【2026年最新】甘エビの産地ランキング!ほぼカナダ産!実は養殖は存在しない!
まいど、食品バイヤーのしゅんです。
スーパーや回転寿司で見かける甘エビ、実はほとんどが輸入品って知ってました?
「国産の方が美味しいんでしょ?」
「養殖と天然ってどっちがいいの?」
「産地によって味は変わるの?」
こんな疑問を持ってるあなたに、業界の裏側を全部暴露します。
わいは年間数トンの海産物を扱う現役バイヤー。
甘エビの産地事情から、市場に出回ってる商品の実態まで、すべて知り尽くしてます。
この記事を読めば、スーパーで甘エビを選ぶ目が確実に変わります。
【この記事の重要ポイント】
- 流通量の8割は輸入品(カナダ・ロシアが主力)
- 国産は北海道産が中心で、価格は輸入品の2〜3倍
- 甘エビに養殖は存在しない(すべて天然)
- 刺身なら国産、日常使いなら輸入品で十分
- 解凍方法で味が激変する(塩水解凍が最強)
- 頭が黒い甘エビは鮮度が落ちてる証拠
目次
甘エビ産地ランキング【プロが解説】
まず結論から言いましょう。
日本で流通する甘エビの約8割は輸入品です。
国産は全体の2割程度。
しかも、その国産も年々漁獲量が減少してるのが現実なんです。
では、具体的にどこの産地が多いのか。
流通量順にランキング形式で紹介します。
流通量ランキングTOP5
【甘エビ産地別流通量ランキング】
🥇 第1位:カナダ(約40%)
圧倒的シェアNo.1。大型で身がしっかりしてるのが特徴。スーパーで最も見かける産地です。
🥈 第2位:ロシア(約25%)
コスパ重視ならロシア産。価格が安定してて、業務用として大量に使われてます。
🥉 第3位:グリーンランド(約15%)
近年増加傾向。カナダ産に近い品質で注目されてる新興勢力です。
第4位:北海道(約12%)
国産の代表格。甘みと食感のバランスが抜群で、刺身なら絶対これ。
第5位:新潟・富山など日本海側(約8%)
地元で消費されることが多く、市場に出回る量は少なめ。幻の逸品です。
見ての通り、カナダとロシアだけで全体の6割以上を占めてます。
スーパーで「甘エビ」として売られてるものの大半は、この2カ国のどちらかです。
国産甘エビの主要産地と特徴
国産甘エビは主に日本海側で獲れます。
太平洋側ではほとんど獲れないんです。
なぜなら、甘エビは冷たい深海に生息する生き物だから。
日本海の水深200〜500mの海底に生息していて、底引き網漁で水揚げされます。
【国産甘エビ主要産地 比較表】
| 産地 | 流通量 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 国産の60% | 800〜1,200円/100g | プリプリ食感、甘み強い、入手しやすい |
| 新潟・富山 | 国産の30% | 1,000〜1,500円/100g | 小ぶりだが甘さ抜群、地元消費中心 |
| 兵庫・鳥取 | 国産の10% | 1,200〜1,800円/100g | 希少性高い、ほぼ地産地消、観光客向け |
北海道産【国産最大の産地】
国産甘エビの約6割は北海道産です。
特に留萌・増毛エリアは甘エビの一大産地として有名。
「留萌の甘エビ」はブランド化されてるほどです。
【北海道産の特徴】
- 身がプリプリで食感が良い
- 甘みと旨味のバランスが抜群
- 鮮度管理が徹底されてる
- 価格は輸入品の1.5〜2倍程度
ただし、漁期は4月〜9月頃に限定されます。
冬場に北海道産を見かけたら、それは冷凍品か昨シーズンの在庫です。
新潟・富山・石川産【地元で消費される幻の甘エビ】
日本海側の北陸地方でも甘エビは獲れます。
が、ほとんどが地元で消費されて市場に出回りません。
特に新潟県佐渡沖で獲れる甘エビは絶品なんですが、地元の料亭や鮮魚店で売り切れちゃうんです。
【北陸産の特徴】
- サイズは小ぶりだが甘みが強い
- 鮮度が命。水揚げ当日が最高
- 地元以外ではほぼ入手困難
- 価格は北海道産よりさらに高め
北陸の甘エビを食べたいなら、現地に行くしかないと思ってください。
兵庫・鳥取産【西日本の隠れた産地】
