Home » 海産物 » 牡蠣 » 牡蠣を加熱したのになぜあたる?原因と理由や対策を徹底解説!料理中に意識することとは!
牡蠣

牡蠣を加熱したのになぜあたる?原因と理由や対策を徹底解説!料理中に意識することとは!

spring0809@gmail.com

まいど、食品バイヤーのしゅんです。

「ちゃんと鍋に入れて火を通したはずやのに…」

「フライで揚げたのに、なんで夜中にお腹が痛くなるんや!」

この経験、ホンマに辛いですよね。

大好きな牡蠣を食べて、あの地獄のような苦しみを味わうなんて、まさに天国から地獄や。

僕も仕事柄、毎年何トンもの牡蠣を扱いますが、

「加熱すれば絶対安全」

この思い込みこそが、一番危険なんやと痛感してます。

実は、プロから見ると「あたるべくしてあたっている」ケースがほとんどなんですよ。

今回は、業界の裏側を知る人間として、

なぜ加熱してもあたってしまうのか、その「意外な落とし穴」と「鉄壁の回避術」

を包み隠さずお話しします。

これを読めば、もうビクビクしながら牡蠣を食べる必要はありません。

美味しい牡蠣を、心の底から安心して楽しめるようになりますよ!

1. 最大の原因は「中心温度」の勘違い

まず結論から言います。

加熱したのにあたる人の9割は、

「火を通したつもり」になっているだけ

です。

ノロウイルスの生命力を見くびったらアカン

牡蠣であたる主な原因は「ノロウイルス」です。

こいつが厄介なのは、ちょっと熱いお風呂に入れたくらいじゃ死なないってことです。

厚生労働省が推奨している殺菌条件を見てください。

「中心温度85℃~90℃で
90秒以上の加熱」

これ、思った以上にハードル高いんです。

例えばカキフライ。

衣がきつね色に揚がっていても、中の牡蠣はまだ半生なんてことはザラにあります。

鍋に入れても、沸騰したスープにサッとくぐらせただけ(しゃぶしゃぶ感覚)では、ウイルスの息の根を止めることはできません。

牡蠣の身がキュッと縮んで、プリプリ感がなくなるくらいまでしっかり火を通さないと、ウイルスは生き残ってるんです。

大粒の牡蠣ほど要注意

特に最近人気の「大粒牡蠣」や「ブランド牡蠣」。

身が分厚い分、中心まで熱が伝わるのに時間がかかります。

表面はアツアツでも、中心部はまだぬるい…というのが一番危ないパターン。

「美味しい半レア状態で食べたい!」という気持ちは痛いほどわかりますが、体調を崩したくないなら、

「心を鬼にして、しっかり煮込む」

これがプロとしての鉄則です。

2. 意外な盲点!「二次汚染」という罠

「いやいや、俺はカチカチになるまで煮込んだで!」

それでもあたる人がいます。

その原因の多くが、調理中の「うっかりミス」による二次汚染です。

トングや箸の使い回し、してませんか?

これ、バーベキューや鍋パーティーでよくある光景です。

  • 生の牡蠣を掴んだトングで、焼けた牡蠣を皿に取る。
  • 生の牡蠣が入っていたパックの汁が、サラダや他の食材に飛び散る。
  • 生の牡蠣を触った手で、そのままスマホを触ったり、口元を拭ったりする。

これ全部、アウトです。

ノロウイルスは感染力がめちゃくちゃ強いので、ほんの数個のウイルスが口に入っただけで発症します。

加熱した牡蠣そのものは安全でも、

「その牡蠣を口に運ぶまでのルート」

が汚染されていたら、何の意味もないんです。

調理器具は「生用」と「加熱後用」で絶対に分ける。

これは面倒でも必ず守ってください。

3. 「生食用」と「加熱用」の決定的違い

最後に、スーパーでよく聞かれるこの質問。

「新鮮なのが生食用で、古くなったのが加熱用なんでしょ?」

これ、大きな間違いです。

鮮度ではなく「育った海」の違い

実は、生食用も加熱用も、水揚げされた鮮度は同じくらい良いんです。

違いは、育った海域の「水質」「処理」にあります。

  • 生食用:
    保健所が指定した「菌が少ないきれいな海域」で獲れたもの。または、滅菌海水で数日間絶食させ、体内の汚れを吐き出させたもの。
  • 加熱用:
    プランクトンが豊富な(=菌やウイルスもいる可能性がある)海域で育ったもの。栄養たっぷりで味が濃いが、ウイルスリスクがあるため必ず加熱が必要。

ここで重要なのは、

「加熱用の方が、栄養分が多くて味が濃厚なことが多い」

という事実です。

だからといって、「新鮮そうやから」といって加熱用の牡蠣を生で食べるのは、ロシアンルーレットをするようなもの。

絶対にやめてくださいね。

4. まとめ:これで安心!牡蠣を楽しむ鉄則

今回は「加熱したのになぜあたるのか」についてお話ししました。

牡蠣は本当に美味しい食材です。

正しく恐れて、正しく扱えば、最高の冬の味覚です。

最後に、要点をまとめておきます。

  • ✅ 中心温度85℃で90秒以上、縮むまでしっかり加熱する!
  • ✅ 生の牡蠣を触った箸やトングで、食べる料理を触らない!
  • ✅ 「加熱用」は絶対に生で食べない!(鮮度は関係ない)

もし、万が一あたってしまった場合は、下痢止めを飲まずに(毒を出し切るため)、スポーツドリンクなどで水分補給をして安静にしてくださいね。

(症状がひどい時は、迷わず病院へ!)

皆さんの食卓が、安全で美味しい牡蠣で彩られることを願っています。

ほな、また次の記事でお会いしましょう!

食品バイヤーのしゅんでした。

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
Facebookでのコメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!

よく読まれている記事TOP3

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


記事URLをコピーしました