砂糖と塩が保存料になる理由ってなに?なぜ?防腐と殺菌がキーワード!徹底解説!
砂糖と塩が保存料になる理由ってなに?なぜ?防腐と殺菌がキーワード!徹底解説!
まいど、食品バイヤーのしゅんです。(○・∀・)ノ マイド!!
「砂糖や塩って、なんで食べ物を長持ちさせるん?」
「添加物やないのに保存料になるって、どういう仕組みなん?」
梅干しやジャムが長持ちする理由、気になったことあるやろ?
実はな、砂糖と塩が食品を保存できる仕組みには、ちゃんとした科学的な理由があるんや。
しかもな、この2つは似てるようで全然違う働き方をしてるんやで。
年間数百トンの食品を扱ってきたワイが、業界の裏側も含めて徹底的に解説したる。
この記事を読めば、昔ながらの保存食の知恵が理解できるようになるで!
この記事の重要ポイント
① 砂糖と塩は菌の水分を奪って増殖を防ぐ
② 塩は殺菌力があるが砂糖にはない
③ 必要な濃度が全然違う(塩10%・砂糖50%以上)
④ 使い分けることで様々な保存食が生まれた
目次
砂糖と塩が保存料になる共通の仕組み
まず最初に結論から言うわな。
砂糖と塩は「浸透圧」で菌の水分を奪う!
これが保存料として機能する最大の理由やねん。
ちょっと詳しく説明するで。
浸透圧って何やねん?
浸透圧っていうのはな、濃度の違う液体が、濃度を均一にしようとする力のことや。
分かりやすく説明するで。
キュウリに塩をかけると、水分が出てくるやろ?
これが浸透圧の働きやねん。
キュウリの内側(水分が多い)から、外側(塩が濃い)へ水分が移動して、濃度を同じにしようとするんや。
菌も水分を奪われて死ぬ
これが菌にも同じように起こるんや。
食品に高濃度の砂糖や塩をかけると、菌の細胞から水分が奪われてしまうんやで。
菌はな、水分がないと増殖できへんし、細胞が維持できへんから死んでしまうんや。
これが、砂糖と塩が保存料として機能する基本的な仕組みやな。
水分活性を下げる
専門的に言うとな、「水分活性(Aw)を下げる」っていう表現になるで。
水分活性っていうのは、食品中で菌が利用できる水分の量を示す指標や。
砂糖や塩が水分を抱え込むことで、菌が使える水分が減って増殖できなくなるってわけやな。
ちなみにな、ほとんどの菌は水分活性が0.9以下になると増殖できへんくなるで。
砂糖や塩を使うことで、この数値を一気に下げることができるんや。
塩と砂糖の決定的な違い
「浸透圧で水分を奪うなら、塩も砂糖も一緒やん」
って思うかもしれんけど、実は全然違うねん。ナンデヤネン!!ヽ(*・ω・)┌┛)゚ロ゚)
塩には殺菌力がある!
一番大きな違いはこれや。
塩には直接的な殺菌作用がある!
塩はな、浸透圧で水分を奪うだけやなくて、菌の細胞膜を直接破壊する力も持ってるんや。
塩分が高濃度になると、菌のタンパク質が変性して機能しなくなるんやで。
だから、塩は「殺菌」と「防腐」の両方の効果があるってわけやな。
砂糖は殺菌力がない
一方、砂糖はな、殺菌力はほとんどないんや。
あくまで浸透圧で水分を奪って、菌の増殖を抑えるだけやねん。
つまり、砂糖は「防腐」はできるけど「殺菌」はできへんってことや。
すでにおる菌を殺すことはできへんから、最初の衛生管理が超重要になるんやで。
効果が出る濃度が全然違う
もう一つ重要な違いがあるで。
それは、効果が出るのに必要な濃度が全然違うってことや。
塩は10〜15%程度でも十分な保存効果があるけど、砂糖は50%以上必要になるんや。
なんでかっていうと、塩のほうが分子量が小さくて、浸透圧の効果が強いからやねん。
しかも、さっき言うたように塩には殺菌力もあるから、少ない量で効果が出るってわけや。
塩 vs 砂糖:保存料としての違い
| 比較項目 | 塩 | 砂糖 |
|---|---|---|
| 浸透圧効果 | ◎ | ◎ |
| 殺菌力 | あり | なし |
| 必要な濃度 | 10〜15% | 50%以上 |
| 味への影響 | 塩辛くなる | 甘くなる |
| 向いてる食品 | 野菜・魚・肉 | 果物・乳製品 |
必要な濃度はどれくらい?