実は兵庫県の香住や鳥取県でも甘エビは獲れます。
ただし漁獲量は少なく、ほぼ地産地消。
観光客向けの料理店で提供される程度です。
香住の「香住ガニ」が有名ですが、同じ漁場で甘エビも獲れるんですよ。
輸入甘エビの実態【カナダ・ロシア・グリーンランド】
さて、ここからが本題。
市場の8割を占める輸入甘エビについて、業界の裏側を暴露します。
【輸入甘エビ主要3カ国 徹底比較】
| 産地 | シェア | 価格帯 | 品質 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| カナダ | 約40% | 400〜600円/100g | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| ロシア | 約25% | 250〜400円/100g | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| グリーンランド | 約15% | 400〜550円/100g | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
カナダ産【流通量No.1の理由】
カナダ産が圧倒的シェアを持ってる理由は3つ。
- サイズが大きい:身が太くて食べ応えがある
- 品質が安定:漁獲から冷凍まで徹底管理
- 価格が手頃:大量漁獲でコストダウン
カナダの東海岸、特にニューファンドランド島沖で獲れる甘エビは、日本向け輸出の主力商品です。
漁獲後すぐに船上で急速冷凍するので、鮮度は悪くないんです。
ただし、輸送に時間がかかるため「獲れたて感」は期待できません。
【カナダ産を選ぶべき人】
- コスパ重視の人
- 大きめサイズが好きな人
- 年中安定して買いたい人
ロシア産【業務用の定番】
ロシア産はカナダ産より安いのが最大の特徴。
オホーツク海やベーリング海で獲れて、回転寿司チェーンや業務用で大量に使われてます。
正直に言うと、品質はカナダ産よりやや劣ります。
サイズも小ぶりで、身の甘みもカナダ産には負けます。
ただし、価格は圧倒的に安い。
業務用として考えれば十分なレベルです。
【ロシア産の現実】
- 価格重視なら悪くない選択
- 身は小さめで食感もやや劣る
- 鮮度管理に当たり外れあり
- 国際情勢で供給が不安定になることも
グリーンランド産【近年注目の産地】
グリーンランド産は、ここ10年で急速に存在感を増してます。
品質はカナダ産に近く、価格もほぼ同等。
カナダ産の代替品として業界では重宝されてます。
漁法も管理体制もカナダと似てるので、品質の安定性は高いです。
ただし、日本での認知度はまだ低い。
「グリーンランド産」と書いてあっても、消費者にはピンとこないのが現状です。
甘エビに養殖は存在しない理由
ここで重要な事実をひとつ。
甘エビに養殖は存在しません。
すべて天然の野生個体です。
なぜ養殖できないのか?
理由は甘エビの生態にあります。
甘エビの生態【養殖が不可能な理由】
甘エビは深海性のエビで、以下の環境が必要です。
【甘エビの生息条件】
- 水深200〜500m:浅い海では生きられない深海専用種
- 水温2〜6℃:常に冷たい水が必要。温度変化に弱い
- 高い水圧:深海特有の環境が不可欠。浅いと圧死
- 成長に3〜4年:商品サイズまで時間がかかりすぎる
この環境を人工的に再現するのは、コスト的に不可能なんです。
深海の水圧を維持する設備、常時2〜6℃を保つ冷却装置、そして3〜4年の飼育期間…。
どう考えても採算が合いません。
性転換する不思議な生態
さらに甘エビには面白い特徴があります。
すべてオスとして生まれ、成長するとメスに変わるんです。
これを「雌性先熟」ならぬ「雄性先熟」と言います。
【甘エビの一生】
生後0〜2年:すべてオスとして成長。体長8〜10cm程度。
生後3年目:性転換が始まる。体長12cm前後。
生後4年以降:完全にメスに。卵を持つようになる。体長14cm以上。
スーパーで売ってる甘エビのお腹に緑色の卵(外子)がついてることがありますよね?
