焼けのサイン
④ 解凍したらその日のうちに食べる。再冷凍はしない
⑤ 口に入れて舌がピリピリしたら、迷わず出して捨てる
目次
冷凍ねぎとろの期限は「賞味期限」。チルドとはルールが違う
まずラベルをもう一回見てください。
冷凍のねぎとろなら、書いてあるのはたぶん「賞味期限」のはずです。
スーパーの冷蔵ケースに並んでるパックのねぎとろは「消費期限」。
同じねぎとろでも、ここが大きな分かれ道なんよね。
消費期限は、傷みやすい食品に付く「過ぎたら食べない」期限。
賞味期限は、比較的傷みにくい食品に付く「おいしく食べられる目安」で、過ぎたからといってすぐ食べられなくなるわけやない。
つまり冷凍ねぎとろは、自分の目と鼻で判断する余地がある食品ということです。
ちなみに、店で解凍して冷蔵ケースに並べてる「解凍品」のねぎとろは話が別。ラベルが消費期限になってたら、冷蔵品と同じく期限内に食べきってください。
参考:東京都保健医療局「消費期限と賞味期限は、何が違うのでしょうか?」
1か月・3か月・半年過ぎたら?ワイの判断基準
最初は「期限切れは全部捨てとき」で終わらせようかと思ったんです。
でもそれやと、まだ食べられるものまで捨てることになる。それはそれで、食品を扱う人間としてモヤっとする。
で、判断の土台になるのが冷凍庫の温度の話です。
冷凍食品は、マイナス18℃以下で温度の変化を少なく保てば、おおむね8か月から24か月くらいは品質が保たれるとされてます。
ところが家の冷凍庫は、開け閉めのたびに温度が上がったり下がったりする。
そのため農林水産省は、家庭では2〜3か月で使い切るのをすすめてます。
参考:農林水産省「冷凍室で保存していた冷凍食品の品質はどれくらい保たれますか。」
1か月くらい過ぎた
未開封で、ずっと凍ったままやったなら、見た目と匂いを確かめてから食べる判断はアリやと思います。
冷凍中は、ほとんどの菌が死ぬわけやなくて「止まってる」状態。
凍ってる間に菌がどんどん増える、ということは基本的に起きません。
気にするべきは、買ってから冷凍庫に入れるまでの時間と、解凍してからの扱いのほうです。
3か月過ぎた
期限から3か月も過ぎてると、家の冷凍庫で置いてた時間はかなり長いはず。ここまで来ると、味はまず落ちてます。
パックの中に霜がびっしり、身の表面が白っぽく乾いてる、という状態なら冷凍焼けが進んでる証拠。
食べられるかどうか以前に、生で食べておいしいねぎとろではなくなってると思ってください。
半年以上過ぎた
これはワイの失敗談なんですけど。
去年の年末、実家の冷凍庫の奥から、期限を半年くらい過ぎた冷凍ねぎとろが出てきたことがあったんです。
「仕事柄、見たら分かるやろ」と自信満々で解凍したら、身はパサパサ、脂はなんとも言えん古い油みたいな匂い。
ひと口目で箸が止まりました。プロが何してんねん、ほんまに。ナンデヤネン!!ヽ(*・ω・)┌┛)゚ロ゚)
半年を超えたものは、正直すすめません。もったいないけど、手放すほうが気持ちもラクです。
期限に関係なく捨てたほうがええケース
期限の長さより、こっちのほうが大事かもしれません。
- 停電や冷凍庫の故障で、一度溶けた可能性がある
- パックの中身の形が崩れてて、溶けてから固まり直したように見える
- 解凍したら、酸っぱい匂いやツンとする匂いがする
- 口に入れたとき、唇や舌の先がピリピリする
最後のピリピリは、まぐろのような赤身の魚で起きる「ヒスタミン」のサインです。
ヒスタミンは、一度できてしまうと加熱しても減りません。焼いたらセーフ、とはならへんのです。
食べた直後から1時間以内くらいに、顔が赤くなる、じんましん、頭痛といった症状が出ることがあるので、そのときは医療機関に相談してください。
冷凍焼けしたねぎとろの見分け方
冷凍焼けは、名前に「焼け」と付いてるけど、焦げてるわけやないんです。
冷凍庫の中で身の水分が少しずつ抜けて乾き、脂が空気に触れて酸化していく。その結果、味も香りも落ちる現象のこと。
ねぎとろは身を細かくしてあるぶん空気に触れる面が広いので、ふつうの柵より冷凍焼けしやすい。
パックを開ける前でも、ある程度は見分けられます。
表面が白っぽくカサカサしてる、パックの中に霜が分厚く付いてる、色が茶色っぽくくすんでる。
農林水産省も、乾燥・色の変化・霜の付着を品質が落ちたサインとして挙げてます。
解凍したあとなら、匂いがいちばん正直。古い油のような匂いがしたら、脂の酸化がかなり進んでます。
冷凍焼けそのものは、すぐに体に悪いというより「まずくなる」話。ただ、ねぎとろは生で食べるものなので、迷ったら食べないほうに倒すのがワイの考えです。
解凍したら何日もつ?答えは「その日のうち」
ここ、意外と勘違いされてるところです。
冷凍中に止まってた菌は、解凍すると動きを再開します。
解凍したねぎとろは、スーパーのチルドのねぎとろと同じ状態に戻ったと考えてください。
チルドのねぎとろが当日中か、せいぜい翌日までの消費期限やったことを思い出すと、答えは見えてきますよね。
解凍したら、その日のうちに食べきる。これが一番安全です。
参考:新潟県 にいがた食の安全インフォメーション「家庭における食中毒予防事例集」
食べる分だけ、パックのまま流水で
解凍は、食べる直前に食べる分だけ。
真空パックのまま、袋を開けずにボウルに入れて流水を当てると、早く解凍できます。
袋を開けてから水に当てると、水っぽくなって台無しになるので注意。
キッチンのテーブルに置きっぱなしの常温解凍は、外側だけ温まって菌が増えやすいので避けてください。ッテ、アカンガ━ヾ(´囗`。)ノ━ナ!!
余ったから再冷凍、はしない
解凍したけど食べきれへんかった。もう一回凍らせとこか。
気持ちは分かるけど、これはやめときましょう。
解凍してる間に動き出した菌は、もう一回凍らせても死ぬわけやない。次に解凍したとき、さらに増えたところからスタートすることになります。
しかも2回目の冷凍で身の水分が抜けて、食感もガタ落ち。安全面でも味の面でも、ええことがないんです。
話がちょっとそれるけど、ワイの家の冷凍庫には、マスキングテープとペンが常備してあります。
冷凍庫に入れた日をパックに書いておくだけ。
これをやるようになってから、「いつのか分からんねぎとろ」問題はほぼなくなりました。
地味やけど、いちばん効く対策かもしれません。
まとめ:冷凍ねぎとろは期限より「保存の状態」で決める
冷凍ねぎとろの期限は賞味期限なので、1日過ぎたらアウト、というものではありません。
ただ、家の冷凍庫で何か月も置いたものは、冷凍焼けで味がかなり落ちてます。
1か月くらいなら見た目と匂いで判断、3か月を超えたらおいしさは期待しない、半年を超えたら手放す。これがワイの目安です。
そして、どんなに期限内でも、一度溶けた形跡があるもの、舌がピリピリするものは食べない。
解凍したらその日のうちに。再冷凍はしない。
ほな、また!