ここからは具体的な数字を見ていこうや。
保存効果を出すために、どれくらいの濃度が必要なのか教えたるで。
塩の場合:10%から効果あり
塩はな、10%程度から保存効果が出始めるんや。
具体的な濃度別の効果を見てみようや。
- 3〜5%:軽い防腐効果(浅漬けレベル)
- 10%:ある程度の保存が可能(数週間)
- 15〜20%:長期保存が可能(数ヶ月から1年)
- 25%以上:超長期保存(梅干しレベル)
梅干しが何年も持つのは、この高濃度の塩のおかげやねん。
昔ながらの梅干しは塩分20〜25%もあるで。
砂糖の場合:50%以上必要
砂糖はな、塩よりずっと高い濃度が必要やねん。
最低でも50%以上、理想は65%以上や!
- 40〜50%:軽い保存効果(冷蔵必須)
- 55〜60%:常温保存可能(ジャムの最低ライン)
- 65%以上:長期保存可能(高級ジャム)
- 70%以上:超長期保存(砂糖漬けレベル)
市販のジャムはな、だいたい糖度55〜65%で作られてるんやで。
これより低いと、常温保存できへんから冷蔵が必要になるんや。
なんでこんなに差があるん?
「なんで砂糖のほうが高濃度必要なん?」って思うやろ?
これにはちゃんと理由があるで。
塩(NaCl)は分子量が約58で、砂糖(スクロース)は342や。
つまり、砂糖は塩の約6倍重いってことやな。
同じ重さで比べると、塩のほうが粒子の数が多いから、浸透圧の効果が強いんや。
さらに、塩には殺菌力もあるから、少ない量で効果が出るってわけやな。
実際の保存食での使われ方
理論はええとして、実際の保存食でどう使われてるか見ていこうや。
昔の人の知恵がめちゃくちゃ詰まってるで!
塩を使った保存食
塩はな、主に動物性食品や野菜の保存に使われるで。
- 梅干し(塩分20〜25%):超長期保存の代表格
- 漬物(塩分5〜15%):野菜の水分を抜いて保存
- 塩漬け魚(塩分15〜20%):魚の腐敗を防ぐ
- 生ハム(塩分8〜12%):肉を長期保存
塩は殺菌力があるから、生の食材でも安心して保存できるんやで。
砂糖を使った保存食
砂糖はな、主に果物や乳製品の保存に使われるで。
- ジャム(糖度55〜65%):果物を長期保存
- 砂糖漬け(糖度70%以上):果物の原形を保つ
- 練乳(糖度55%前後):牛乳を常温保存可能に
- マーマレード(糖度60%前後):柑橘類の保存
砂糖は甘くなるから、甘い食品との相性が抜群やねん。
両方使う保存食もある
実はな、塩と砂糖を両方使う保存食もあるんやで。ナンデヤネン!!ヽ(*・ω・)┌┛)゚ロ゚)
- 味噌(塩分12〜13%+麹の糖分)
- 甘酢漬け(塩分3〜5%+砂糖20〜30%)
- 佃煮(塩分8〜10%+砂糖15〜20%)
両方使うことで、保存性と美味しさの両方を実現してるんや。賢いやろ?
家庭で活かせる保存テクニック
さて、ここまでの知識を使って、家庭で活かせるテクニックを教えたるで。
野菜は塩で簡単保存
キャベツや白菜が余ったときはな、重量の3〜5%の塩をまぶすだけで、簡単に浅漬けが作れるで。
しっかり漬けたいなら、10%くらいの塩で漬ければ、数週間は持つで。
冷蔵庫に入れとけば、さらに長持ちするからな。
果物は砂糖で保存
イチゴやブルーベリーが安いときに大量に買ったら、砂糖と1対1の重さで煮詰めればジャムになるで。
これで糖度が55%以上になるから、常温保存も可能や。
ただし、開封後は冷蔵庫に入れてな。
魚は塩で下処理
魚を冷凍する前にな、軽く塩をふって30分置くと、臭みが抜けて保存性も上がるで。
これは浸透圧で余計な水分が抜けるからやねん。
そのまま冷凍すれば、解凍後も美味しく食べられるで。
まとめ:昔ながらの保存の知恵
さて、ここまで解説してきたけど、最後にもう一度ポイントをまとめるで。
砂糖も塩も、浸透圧で菌の水分を奪う!
これが保存料として機能する基本原理や。
でもな、塩には殺菌力があって、砂糖にはない。
必要な濃度も全然違って、塩は10%程度から効果があるけど、砂糖は50%以上必要やねん。
この違いを理解して、昔の人は様々な保存食を生み出してきたんや。
冷蔵庫がなかった時代に、食べ物を長持ちさせる知恵として発達したこの技術。
今でも十分に使える素晴らしい方法やから、ぜひ活用してみてな。
ほな、また!