あれはすべてメスに性転換した個体なんです。
この複雑な生態も、養殖を困難にしてる要因のひとつです。
国産vs輸入 徹底比較【価格・品質・鮮度】
ここまで読んで、こう思ったはずです。
「結局、国産と輸入どっちを選べばいいの?」
プロの視点で、徹底比較します。
【国産 vs 輸入 完全比較表】
| 比較項目 | 国産(北海道産) | 輸入(カナダ産) |
|---|---|---|
| 価格(100g) | 800〜1,500円 | 300〜600円 |
| 鮮度 | ★★★★★ 生食可。水揚げ当日なら最高 |
★★★☆☆ すべて冷凍。解凍後は早めに消費 |
| 甘み | ★★★★★ 上品な甘さで後味スッキリ |
★★★★☆ しっかりした甘みだがやや水っぽい |
| 食感 | ★★★★★ プリプリで弾力がある |
★★★☆☆ 大きいが解凍で若干水っぽく |
| サイズ | 中〜大(12〜15cm) | 大〜特大(14〜18cm) |
| 入手しやすさ | ★★☆☆☆ 漁期限定。都市部でも品薄 |
★★★★★ 年中安定供給 |
| おすすめ用途 | 刺身、特別な日、おもてなし | 日常使い、加熱調理、コスパ重視 |
国産を選ぶべき場面
国産甘エビを選ぶべきなのは、以下の場合です。
- 刺身で食べたい:鮮度が命なら国産一択
- 特別な日:おもてなしや贈答用
- 本物の味を知りたい:甘エビの真価を体験
- 旬の時期:4〜9月の漁期に北海道・北陸へ
ただし、価格は輸入品の2〜3倍覚悟してください。
でも、その価値は絶対にあります。
国産の甘エビを一度食べたら、輸入品には戻れないかもしれません。
輸入品で十分な場面
逆に、輸入品で十分なのはこんな場合。
- 日常使い:普段の食卓なら十分美味しい
- 加熱調理:天ぷらやエビチリなら差が出にくい
- コスパ重視:量を食べたいなら輸入品
- 年中食べたい:安定供給が魅力
特にカナダ産は品質が安定してるので、輸入品の中では一番おすすめです。
解凍方法さえ間違えなければ、十分に美味しく食べられます。
プロが教える甘エビの選び方
最後に、スーパーで甘エビを選ぶときのポイントを伝授します。
生の甘エビを選ぶコツ
国産の生甘エビを選ぶなら、以下をチェック。
【生甘エビ選びのチェックポイント】
- 透明感:殻が透き通ってピンク色が鮮やか
- ツヤ:殻にツヤがあり、乾燥してない
- 頭:頭が黒ずんでないか(鮮度が落ちると黒くなる)
- 匂い:生臭さがなく、磯の香りがする
- 産地表示:「北海道産」「新潟産」など明記されてるか
頭が黒いのはアウトです。
これは鮮度が落ちてる証拠。
絶対に買わないでください。
冷凍甘エビを選ぶコツ
輸入品の冷凍甘エビを選ぶなら、こちら。
【冷凍甘エビ選びのチェックポイント】
- 産地:カナダ産かグリーンランド産を優先
- パッケージ:霜がついてないか(冷凍焼けの可能性)
- サイズ表示:L、2Lなどサイズが明記されてるか
- 解凍済み表示:「解凍」の表記があるものは避ける
- 加工日:なるべく新しいもの
特に「解凍」表示がある商品は要注意。
これは一度解凍したものをパック詰めしてるってこと。
鮮度も味も確実に落ちてます。
必ず「冷凍」または「生食用」と書かれた商品を選んでください。
解凍方法で味が激変する
冷凍甘エビは解凍方法で味が決まります。
【正しい解凍方法ランキング】
🥇 第1位:塩水解凍(最強)
3%の塩水(水1Lに塩30g)に10〜15分浸ける。
旨味が流出せず、プリプリ食感を完璧に保てます。
🥈 第2位:流水解凍(時短)
ビニール袋に入れて流水で5〜10分。
塩水ほどじゃないですが、常温解凍よりマシ。
🥉 第3位:冷蔵庫解凍(安定)
前日から冷蔵庫に入れて8〜12時間。
時間はかかるが、一番ドリップが出にくい。
絶対NGなのは常温解凍と電子レンジ解凍!
これをやると、せっかくの甘エビが水っぽくなって台無しです。
まとめ
長くなりましたが、甘エビの産地と選び方について、業界の裏側を全部お伝えしました。
国産だから必ず美味しいわけでも、輸入品だから悪いわけでもありません。
大切なのは、用途と予算に合わせて賢く選ぶこと。
特別な日には国産の生甘エビで刺身を楽しむ。
普段の食卓にはカナダ産の冷凍品を正しく解凍して使う。
この使い分けができれば、あなたも甘エビマスターです。
年間数トンの海産物を扱うわいが断言します。
正しい知識があれば、スーパーの甘エビでも十分に美味しく食べられる。
この記事があなたの甘エビ選びの参考になれば嬉しいです。
ほな、また!







