なぜ赤い魚は襲われにくいのか?光の反射と餌が理由!
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
スーパーの鮮魚コーナーや高級寿司屋で、真っ赤な魚を見て「なんでこんなに赤いんやろ?」って思ったことないですか?
金目鯛、キンキ、アコウ、メバル……。
どれも美味しい高級魚やけど、
なんであんなに鮮やかな赤色してるんか、気になりますよね。
実はこれ、ただの偶然やなくて、
魚が生き残るための戦略なんです。
今回は、年間数トンの海産物を扱うわいが、
赤い魚の謎を科学と業界のリアルから徹底解説します。
この記事を読めば、
- なぜ魚が赤いのか、その科学的な理由
- 深海と赤色の関係
- 赤い魚を選ぶときのプロ目線のポイント
が全部わかります。
ほな、いきましょ。
赤い魚が存在する科学的理由
まず結論から言うと、
魚が赤いのは「カロテノイド色素」っていう成分のおかげです。
これ、ニンジンやトマトにも入ってる天然色素で、
魚が餌として食べた小エビやプランクトンに含まれてるんですわ。
その色素が魚の体内に蓄積されることで、
あの鮮やかな赤色が生まれるんです。
カロテノイドって何?

Antarctic krill, Euphausia superba, is a species of krill found in the Antarctic waters of the Southern Ocean. They are a key species in the Antarctic ecosystem.
カロテノイドは、
動物自身は作れへん色素なんです。
つまり、食べ物からしか摂取できない。
だから、赤い魚は必ず、
エビやオキアミ、プランクトンを食べてる魚なんですわ。
逆に言えば、
赤くない魚はこういう餌を食べてない、ってこと。
赤色は「保護色」でもある
もう一つ重要なポイントがあります。
赤色って、深い海では見えない色なんです。
光の波長の関係で、
海の深いところでは赤い光が届かない。
つまり、深海では赤い魚は「透明」や「黒」と同じように見えるんです。
これ、めちゃくちゃ賢い戦略ですよね。
天敵から身を守りつつ、
栄養豊富なエビを食べて生きていける。
まさに、生存戦略としての赤色なんです。
深海ほど赤い魚が多い驚きのカラクリ
さっきも少し触れたけど、
深海魚に赤い魚が多いのには理由があるんです。
これ、知ってるとちょっと自慢できますよ。
光が届かない世界では「赤=透明」
海は深くなればなるほど、
太陽の光が届かなくなります。
特に水深200m以上になると、
赤い光の波長は完全に吸収されてしまう。
つまり、赤い魚は真っ暗な深海では、
ほぼ見えない存在になるんです。
だから、金目鯛やキンキみたいな深海魚は、
あんなに赤くても天敵に見つかりにくい。
むしろ、
赤い方が生き残りやすいんですわ。
深海のエビが鍵を握る
深海には、
カロテノイドをたっぷり含んだエビやオキアミがたくさんおるんです。
それを食べる魚が赤くなる。
つまり、深海の食物連鎖が、
赤い魚を生み出してるってわけ。
しかも、深海のエビは栄養価が高いから、
赤い魚は総じて脂が乗ってて美味しいんですよ。
わいらバイヤーがこぞって扱いたがる理由、
ここにあります。
代表的な赤い魚とその特徴
せっかくやから、
日本でよく食べられる赤い魚を紹介しときます。
これ知ってたら、
スーパーや居酒屋でちょっとドヤ顔できますよ。
金目鯛(キンメダイ)
赤い魚の王様と言えば、やっぱり金目鯛。
水深200〜800mの深海に生息してて、
目が金色に光るのが特徴です。
身は白身やけど脂が乗ってて、
煮付けにすると絶品。
伊豆や静岡の名産で、
業界では常に人気商品です。
キンキ(キチジ)
北海道の高級魚として有名なキンキ。
正式名称は「キチジ」やけど、
市場では「キンキ」で通ってます。
脂の乗りが半端なくて、
煮付けでも焼き魚でも最高。
値段も高いけど、
それだけの価値がある魚です。
アコウ(キジハタ)
関西では「アコウ」、
関東では「キジハタ」と呼ばれる高級魚。
鮮やかな赤色で、
刺身にすると透明感のある白身が美しい。
味は上品で、
料亭でも使われるレベル。
漁獲量が少ないから、
見かけたらラッキーです。
メバル
比較的手頃な価格で楽しめる赤い魚。
煮付けにすると身がふっくらして、
家庭料理にぴったり。
春が旬で、
「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれます。
赤い魚を選ぶときのプロの視点
最後に、
わいがスーパーや市場で魚を選ぶときのポイントを教えます。
赤い魚は高いから、
絶対に失敗したくないですよね。
色の鮮やかさをチェック
赤い魚は、
鮮度が落ちると色が褪せるんです。
だから、鮮やかな赤色してるかどうかは必須チェック項目。
くすんだ色やったり、
黒ずんでたりしたら避けましょう。
目の透明感
魚の鮮度は目に出ます。
澄んだ目をしてるかどうか、
必ず見てください。
濁ってたり、
白く濁ってるのは鮮度が落ちてる証拠。
産地を確認
金目鯛なら伊豆・静岡、
キンキなら北海道。
産地が明記されてる魚は、
信頼性が高いです。
特に、地元で水揚げされた魚は、
鮮度も味も段違いです。
値段に騙されない
高けりゃええってもんやないです。
逆に、安すぎる赤い魚も要注意。
適正価格を知っとくことが大事。
金目鯛なら1尾3000〜5000円、
キンキなら1尾4000〜8000円が相場です。
まとめ
赤い魚の謎、解けましたか?
簡単にまとめると、
- 赤色はカロテノイド色素のおかげ
- 深海では赤色が見えないから保護色になる
- エビやオキアミを食べる魚が赤くなる
- 赤い魚は深海魚が多く、脂が乗って美味しい
ってことです。
次にスーパーや魚屋さんで赤い魚を見かけたら、
「あ、こいつ深海でエビ食ってたんやな」って思い出してください。
そして、鮮やかな赤色と澄んだ目をしてる魚を選べば、
まず失敗しません。
赤い魚は高級やけど、
その分、味も栄養価も最高。
たまには奮発して、
深海の恵みを堪能してみてください。
ほな、また!




