【カニの種類】違いを徹底解説!ズワイ・タラバ・毛ガニ、あなたに合うのはどれ?
「カニを食べよう!」と盛り上がったものの、いざ注文しようとすると「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」など種類がたくさんあって困っていませんか?
「どれも美味しそうだけど、味にどんな違いがあるの?」「鍋にするならどれが正解?」
そんな疑問を持ったまま適当に選んでしまうと、「思っていたのと違う…」と後悔することになりかねません。
そこで今回は、代表的なカニの種類ごとの「味」や「特徴」の違いを分かりやすく解説します!
この記事を読めば、それぞれのカニの個性がハッキリ分かり、あなたの食べたい料理にベストなカニを選べるようになりますよ。
長年カニを見てきた私が、それぞれの「推しポイント」を正直にお伝えしますね!
目次
3大カニの特徴比較まとめ
まずは結論から!
日本で人気の「3大カニ」には、それぞれ得意分野があります。
ざっくり言うと、次のような選び方がおすすめです。
- ズワイガニ:
甘みと旨味を楽しみたい!カニ鍋やカニしゃぶをするならコレ。 - タラバガニ:
とにかくお腹いっぱい食べたい!ボリュームと食感重視ならコレ。 - 毛ガニ:
お酒のアテにしたい!濃厚なカニ味噌を愛する通な人はコレ。
「どれが一番」というよりは、「どうやって食べたいか」に合わせて選ぶのが失敗しないコツなんです。
それでは、それぞれのカニについてもう少し詳しく見ていきましょう。
甘みと旨味のバランスが最高「ズワイガニ」
「カニの女王」とも呼ばれるズワイガニ。
スーパーや通販で一番よく見かける、日本人にとって馴染み深いカニですね。
特徴:繊細な身と上品な甘み
ズワイガニの最大の特徴は、しっとりとしたキメの細かい身と、濃厚な甘みです。
足は細長いですが、その分、中には旨味がギュッと詰まっています。
良い出汁(だし)が出るので、野菜と一緒に煮込む料理には相性抜群なんです。
おすすめの食べ方
- カニ鍋・カニしゃぶ:出汁まで美味しくいただけます。
- お刺身:新鮮なものなら、とろけるような甘さを楽しめます。
「冬はやっぱり鍋!」というご家庭なら、迷わずズワイガニを選べば間違いありません。
ガッツリ食べたい派の王様「タラバガニ」
「カニの王様」と呼ばれるタラバガニ。
実は生物学的には「カニ」ではなく「ヤドカリ」の仲間だということをご存知でしたか?
だから、カニ特有の横歩きではなく、縦にも移動できるんですよ!びっくりですよね。
特徴:圧倒的な太さと弾力
タラバガニの魅力は、なんといってもその太い足と「ブリッ」とした弾力のある食感です。
味はズワイガニに比べると淡白であっさりしていますが、ひと口食べたときの満足感はタラバガニがダントツです。
ただし、ヤドカリの仲間なので「カニ味噌」はほとんど入っておらず、美味しくないので注意してくださいね。
おすすめの食べ方
- 焼きガニ:焼くと香ばしさが増し、身の甘みが引き立ちます。
- ボイル(そのまま):豪快にかぶりつくのが最高です。
バーベキューや、子供たちを「わーっ!」と喜ばせたい時にはタラバガニが主役になります。
濃厚な味噌がたまらない「毛ガニ」
その名の通り、殻に細かい毛が生えているのが毛ガニです。
体は小さめですが、カニ好き(通称:カニ通)の人たちから絶大な支持を得ています。
特徴:黄金色の極上カニ味噌
毛ガニを選ぶ理由はただ一つ、「世界一美味しい」とも言われるカニ味噌です。
クリーミーで濃厚、そしてコクのある味噌は、他では味わえない別格の美味しさです。
身自体も味が濃くて美味しいのですが、殻が硬くて剥くのがちょっと大変なのが難点かもしれません。
おすすめの食べ方
- 姿茹で(ボイル):味噌と身を絡めて食べるのが至高です。
- 甲羅酒:食べた後の甲羅に日本酒を入れて温めると…もう言葉になりません!
ゆっくりお酒を飲みながら、ちびちびと楽しみたい大人向けのカニですね。
まとめ
カニの種類による違い、イメージできましたか?
最後に、選び方のポイントをもう一度整理しておきますね。
- ズワイガニ:カニ鍋やすき焼きなど、料理にするならコレ!
- タラバガニ:お腹いっぱい身を食べたい!BBQならコレ!
- 毛ガニ:お酒と一緒に、濃厚な味噌を味わいたいならコレ!
どれが優れているということではなく、「誰と、どうやって食べるか」で選ぶカニは変わります。
ぜひ今回の内容を参考に、あなたのシチュエーションにぴったりのカニを選んで、最高の冬の味覚を楽しんでくださいね!

