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飽和脂肪酸とは何か 体への影響と不飽和脂肪酸との違いを食品バイヤーが解説

spring0809@gmail.com

飽和脂肪酸とは何か 体への影響と不飽和脂肪酸との違いを食品バイヤーが解説

まいど、食品バイヤーのしゅんです。(○・∀・)ノ マイド!!

「脂質は体に悪い」

…って、なんとなく思ってませんか?

でも実は、脂質にも種類があって、
「体に悪いもの」と「むしろ必要なもの」が
まったく混在しています。

その中心にいるのが、今回テーマの
「飽和脂肪酸」
です。

「なんか聞いたことある…けどよくわからん」
という方、めちゃくちゃ多いです。

この記事では、飽和脂肪酸とは何か、
不飽和脂肪酸との違い、体への影響、
そしてどんな食べ物に多いのかまで、
バイヤー目線でわかりやすく解説します。

ほな、いきましょう!

この記事の重要ポイント

① 飽和脂肪酸は動物性食品・乳製品・ヤシ油に多く含まれる

② 摂りすぎるとLDLコレステロール(悪玉)が増加し、血管リスクが上がる

③ 不飽和脂肪酸との違いは「構造」と「常温での状態」が鍵

④ 飽和脂肪酸はゼロにすべきではなく、「摂りすぎ」が問題

⑤ バランスを意識した脂質の選び方が健康の土台になる

飽和脂肪酸とは何か 構造から理解する

飽和脂肪酸を一言で言うと、
「炭素と水素が隙間なくギチギチに結合した脂質」
です。

「飽和」という言葉は、
「水素で満たされている(=飽和している)状態」
を表しています。

この構造がギュッと詰まっているせいで、
飽和脂肪酸は
常温では固体になりやすい
という特徴があります。

バターや牛脂を冷蔵庫に入れると固まるのを見たことありますよね。
あれがまさに飽和脂肪酸の特性です。

逆に言えば、
「常温で固まる油脂=飽和脂肪酸が多い」
と覚えておくと、日常の食品選びで役に立ちます。

不飽和脂肪酸との違い

飽和脂肪酸と対になるのが「不飽和脂肪酸」です。

不飽和脂肪酸は炭素の結合に「隙間(二重結合)」があり、
構造がゆるやかなため、
常温でも液体のままでいられます。

オリーブオイルや亜麻仁油が常温でサラサラしているのは、
不飽和脂肪酸が多いからです。

飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸
構造 水素で飽和・ギチギチ 二重結合あり・ゆるやか
常温の状態 固体になりやすい 液体のまま
主な食品 バター・肉の脂・ラード オリーブオイル・魚の脂
コレステロールへの影響 LDL(悪玉)を増やす LDLを下げる働き
熱への強さ 酸化しにくい・加熱向き 酸化しやすい・加熱注意

ポイントは一番下の行です。

飽和脂肪酸は構造が安定しているため、
実は加熱に強く酸化しにくいという一面もあります。

「体に悪い」とだけ思われがちですが、
ラードやバターが炒め物に向いているのも、
この安定した構造が理由です。

飽和脂肪酸が体に与える影響

摂りすぎるとLDLコレステロールが増える

飽和脂肪酸を過剰に摂取すると、
血中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉)が増加します。

LDLが増えると血管の壁に脂質が蓄積しやすくなり、
動脈硬化が進むリスクが高まります。

動脈硬化は自覚症状がほぼないまま進行し、
ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞として現れることがあります。

「健診でコレステロール引っかかった」という方は、
飽和脂肪酸の摂りすぎが一因になっている可能性があります。

ゼロにすればいいわけでもない

ここが大事なポイントです。

飽和脂肪酸は「悪者」扱いされがちですが、
実は体にとって必要な役割もあります。

  • 細胞膜の構成成分として使われる
  • ホルモンの材料になる
  • エネルギー源として利用される

問題は「摂りすぎ」であって、
適量であれば体に必要な脂質です。

WHO(世界保健機関)は、
飽和脂肪酸からのエネルギー摂取を
1日の総エネルギーの10%未満に抑えるよう推奨しています。

2000kcal摂る人なら、飽和脂肪酸は
1日あたり約20g以下が目安です。

不飽和脂肪酸とのバランスが鍵

飽和脂肪酸を減らすだけでなく、
不飽和脂肪酸をしっかり摂ることがセットで重要です。

オリーブオイルや青魚の脂(DHA・EPA)は
LDLコレステロールを下げる方向に働くため、
飽和脂肪酸の影響を相殺するイメージで使えます。

「肉の脂を食べたら、翌日は魚料理にする」
くらいの意識が、実は一番続けやすい方法です。

飽和脂肪酸が多く含まれる食品

「何に気をつければいいの?」という方向けに、
具体的な食品と含有量をまとめました。

飽和脂肪酸が多い食品(100gあたりの目安)

食品 飽和脂肪酸量 注意度
バター 約52g ★★★
ラード(豚脂) 約39g ★★★
ヤシ油( coconut oil) 約83g ★★★
牛バラ肉 約12g ★★
生クリーム 約22g ★★
チーズ(ゴーダ) 約20g ★★
鶏もも肉(皮つき) 約4g

参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」

見て驚いた方も多いかもしれませんが、
ヤシ油( coconut oil)は約83%が飽和脂肪酸
です。

「ヘルシー」なイメージで人気のあるコcconut oil ですが、
飽和脂肪酸の含有量はバターよりもはるかに多いです。
ナンデヤネン!!ヽ(*・ω・)┌┛)゚ロ゚)

健康に良い面もありますが、
「無条件にヘルシー」ではないので、
使いすぎには注意が必要です。

また、加工食品(菓子パン・スナック菓子・インスタント食品)にも
植物性の飽和脂肪酸(パーム油など)が多用されています。

「肉を控えているからOK」と思っていても、
加工食品で飽和脂肪酸を大量に摂っているケースは
ッテ、アカンガ━ヾ(´囗`。)ノ━ナ!!
実はよくある落とし穴です。

まとめ 脂質との上手な付き合い方

今回お伝えした内容を整理します。

飽和脂肪酸まとめ

① 飽和脂肪酸は常温で固まる脂質。バター・肉の脂・乳製品・ヤシ油に多い

② 摂りすぎるとLDLが増え、動脈硬化リスクが上がる

③ ただし体に必要な脂質でもあり、「ゼロ」ではなく「適量」が正解

④ 1日の目安は総エネルギーの10%未満(約20g以下)

⑤ 魚・オリーブオイルなど不飽和脂肪酸とのバランスが健康の鍵

脂質は「悪者」ではなく「種類と量の問題」です。

バイヤーとして食品を毎日扱っていると、
いかに加工食品に飽和脂肪酸(特にパーム油)が多いかを
実感します。

原材料欄に「パーム油」「植物油脂」と書かれた食品を
毎日食べ続けているなら、
知らず知らずのうちに飽和脂肪酸を摂りすぎている可能性があります。

「揚げ物・菓子パン・スナックを週に何回食べてるか」を
ちょっと振り返るだけで、自分の脂質バランスが見えてきます。

ほな、また!

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