カニ

ズワイガニとタラバガニどっちが美味しい?プロが教える決定的な違いと選び方

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ズワイガニとタラバガニどっちが美味しい?プロが教える決定的な違いと選び方

まいど、食品バイヤーのしゅんです。

 

「今年の冬はカニを食べよう!」

 

そう思った時、誰もが一度はぶち当たる壁があります。

 

「結局、ズワイとタラバ、どっちが美味しいん?」

 

これ、めちゃくちゃ聞かれます。

 

値段も高いし、失敗したくないですよね。
ネットの写真を見て「デカい!」と思って買ったら、スカスカだった…なんて経験、ありませんか?

 

正直に言います。

 

この2つ、「全く別の食べ物」だと思ってください。

 

今回は、年間数トンのカニを検品している私が、
業界の建前抜きで「味の違い」「シーン別の正解」を徹底解説します。

 

これを読めば、もうスーパーや通販サイトの前で迷うことはなくなりますよ。

 

プロだけが知る「満足度が爆上がりする選び方」、持って帰ってください。

1. 結論:どっちがウマいかは「食べ方」で決まる

いきなり結論から言いますね。

 

どっちが美味しいか、優劣はありません。
「どうやって食べるか」で選ぶべきカニが180度変わります。

 

バイヤーとしての私の答えはこれです。

 

【しゅん流の使い分け】

  • カニ鍋・カニしゃぶ・刺身なら・・・
    絶対「ズワイガニ」
  • 焼きガニ・BBQ・豪快にかぶりつくなら・・・
    迷わず「タラバガニ」

 

なぜこう言い切れるのか?
それぞれの特徴を深堀りしていきましょう。

 

ここを知らずに買うと、「高い金出したのに思ったのと違う…」という悲劇が起きます。

2. ズワイガニ:繊細な甘みと「出汁」の王者

まずはズワイガニ。
スーパーでよく見る、脚が細長くてシュッとしたやつですね。

 

こいつの最大の特徴は、「強烈な旨味と甘み」です。

出汁(ダシ)が出るのはズワイだけ

「カニ鍋」をするなら、私はズワイガニ以外認めません。

 

なぜなら、ズワイガニの身からは極上の出汁が出るからです。

野菜や豆腐と一緒に煮込むと、カニの旨味がスープ全体に広がり、
締めの雑炊まで完璧なコース料理になります。

 

身の質は、しっとりとしていて繊維が繊細。

 

口に入れると「ジュワッ」と甘みが広がるあの感覚は、ズワイガニの特権です。

松葉ガニや越前ガニも「ズワイ」

ちなみに、高級ブランドとして有名な「松葉ガニ」や「越前ガニ」も、
すべて標準和名は「ズワイガニ」です。

 

獲れる場所で名前が変わるだけなんですね。
日本人が昔から愛してきた「ザ・カニの味」といえば、やはりこちらでしょう。

3. タラバガニ:圧倒的なボリュームと「肉」の満足感

対してタラバガニ。

 

ゴツゴツしてて、トゲがあって、デカい。

 

こいつはカニというより、「肉」です。

実は「カニ」じゃない?

ご存知の方も多いかもしれませんが、
タラバガニは生物学的には「ヤドカリの仲間」です。

だから脚がズワイより少ない(8本)んです。

 

でも、そんな分類はどうでもいいんです。

 

大事なのは「ブリッブリの弾力」

 

口いっぱいに頬張った時の「俺はいまカニを食ってるぞー!」という征服感は、
ズワイガニでは絶対に味わえません。

鍋には不向きな理由

ただし、タラバガニは「出汁」があまり出ません。

 

味が淡白であっさりしているため、鍋に入れてもスープがあまり美味しくならないんです。
その代わり、焼いたり蒸したりすると、そのボリューム感が活きてきます。

 

バター焼きなんかしたら、もう最高ですよ。
子供が喜ぶのは、間違いなくタラバの方ですね。

4. 意外と知らない「カニ味噌」の残酷な真実

ここ、テストに出るくらい重要です。

 

「カニ味噌も楽しみたい!」

 

そう思っているなら、タラバガニは絶対に買ってはいけません。

 

なぜか?

 

  • ズワイガニ:濃厚なカニ味噌がたっぷり。身に絡めて食べると天国。
  • タラバガニ:味噌はあるけど、茹でる時に流れ出ちゃう。そもそも味がイマイチ。

 

実はタラバガニの味噌は、茹でても固まりにくく、ドロドロに溶け出してしまうんです。
しかも味が生臭いことも多い。

 

だから、市販されているタラバガニのボイル姿(丸ごとのやつ)は、
あらかじめ味噌が抜かれていることがほとんどです。

 

「カニ味噌で日本酒をキュッとやりたい」

 

そんな大人の楽しみを求めるなら、迷わずズワイガニを選んでください。

5. プロが教える「失敗しない選び方」

最後に、現場のバイヤーとして「これを買えば間違いない」という基準をお伝えします。

ズワイガニを買うなら「ポーション」

殻を剥くのが面倒くさい…という声、痛いほどわかります。

鍋やしゃぶしゃぶ用なら、殻が半分むいてある「ハーフポーション」か、
持ち手以外むいてある「フルポーション」の生冷凍を選びましょう。

 

解凍して鍋に入れるだけ。
ゴミも少ないし、食べた後の片付けが劇的に楽です。

タラバガニは「肩脚」のボイル

タラバは姿(丸ごと)で買うと、甲羅の部分が重くて食べる場所がないのでコスパが悪いです。

 

狙い目は「ボイル済みの肩脚(かたあし)」


脚だけのセットですね。
しかも「ボイル済み」なら、自然解凍してそのままガブリといけます。
調理の失敗がないので、初心者さんには特におすすめです。

 


まとめ:あなたの正解はどっち?

長くなりましたが、最後にまとめます。

 

  • 繊細な甘み、カニ鍋、カニ味噌が好き
    ズワイガニを選んでください。
  • ガッツリ肉厚、焼きガニ、ボリューム重視
    タラバガニを選んでください。

 

用途に合わせて選べば、カニ通販で失敗することはなくなります。

 

年末年始や特別な日、最高のカニで食卓を囲んでくださいね。
食品バイヤーのしゅんでした!

自己紹介
しゅん(管理人)
しゅん(管理人)
ボイルのカニが好き!

名前:しゅん
現役食品バイヤー / 40代会社員

関西の食品通販会社に勤務する40代の現役バイヤー。
仕事で年間数トンのカニや海産物を見ていますが、ネット上の「写真詐欺」や「素人レビュー」の多さに絶望し、このブログを開設しました。

会社の看板(建前)は一切抜き。業界の裏事情を知るプロとして、本当にコスパが良い商品の「選び方」と「本音」を暴露します。
趣味は競合他社の商品の自腹チェック。

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