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鰤(ぶり)

ブリの旬の時期はいつ?うまいブリの見分け方は?出世魚の名前も解説!

spring0809@gmail.com

ブリの旬の時期はいつ?うまいブリの見分け方は?出世魚の名前も解説!

まいど、食品バイヤーのしゅんです。

冬になると、スーパーや回転寿司で主役級の扱いを受ける「ブリ」。

脂がのってて最高に旨いですよね。

でも、仕事柄よくこんな質問をされます。

「ブリとハマチって何が違うん?」

「出世魚って言うけど、いつからブリになるん?」

「養殖と天然、正直どっちがいいの?」

これ、意外とちゃんと答えられる人は少ないんです。

実は、ブリほど「名前」と「時期」で味が変わる魚も珍しい。

ここを理解していないと、

「旬を外したパサパサのブリ」
を掴まされることになります。

今回は、業界の裏側を知るバイヤーとして、

ブリのややこしい呼び名のルールから、
スーパーで役立つ「最高に旨い一皿の選び方」まで、包み隠さずお話しします。

1. ブリの旬はズバリ「冬」!寒ブリの凄さ

結論から言います。

天然のブリが一番おいしい時期、いわゆる「旬」は、

12月〜2月の真冬

です。

この時期のブリは「寒ブリ(かんぶり)」と呼ばれ、別格の扱いを受けます。

なぜ冬のブリは別格なのか?

理由はシンプルで、「産卵前の爆食い」があるからです。

ブリは春になると産卵のために南下を始めます。

その長い旅に備えて、秋の終わりから冬にかけてエサをたっぷり食べ、体に栄養(脂)をパンパンに溜め込むんです。

特に日本海側で獲れる寒ブリは、

  • 皮下脂肪が分厚い
  • 身の締まりが良い
  • 口の中で溶けるような旨味

これらが揃った、まさに「海の宝石」です。

逆に夏場の天然ブリは、産卵後で痩せていることが多く、脂も少なめ。

あっさりはしていますが、「あの濃厚なブリ」を求めて食べるとガッカリするかもしれません。

2. 地域で違う?出世魚の呼び名まとめ

ブリは成長するにつれて名前が変わる「出世魚(しゅっせうお)」の代表格です。

昔の武士や学者が、元服(成人)や出世のタイミングで名前を変えていた風習になぞらえています。

縁起が良い魚として、お正月のおせち料理に使われるのもこのためですね。

ただ、この呼び名が関東と関西で全然違うのがややこしいポイント。

ざっくりと表にまとめました。

サイズ別・呼び名の違い

基本的には80cm以上になったものを「ブリ」と呼びます。

関東エリア(東京など)

  • ワカシ(35cm以下)
  • イナダ(35〜60cm)
  • ワラサ(60〜80cm)
  • ブリ(80cm以上)

関西エリア(大阪など)

  • ツバス(35cm以下)
  • ハマチ(35〜60cm)
  • メジロ(60〜80cm)
  • ブリ(80cm以上)

関西人の私からすると「イナダ?ワラサ?なんやそれ?」ってなるんですが、逆に関東の人から見たら「メジロって鳥か?」ってなりますよね。

スーパーで買い物をする際は、

80cmを超えた貫禄ある魚=ブリ

と覚えておけば間違いありません。

3. ハマチとブリの決定的な違い

ここで一つ、業界の「暗黙の了解」についてお話しします。

先ほどの表で、関西では中型サイズを「ハマチ」と呼ぶと書きました。

しかし現在、スーパーや回転寿司で見かける「ハマチ」の多くは、少し違う意味合いで使われています。

ハマチ=養殖という常識

実は市場や流通の現場では、

養殖のブリを総称して
「ハマチ」と呼ぶことが多い

という傾向があります。

サイズに関わらず、養殖モノは「ハマチ」、天然モノの大きいのを「ブリ」と区別して呼ぶケースがあるんです。

(※最近は養殖技術が上がり、立派なサイズの養殖モノを「養殖ブリ」として売ることも増えました)

「えっ、じゃあハマチ(養殖)より天然ブリの方がいいの?」

と思いますよね?

正直に言います。

今の養殖技術はめちゃくちゃ凄いです。

安定して脂がのっていますし、管理が行き届いているので寄生虫のリスクも低い。

「旬の時期(冬)」なら天然の寒ブリが香りと旨味で勝りますが、
時期を外した夏場などは、管理された養殖ハマチ(ブリ)の方が美味しかったりします。

4. 失敗しない!美味しいブリの選び方

最後に、スーパーで切り身を買う時の「目利きポイント」を伝授します。

パック詰めされた切り身でも、ここを見れば鮮度が分かります。

血合い(ちあい)の色を見る

身の端っこにある、赤黒い部分。

ここが「鮮やかな赤色」をしているものが新鮮です。

時間が経つと、ここが茶色っぽく、どす黒く変色していきます。

茶色くなった血合いは生臭さの原因になるので、お刺身で食べるなら絶対に避けてください。

脂のサシの入り方

美味しいブリ(特に腹身)は、ピンク色の身に白い脂肪の線がくっきりと入っています。

全体的にぼんやり白濁しているのではなく、

赤と白のコントラストが
はっきりしているもの

これを選んでください。間違いなく旨いです。

まとめ

・天然ブリの本当の旬は12月〜2月の真冬
・出世魚として名前が変わるが、80cm以上がブリ
・養殖モノもレベルが高いので、時期によっては賢い選択。
・切り身は「血合いの赤さ」で鮮度を見極める。

これだけ知っていれば、もうスーパーで迷うことはありません。
ぜひ、今夜は脂ののった美味しいブリを楽しんでください!

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